テレビはどうやってリサイクルされているの？

不要になったテレビは運搬業者もしくは自身で指定取引場所に運ばれ、集められます。そこから家電リサイクルプラントという、家電のリサイクルを行う施設に運ばれて解体され、リサイクルされます。
テレビの場合は、まずは手作業により解体・分別（基盤・キャビネット・ブラウン管・パネル）が行われます。その後機械による破砕・選別（プラスチック類・ガラス類）を行い、リサイクルできる資源が回収されます。

家電ごとの詳しいリサイクル処理の方法は、一般財団法人家電製品協会 家電リサイクプラントの処理工程のページで確認することができます。

不要になったテレビはどう手続きをしてリサイクルすればいいの？

不要となったテレビをリサイクルするには、以下の4つの方法があります。

• 1）新しいテレビを購入する電器店に引き取ってもらう

• 2）処分するテレビを購入した電器店に引き取ってもらう
• 3）市町村に問い合わせる
• 4）指定取引場所へ持ち込む（運搬料金がかからない）

上記1）～3）の方法でリサイクルする場合は、リサイクル料金+運搬料金がかかります。4）の方法は自分で指定取引場所まで持ち込むため運搬料金はかからないので、リサイクル料金のみとなります。

テレビのリサイクル料金はメーカー毎に異なり、収集・運搬料金は小売業者毎に異なります。リサイクル料金の詳細は、家電製品協会のHPで確認することができます。（テレビのリサイクル料金の平均額はおおよそ3,000円台です。）

なぜリサイクル料金を払わなければならないの？

家電リサイクル法では、排出者（消費者及び事業者）がリサイクル料金+運搬料金を支払うことが定められています。

運搬料金

小売業者が排出者から不要となったテレビをを引き取る際に請求する、テレビの収集及び運搬に必要な料金

リサイクル料金

製造業者等が不要となったテレビを引き取りリサイクルするために請求する、テレビの引き取り及びリサイクルのために必要な料金

テレビなどの耐久消費財は、製品購入時には廃棄時点での実際にかかる費用を予測することが困難である等の理由で、購入時の価格にリサイクル料金は上乗せされていません。そのため、私たち消費者は不要となったテレビを処分する際に、リサイクルで使える資源を有効活用するためにリサイクル料金を支払わなければなりません。