室外機の掃除も忘れずに!エアコンの効きをよくするためのポイントを紹介
この記事の目次
エアコン室外機も掃除が必要だって知っていましたか?エアコン室外機の掃除の必要性と、お掃除のポイントについて紹介します。
不要?必要?エアコン室外機の掃除の重要性
エアコンの室外機の役割は?
エアコンの室外機はその名の通り庭やベランダに設置するエアコン機器で、室内機とセットになって排熱を受け持つ重要な機器です。
室外機は屋外に設置することが前提なので雨風や汚れに強い設計になっていますが、土埃や枯葉などのゴミが室外機に詰まってしまうとエアコンの作動に大きな悪影響を与えます。
室外機の掃除は節電・節約のためにこそ必要です!
室内機と同様に、室外機が汚れているとエアコン臭やカビがお部屋に広がらないかと心配する人もいますが、室外機の汚れは室内には全く影響を及ぼしません。室外機と室内機は熱のやり取りをしているだけで、空気のやり取りはしていないのです。
室外機の汚れが影響を与えるのは経済的な面で、土埃などの汚れで室外機の動作が悪くなっていると、
- 排熱がスムーズにいかずに、無駄な電気を消費してしまう
- 過負荷がかかり、突然故障してしまう
可能性が高いです。室外機の掃除は、エアコンを長く経済的に使うためにとても大切なことなのです。
室外機の掃除をする頻度はどれぐらい?
基本的に室外機は汚れに強いので、室内機のようにこまめな掃除は必要ありません。エアコンがベストな状態で作動できるように、年に1~2回室外機を掃除しましょう。
おススメは冷房を使い始める5~6月と、暖房を使い始める10~11月です。
掃除とともに、5~6月の掃除で冷房仕様に、10~11月は暖房仕様に室外機周りを整えて冷暖房の効率アップを図りましょう。
- 5~6月の冷房仕様
- 室外機周りは涼しい方が冷房効率がアップします。
直射日光が室外機にあたらないように、上からつりさげるすだれなどで日よけをしましょう。打ち水も効果的です。 - 10~11月の暖房仕様
- 室外機周りは暖かい方が暖房効率がアップします。
日よけなどは取り除いて、日当たりをよくしましょう。
雪が室外機に目詰まりすると空気が遮断されてしまいますから、防雪フードや防雪ネットを活用しましょう。
室外機掃除のポイント
室外機は多少の汚れに神経質になる必要はありませんので、エアコンの動きを妨げる汚れをピンポイントで取り除いていくことが大切です。
ポイント1 室外機が置かれている場所はスッキリと!
室外機の周囲20㎝以内には物を置かないように、スッキリと片付けましょう。室外機のまわりの枯葉や砂などのゴミも、忘れずに取り除いてくださいね。外側の汚れは上から水をかけて汚れを落とすか、濡れ雑巾で拭いておきましょう。
ポイント2 内部のゴミを取り除きましょう!
奥のゴミを棒などを使って無理に取ろうとすると、内部の機械を傷める可能性があるので無理は禁物です。室外機を分解しなくてはいけない場合は、専門業者に掃除をお願いしましょう。
ポイント3 裏側もキレイにしましょう!
金属板の隙間に詰まった砂埃も取り除いた方が作動効率はよくなりますが、指で曲げることができる程繊細な部分なので、吸い取り口を当てないように掃除機のブラシを使って優しくゴミを取り除きましょう。
ポイント4 水抜き穴の詰まりをチェック!
エアコンの室外機の下部には、暖房によって箱の中に発生する水を外へ排出するための水抜き穴がついています。水抜き穴がゴミなどで詰まってしまうと内部に水がたまり、電子部品がショートして故障の原因となる可能性がありますから、暖房を使い始める前の10~11月にしっかり掃除をしておきましょう。
水抜き穴は室外機本体の下にあるので掃除がしにくい部分ですが、割りばしなどを使ってゴミを取り除くといいですよ。
ポイント5 ドレンホースの詰まりの除去も忘れずに!
室外機とはつながっていないのですが、室外機の脇にあるホースは室内機の熱交換器に溜まった結露水を排出するためのドレンホースです。
このホースは細く、砂埃や虫の巣で詰まりやすいので、忘れずに掃除をしておきましょう。詰まったゴミは割りばしなどでかき出して取り除きましょう。
室外機掃除の注意点
エアコン室外機の内部にはデリケートで精密な機械が入っていることを理解して、事故と故障のないように定期的な掃除を心掛けましょう。
室外機をお掃除するときのポイントはこちら!
- 取扱説明書に従って掃除を!
- 掃除前には事故防止のために必ず本体の電源プラグをコンセントから抜き、怪我防止のために軍手を使う。
- 室外機の内部に水をかけないように注意。(上から水をかけるのは問題ない)
- 室外機奥の汚れやゴミがある場合には無理をせず、専門業者の力もかりる。
また、お掃除だけでなく、室外機に関する豆知識として覚えておきたいことはこちら!
- 室外機の裏側・横側は5~7㎝程壁などから離しておくと掃除もしやすく、排熱がよくなり電気代も節約できる!
- 室外機を移動したいときは販売店に相談する。(素人がやると微妙な水平調整が狂って誤作動・故障の原因となることも)
- 客間などの普段使わないエアコンの室外機は、汚れや虫の巣防止に室外機カバーをかけておく。
エアコンのお掃除をするときは、室外機もお忘れなく!
エアコンの室外機の汚れは普段目につきにくく、衛生的な面で害はないのですが、放置しておくと冷房・暖房の効率が悪くなるだけでなく、エアコンの寿命を縮めてしまいます。
大事なエアコンを長く、経済的に使うためにも、ぜひ室外機周りの掃除も心がけて下さいね。