IH卓上コンロの電気代はいくら?消費電力から計算してみよう
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寒い冬にはアツアツの鍋が食べたくなりますよね。鍋は美味しいし、身体ももぽかぽかになって幸せな気分になります。ところでみなさんは、お鍋をするとき、カセットコンロを使いますか?それとも、IH卓上コンロですか?
小さなお子さんがいる家庭にとって、火を使わないIH卓上コンロは、カセットコンロに比べて安心です。ガスボンベを買い足す必要がないのも、嬉しいですよね。ただ、気になるのはIH卓上コンロの電気代。実際、どのくらいの電気代がかかるのでしょうか?
IH卓上コンロの電気代とカセットコンロの費用を比較!
IH卓上コンロを使って鍋を作ったら、どのくらいの電気代がかかるのでしょうか?卓上ガスコンロと比較をしてみましょう!
IH卓上コンロの電気代
IH卓上コンロも機種によって消費電力はことなりますが、中火程度で700W、弱火で500〜200Wが多いです。最初中火(700W)で30分程度調理し、その後は200Wや500Wで鍋の加減をみながら調整したとすると、平均して500Wで1時間使用したのと同じになります。
一般的な電気代は31円/1kWhなので、500Wで1時間使ったら……
- 500W÷1000×1(時間)×31円=15.50円
IH卓上コンロの電気代は鍋1回で15.50円。毎日使うわけではないので、そこまで高くは感じない値段ですね。
電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。
カセットコンロの費用
カセットコンロのガスボンベは3本セットで1,050円、安くても500円はします。使い切れるかわからない、消費期限が切れてしまったらといった心配もありますよね?
メーカーサイトによれば1本のガスボンベは強火で1時間もつとありますので、1回の鍋で使いきるとは思えません。ただ、1本160円程度することを考えると、IH卓上コンロの電気代のほうがオトクかも!?
IH卓上コンロのメリットデメリット
電気代のほかに知っておきたいのはメリットとデメリットですよね。両面を理解することで、使う時のことがイメージできます。
IH卓上コンロの嬉しいメリット
火を使わないから安全というイメージがあるIH卓上コンロ。他にはどんなメリットがあるのでしょうか?
- カセットコンロのようにガスボンベが切れて慌てることがなく、ストックにスペースを占領されることもない
- 必要経費は電気代だけ
- 表面が平らなので、使い終わったらその都度ふき取ってあげるだけで、汚れがこびりつくことがなく掃除が楽
- 火を使わないから、高温の表面を触らないように注意さえすれば、子供がいる家庭にとっては安心
片付けの手間や安全性というところが魅力的ですね。
知っておきたいデメリット
IH卓上コンロにも、注意したいポイントはあります。購入を考えている人は、デメリットもしっかりとおさえましょう。
- 電子レンジや炊飯、洗濯機など、他の電化製品と同時に使うと、ブレーカーが落ちる可能性あり
- IH専用の調理器具を使用する必要があるため、今まで愛用していた鍋やフライパンが使えなくなる
- 火加減で温度調節してきた人は、温度を数字で調節する方法がピンと来なくてやりにくい
ブレーカーについては、気をつけたいですね。鍋の途中で真っ暗になってしまったら、それこそ大変です。長く使うことを考えれば、調理器具は初期投資としてとらえればよいですが、使う頻度が低いとなると、じっくり検討をしたほうがよさそう……。
長く使うなら、IH卓上コンロはあり
ランニングコストや安全性そして収納スペースなどを考えると、家族向きなのはIH卓上コンロかなという印象です。ただ、専用の鍋は必ず使うようにしてください。面倒だからと通常の調理器具をIHで熱すると、爆発などの恐れもあるんですよ。
冬の時期の家族団らんにはかかせない鍋料理。鍋一回であれば、電気代は15.50円程度。あとは片付けの手間などを考えるか、調理器具などを揃えるコストを考えるかです。あなたのライフスタイルにあわせて、IH卓上コンロにするか、カセットコンロにするかを選んでみてください。