アイロンの電気代は高い?消費電力から計算してみよう
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「アイロンの電気代っていくら?」「ドライアイロンとスチームアイロンだとどちらのほうが電気代が高いの?」など、日ごろの家事に関する電気代って気になりますよね。この記事ではアイロンの電気代について知りたい方へ、実際の電気代を計算して紹介します。
さらに、ちょっとの工夫ですぐに実践できる電気代の節約方法もまとめているので、ぜひ試してみてくださいね!
電気代は1kWhあたり27円として計算しています。
- 更新日
- 2021年8月20日
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アイロンの消費電力は種類によって違う?
アイロンは、熱・圧力・水分などで衣類のシワを伸ばす家電製品で、熱・圧力を使うものがドライアイロン、熱・水分を使うものがスチームアイロンに分類されます。また、スチームアイロンと同じく水分を使うタイプに衣類スチーマーがあり、ハンガーに掛けたままシワを伸ばせるのが特徴です。
- ドライアイロン
- 高熱と圧力でシワを伸ばします。霧吹きやアイロン用のり剤などを使うと細かいシワもきれいに伸ばせるので、綿や絹などにおすすめです。
- スチームアイロン
- 本体のタンク内の水を加熱して高温の蒸気をつくり、シワを伸ばします。消臭や除菌機能のついた製品もあります。仕上がりがふんわりとするのが特長で、高熱に弱いウールなどの生地におすすめです。
また、1台でドライ機能とスチーム機能が兼用できるタイプのアイロンもあります。
それではドライアイロンとスチームアイロン、それぞれの消費電力の違いを見てみましょう。
ドライアイロンの消費電力
DBKはドイツの電熱製品専門メーカーです。
「J78D」は比較的軽量で操作がシンプルな点が特長で、デザイン性が高いのも人気の理由のひとつです。
- 800W
スチームアイロンの消費電力
日立の「CSI-301」はコードレスで使えて、使用中も負担になりにくいタンクの大きさに設計されています。
また給電台が360度回転するので、使いやすい向きにアイロンが置けます。
- 1,100W
アイロンの電気代はいくら?
では紹介した商品の消費電力から、実際の電気代を計算してみましょう。今回は1回30分、毎日使用する場合で電気代を計算しています。
ドライアイロンの電気代は?
ドライアイロンの電気代は以下の通りです。
- 30分あたりの電気代
- 約10.8円
- 1カ月あたりの電気代
- 約324円
- 1年間の電気代
- 約3,942円
スチームアイロンの電気代は?
スチームアイロンの電気代は以下の通りです。
- 30分あたりの電気代
- 約14.85円
- 1カ月あたりの電気代
- 約445.5円
- 1年間の電気代
- 約5,420.25円
アイロンの電気代は節約できる?
アイロンは消費電力が高いため電気代も高くなります。
電気代が高いといわれているドライヤーを約10分間使用したときの電気代は約5.4円、30分に換算すると約16.2円になります。ドライヤーと比較してみると、アイロンも電気代が高い家電製品のひとつだとわかりますね。
ドライヤーの電気代について、さらに詳しくは以下の記事で紹介しています。ドライヤーの電気代は安い?消費電力や待機電力の目安とは
アイロンの電気代を節約するためには、使用時間を短くすることがポイントです。どのような工夫をすれば使用時間を短くできるのでしょうか?
低温のものから順番にアイロンをかける
はじめにアイロンを高温に設定すると温まるまでに時間がかかって消費電力が高くなってしまいます。低温のものから高温のものという順番で効率よくアイロンをかければ、省エネにもなり電気代の節約につながります。
- 低温
- アクリル・アクリル系・ポリウレタン・ポリプロピレンなど
- 中温
- 絹・ウール・ナイロン・ビニロン・レーヨン(長繊維)・キュプラ・アセテート・ポリエステルなど
- 高温
- 綿・麻・レーヨン(短繊維)・ポリノジックなど
参照:【アイロン】コードレスアイロンとコード付アイロンの温度と絵表示|よくあるご質問|パナソニック洗濯表示(平成28年12月1日以降)|製品別品質表示の手引き|家庭用品品質表示法|消費者庁
ドライアイロンとスチームアイロンを使い分ける
生地に合わせてドライアイロンとスチームアイロンを使い分ければ、短時間で効率よくシワが伸ばせるので電気代が節約できます。
シワにならないように洗濯時に工夫をする
洗濯方法を工夫して衣類がシワにならないようにすれば、アイロンをかける手間が省けます。
- 毎日こまめに洗濯をして、一度の洗濯量を減らす。
- 頑固なシワや型崩れ防止のために、脱水時間を短くする。
- 洗濯が終ったら、乾燥が始まる前に早めに干す。
- 干すときにしっかりシワを伸ばして干す。
- 折れシワができないように大き目のハンガーを使う。
衣類にシワを作らない洗濯のポイントについて、さらに詳しくは以下の記事で紹介しています。
夏はNOアイロン!節電にもなるシワを作らない洗濯物の干し方
アイロンの電気代が気になる方は電力会社を見直しましょう
アイロンの電気代と節約方法を紹介しました。
今回の例では、1回30分使うとドライアイロンは約10.8円、スチームアイロンは約14.85円となります。
またアイロンの電気代を節約するためには、アイロンをかけるときに低温のものからかける、ドライアイロンとスチームアイロンを使い分ける、洗濯をするときにシワになりにくいよう工夫するなど、アイロンを使う時間を短縮することがポイントです。
さらに効率よく電気代を節約したいなら、電気料金プランの見直しをしてみてはいかがでしょうか?例えば、夜間や土日の電気料金が安くなるプランを選んで、電気料金が安い時間帯にアイロンを使うことで今よりも電気をお得に使えます。
最適な電気料金プランはエネチェンジ電力比較で簡単に比較・検討できます。お住まいの郵便番号や毎月の電気代など簡単な項目を入力するだけで、ぜひ活用してみてくださいね。