引越れんらく帳とは? 口コミ・評判やデメリットまとめ

「引越しの時に何度も住所変更するのが面倒」
「引越しの連絡で抜け漏れがありそう」
引越れんらく帳は、このような悩みを解決してくれる便利なサービスです。
本記事では、引越れんらく帳について、サービス内容や使い方、評判などを解説します。
- 更新日
- 2025年5月20日
引越れんらく帳とは?

運営会社は、東京電力のグループ会社であるTEPCO i-フロンティアズ株式会社。東京電力エナジーパートナー(以下、東京電力EP)と、経営コンサルティング会社である株式会社ICMGによる合弁会社です。内閣官房の推進する、検討/実証実験にも参画。そのほか、住宅設備のメーカー保証(通常1年間)が終了した後も、メーカー保証と同等の無料修理を保証するサービス「TEPCO i-フロンティアズ 住宅設備機器保証」を提供しています。
引越れんらく帳のメリット
引越れんらく帳には、次のようなメリットがあります。
- 複数の事業者への連絡が一括でできる
- リストやアラートで連絡漏れをなくせる
- 24時間いつでも手続きできる
メリット1)複数の事業者への連絡が一括でできる
引越れんらく帳を使えば、電力会社やガス会社、水道局など、複数の事業者へまとめて住所変更手続きなどができます。
また、電気・ガス・水道などのライフライン以外に、インターネットやクレジットカード、NHK、新聞の住所変更手続きも可能です。さらに、全国の自治体で転居届・転出・転入予定の手続きもできるようになっています。
そのため、引越しに関する手続きで、何度も同じことを入力する手間を省けるのがメリットです。以下に、手続きできる業種と参画している企業をまとめたので、参考にしてみてください。
電気とガスどちらも手続きできる事業者 | 東京電力エナジーパートナー |
auでんき・Pontaでんき | |
東京ガス | |
武陽ガス | |
日本瓦斯 | |
京葉ガス | |
京和ガス | |
大多喜ガス | |
武州ガス | |
大東ガス | |
東邦ガス | |
大阪ガス | |
都市ガス for au | |
北海道電力 | |
北海道ガス | |
東急でんき&ガス | |
電気事業者 | 中部電力ミライズ |
おうちでんき(ソフトバンク) | |
ガス事業者 | 京葉ガス |
京和ガス | |
水道事業者 | 東京都水道局 |
昭島市水道部 | |
羽村市上下水道部 | |
武蔵野市水道部 | |
神奈川県営水道 | |
千葉県営水道 | |
柏市上下水道局 | |
流山市上下水道局 | |
長生郡市広域市町村圏組合水道部 | |
さいたま市水道局 | |
川口市上下水道局 | |
久喜市上下水道部 | |
つくば市水道事業 | |
宇都宮市上下水道局 | |
小山市上下水道 | |
甲府市上下水道局 | |
春日井市水道事業 | |
半田市水道事業 | |
豊中市上下水道局 | |
札幌市水道局 | |
川崎市上下水道局 | |
インターネット事業者 | ソフトバンク光/Air |
ドコモ光 | |
auひかり/ビッグローブ光 | |
TEPCOひかり | |
@T COM | |
さすガねっと | |
フレッツ光(NTT東日本) | |
東北電力フロンティア光 | |
キャット・ヴィ光(仙台CATV) | |
放送事業者 | NHK |
ピカラ光てれび(ケーブルメディア四国) | |
新聞事業者 | 朝日新聞 |
毎日新聞 | |
固定電話事業者 | NTT東日本 |
携帯電話事業者 | 楽天モバイル |
クレジットカード事業者 | DCカード |
NICOS | |
不用品回収事業者 | リネットジャパン |
エネルギー灯油事業者 | 北海道エネルギー |
火災保険の事業者 | ヤマップネイチャランス損害保険 |
メリット2)リストやアラートで連絡漏れをなくせる
引越れんらく帳には、引越し予定日から逆算した手続き期限を教えてくれるアラート機能が備わっています。登録したメールアドレス宛に、各手続き期限2日前にアラートメッセージが送信されるため、連絡漏れを防ぐのに役立ちます。
管理画面には、入力した情報を保存する機能があります。手続きの途中でいったん止める場合でも、一時保存機能があるため、次回入力する際の手間を減らせます。
メリット3)24時間いつでも手続きできる
引越れんらく帳は、サイトから24時間いつでも手続きをすることができます。営業時間を気にする必要がないので、引越し前の忙しい時でも夜や隙間時間を活用して手続きできるのもメリットです。
引越れんらく帳のデメリット
引越れんらく帳には、次のようなデメリットがあります。
- 申し込める事業者が限られている
- 手続きできないものもある
- 引越しと同時に家計の見直しができない
デメリット1)申し込める事業者が限られている
引越れんらく帳は、参画している事業者が限られている点がデメリットになります。参画していない電力会社・ガス会社を利用していた場合や、参画していない事業者に新たに切り替えたい場合、別途手続きしなければいけません。
また、電気や水道は10以上の事業者から選べるのに対し、スマホは楽天モバイルのみ。このように、サービスのカテゴリごとに、事業者のラインナップ数に偏りがある点にも注意が必要です。
デメリット2)手続きできないものもある
引越れんらく帳は、引越しに関するすべての手続きができるわけではありません。例えば、以下の手続きには対応していません。
- 引越し業社の手配
- 国民健康保険の住所変更
- 児童手当の住所変更
- 国民年金の住所変更
- マイナンバーの住所変更
- 運転免許証の住所変更
- 国民年金の住所変更
- ペットの登録事項変更
- パスポートの住所変更
- 転校・転園の手続き
- 印鑑登録・廃止
- 車庫証明の取得申請
- 郵便局の転送手続き
- 各種ネットショップの住所変更など
デメリット3)引越しと同時に家計の見直しができない
例えば電力会社なら、引越れんらく帳で手続きできるのは東京電力EPやソフトバンク、東京ガスなどの一部事業者のみ。これらの事業者が自分にとって最適なサービスとは限らないため、「引越しと同時にサービスの見直しをして、節約に繋げたい」と考えている人にとっては、この点はデメリットになります。
エネチェンジでは、郵便番号などの情報を入力するだけで、節約につながる電力会社を見つけられます。引越し日に間に合う電力会社を探すのも簡単なので、ぜひ利用してみてください。
引越れんらく帳の口コミ・評判
ここでは、引越れんらく帳に関する口コミや評判をご紹介します。
引越れんらく帳に関するよい口コミ・評判
引越しに伴うインフラの解約契約がダルいと思ったけど、マイナンバーと引越れんらく帳であっという間に終わったわ
便利な時代ですねー— Fukkulu (@Fukkulu_SAM) February 21, 2025
引越れんらく帳なるもの使ってみたんだけど各種ライフラインの解約から手続きまでこんな簡単で良いの…?って顔になった😧
— IG🔜関けもA-03 (@IG1119) May 8, 2024
あ、あぶねえ 水道休止届を出してなかった 引越れんらく帳登録しててよかった
— 小舟:奏Ⅲ&Ⅳおわんない (@fune_kobune) March 13, 2023
引越れんらく帳に関するよい口コミには、アラート機能の便利さや、引越し時の各種手続きが簡単になったという声がありました。
引越れんらく帳に関する悪い口コミ・評判
引越れんらく帳使いにくい
— かわや なぎ (@r_kawayanagi) October 23, 2024
引越れんらく帳、東京電力しか出てこないの草、こちとら田舎ですよ pic.twitter.com/mN12IkB6fD
— シュルシャガナ村上 (@makudo_zero) February 18, 2025
引越れんらく帳でインフラの手続きしてみたけど、手続きした感がないな。ちゃんと出来ているんだろうけど、なんだか不安。https://t.co/yggNlqTM3s
— サイス (@scithe0113AX) March 6, 2025
引越れんらく帳に関する悪い口コミには、操作のしにくさや、対応事業者の少なさを指摘する意見がありました。
引越しは電気の見直しのタイミング
引越しは電力会社を見直す良いタイミングでもあります。電力会社を見直すことで電気代を節約できるかもしれません。
エネチェンジでは、電気料金プランの比較検討が簡単にできます。引越し日に間に合う電力会社を探すのも簡単なのでぜひ利用してみてください。
引越れんらく帳の使い方

STEP1)新規登録する
まずは「引越れんらく帳」のトップページから会員登録を行います。
会員登録のためには、メールアドレスとパスワードの入力が必要です。また、普段利用しているGoogleID、YahooIDでも登録ができます。
STEP2)利用者情報を入力する
次に利用者情報の登録を行います。手順に沿って必要情報を入力していきましょう。
- 今回行う手続き(引越し先・引越し元)を選択
- 氏名や生年月日など基本情報の入力
- 引越し元の住所入力
- 引越し先の住所入力
- 引越し予定日の入力
STEP3)引越れんらく帳でする手続きをするサービスを選ぶ
引越れんらく帳で手続きを行う業種を選びます。
業種を選んだら、引越れんらく帳で手続きを済ませたい事業者の選択をします。引越し元で利用している事業者と、引越し先で利用する事業者をそれぞれ選んでください。
STEP4)引越しの手続きに必要な情報を入力する
引越れんらく帳を実際に利用する際は、手続きする事業者ごとに、引越し手続きに必要な情報を入力します。
事業者への申請フォームには、名前や住所など、あらかじめ新規登録時に入力した情報は、すでに反映されています。事業者ごとの手続き画面で追加で入力する情報は、「利用停止場所の情報(※停止手続きを選択している場合)」、「利用開始場所の情報(※開始手続きを選択している場合)」などです。
一覧画面から、手続きを進める手続き先の「残りの情報を入力する」をクリックし、手続きする事業者を選択します。
選択した事業者への申請ページで必要な情報を入力して、設定完了です。専用ページでの申し込みが必要な手続先もあるので、注意してください。
ユーザー画面から手続きの変更や進捗管理ができる
ユーザー画面からは、登録した利用者情報や手続き先の変更、また手続き先の追加ができます。現在のステータスの確認もできるので、手続きの進捗をチェックしたい場合はユーザー画面を見ましょう。
引越れんらく帳に関するQ&A
ここでは、引越れんらく帳に関する疑問について、Q&A方式でお答えします。
Q1)引越れんらく帳で何日前から引越し手続きができる?
引越れんらく帳では、引越し予定日の30日前から引越し手続きが可能です。
Q2)日本から海外への引越し手続きは対応している?
日本から海外への引越しの場合、旧居の電気やガスなどの停止手続きのみ申し込みが可能です。
なお、引越し先の海外の住所や連絡先については、入力フォームの構成上、登録ができません。実家の住所など、連絡が可能な情報を登録しておきましょう。
Q3)引越れんらく帳のスマホ用アプリはある?
引越れんらく帳のスマホ用アプリはありません。
引越れんらく帳で引越し手続きを便利に
引越れんらく帳は、電気・ガス・水道やインターネット、クレジットカードまで、住所更新などの、手間がかかり忘れがちな手続きを一括で行なえます。
一度登録すると、次の引越しの時にも重宝するので、ぜひ引越しを見据えている方は利用してみてください。
また。引越しは電力会社を切り替える良いタイミングでもあります。電力会社を見直すことで電気代を安くできるかもしれません。電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」なら郵便番号などを入力するだけで、あなたに合う電力会社を探せます。電力会社の見直しをしてみてはいかがでしょうか。