一人暮らしの家計簿公開!生活費の節約につながる
この記事の目次
「貯金がぜんぜん増えない!」と悩みを抱えている一人暮らしの方は、自分が次の項目に当てはまるかチェックしてみてください。
- 生活費を1週間でいくら使っているか即答できない
- 銀行の通帳記入を最後にいつしたか覚えていない
- 毎月給料日前はお金がなくて困っている
1つでも当てはまるなら「お金の管理」が一因のため、すぐに家計簿をつけるようにしましょう!
この記事では、一人暮らしでも実践しやすく、3日坊主になりにくい家計簿のつけ方を、実例もまじえてご紹介していきます。貯金を少しでも増やしたい方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。
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実例!一人暮らしをしている方の家計簿公開
具体的な方法をレクチャーする前に、実際に一人暮らしの方がつけている家計簿を事例として公開。家計簿をつける時の参考にしてくださいね。
一人暮らしFさん(女性)の家計簿公開
一人暮らしFさんの月の手取り収入は220,000円。支出合計は貯金を除いて177,200円。
費目 | 金額 |
---|---|
家賃 | 90000円 |
水道光熱費 | 12000円 |
通信費 | 5500円 |
食費 | 11000円 |
外食費 | 16000円 |
日用品費 | 2900円 |
保険 | 2600円 |
美容費 | 5800円 |
被服費 | 5800円 |
交際費 | 3000円 |
奨学金 | 20000円 |
定額制サービス支払い | 2600円 |
貯金 | 42800円 |
住環境にこだわりのあるFさんは、新築のデザイナーズマンションで一人暮らしをしているため、全体の支出に対して家賃が高め。その分自炊で食費を大幅に節約し、40,000円以上貯金をしているしっかり者です。一人暮らしでどんな家計簿のつけ方をしているのでしょうか!?
家計簿アプリで各費目の比率を毎日チェック!
一人暮らしを始めたばかりの頃、支出をまったく管理していなかったことに不安を感じ、家計簿をつけるようになりました。現在使っているスマホの家計簿アプリでは、支出全体に対する各費目の割合をチェックしています。「食費は10%まで」「美容費は30%まで」のように予算を設定しているため、家計簿アプリを毎日チェックしながらオーバーしないようにやりくりをしています。家計簿アプリを使うようになってから、支出が抑えられ、1カ月の目標貯金額40,000円も達成しやすくなりましたよ!(Fさん)
またFさんは、家計簿の入力を忘れた時に支払い履歴をさかのぼって確認できるように、現金支払いをやめてペイペイとクレジットカードに絞っています。「クレジットカードは引き落とし月で家計簿に入力すると利用金額の把握が難しくなるため、利用した月につけるのがおすすめ」とFさん。
家計簿は「贅沢費」と「生活費」を混ぜないのがコツ!
以前はシャンプーや化粧品類も日用品費の中に入れていましたが……。生活必需品と化粧品類などの贅沢品の支出額がごちゃ混ぜになってしまうと、家計の改善につなげられないと思い、「日用品費」「美容費」に分けるようにしました。分類したおかげで、美容費の使いすぎを抑えられるようになりました!(Fさん)
生活費の無駄をチェックしやすいような費目設定するのも大事なポイント。さらにFさんは、家計簿の「外食費」のなかに「コーヒー代」という費目も設けて、大好きなコーヒーを買いすぎていないか管理しています。毎月支出額が増えがちなものやサービスがある場合は、個別で費目を立てておくと使いすぎ防止になりますよ!
一人暮らしMさん(男性)の家計簿公開
一人暮らしMさんの月の手取り収入は210,000円。支出合計は貯金を除いて197,000円。
費目 | 金額 |
---|---|
家賃 | 73000円 |
電気・ガス・水道代 | 8000円 |
通信費 | 13000円 |
食費 | 60000円 |
家具・家事用品費 | 3000円 |
保険 | 10000円 |
雑費 | 30000円 |
貯金 | 13000円 |
外食費や酒代などを食費に含めているものの、全体の支出に対して食費の比率が少々高くなっているのが悩みのタネというMさん。一人暮らしでどんな家計管理をしているか聞いてみました。
インターネットバンキングのスマホアプリを家計簿代わりに活用
一人暮らしを始めた当初はスマホの家計簿アプリを使っていたのですが、金額を入力するのが面倒になってしまい挫折……。そこで、銀行口座の残高でざっくり家計管理をするようにしました。通帳記入するのも手間なので、インターネットバンキングに加入し、アプリで残高チェックできるように工夫もしています。(Mさん)
家計簿初心者は、Mさんのようにざっくりとした管理から始めるのもよいでしょう。さらに、費目別にレシートを保管しておくと「何に出費したか」振り返りやすくなりますよ!
生活費は1週間単位で管理!
インターネットバンキングのアプリによる確認だけでなく、生活費を銀行口座から引き出すのは1週間に1回決まった額だけと決めました。家計管理をするようになってから「次の引き出し日まで1,000円しかないから自炊でしのごう」「今週は飲み会で予算オーバーしたから、来週は出費を控えよう」などお金を意識するようになったため、無駄遣いも減りましたね。(Mさん)
1カ月単位ではなく、1週間単位に細かく生活費を分けた方が管理もしやすそうですね。1週間単位で振り返りをして、自分の“出費グセ”を見つけてみるのも効果的でしょう。
一人暮らしの家計簿を始める前にすべきこと
家計簿の記録開始日を決める
「思い立ったが吉日」とは言うものの、家計簿の場合は記録開始日と締め日をいつにするかも大事なポイント。家計簿は給料日から始めて、翌月の給料日を締め日にすると収支の計算がしやすくて◎
その他、月初始めの月末締めにしたり、クレジットカードの締め日とあわせたりなど、自分のライフスタイルに合わせて設定するとよいでしょう。
貯金目標額を決める
目標がなければ、家計簿をつけるモチベーションも保てません。まずは「何に使うお金を」「いつまでに」「いくら貯める」という目標をたてましょう。
一人暮らしをスタートしたばかりで貯金もしたことがない、という初心者は、いきなり高額な目標貯金額を設定してしまうと挫折してしまいます。
まずは「年内に50,000円を貯金して、欲しかったブランドのコートを買う」「来年の夏休みまでに100,000円を貯めて沖縄旅行に行く」など自分にとって達成しやすい目標金額を設定しましょう。さらに、自分の欲しかったもの、やりたかったことを目標にするとモチベーションも保ちやすくなります。
また、自分の手取り月収の2割程度を貯金にまわすとバランスがよいとされています。例えば、手取り月収が150,000円で貯金額を30,000円以上に設定してしまうと、生活が少々苦しくなる可能性も。バランスの悪い金額を設定してしまうと、いくらやりくりしても成果が出なくなり、家計簿をつけるモチベーションも下がり、挫折につながってしまいますよ。
1週間分の生活費を決める
初心者は1カ月単位だと金額が大きすぎて管理しにくいため、1週間単位に生活費を分けましょう。お給料が振り込まれたら、次のように計算して、1週間分の生活費を出します。
- 1週間分の生活費=(手取り収入−月の貯金額−固定費)÷4
固定費は、家賃や水道光熱費、通信費など毎月必ず支払う費目のこと。
貯金にまわすお金は、給料が振り込まれた時に先取りしておくのもコツです。手が出しにくくなるように別の口座に振り替えておくと◎もし洋服の購入やレジャーはたまた結婚式への出席など、その月に想定できる出費がわかっていれば、手取り収入から引いておくのもよいでしょう。
ちなみに、上の式からも分かる通り、1人暮らしの生活費を少しでも多く増やすためには、貯金額か固定費を減らすしかありません。目標である貯金額を減らすというのは最終手段のため、まず固定費の削減から考えてみましょう。
家賃を減らすのは難しいですが、スマホの料金プランや保険を見直したりしてみては。光熱費の節約は、自分の生活スタイルにマッチした電力会社とガス会社に切り替えるのが手軽でおすすめです。
エネチェンジでは節約につながる電力会社・ガス会社を見つけられます。郵便番号などを入力するだけで、お得な電力・ガス料金プランが見つけられて、そのまま申し込みもできますよ。
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一人暮らしの家計簿のつけ方
Step1)家計簿のフォーマットを決める
家計簿は、入力する費目などが決まっている市販品、スマホの家計簿アプリなどの中から選びましょう。市販品の場合は、費目が細かく分かれすぎているものは家計簿初心者にとって難易度が高いため、避けてください。家計簿アプリは、レシートを撮影すると金額を読み取ってくれたり、キャッシュレス決済と連携できたりするものなどがあるため、好みの機能で選びましょう。
ノートやパソコンのエクセルなどでオリジナル家計簿を作るのもおすすめです。一人暮らしの家計簿を自作する場合は、次の費目のなかから必要なものを入れてください。細分化しすぎると入力が面倒になるので、最初はアバウトに記入するのがコツです。
- 住居費(家賃など)
- 水道光熱費(電気代・ガス代)
- 通信費(スマホ料金・インターネット料金など)
- 保険料
- 食費
- 外食費
- 日用品費
- 被服費
- 美容費
- 交際費
- 趣味費
- 医療費
- 交通費(電車賃・ガソリン代など)
- 特別費(イベントなど毎月発生しない支出)
- 雑費(用途不明の支出)
- 貯金
また、酒代やタバコ代など、出費が多いと自覚症状のあるものがあれば、家計簿に追加しておくとGood。家計簿を読み返す際に、全体の支出との比率をチェックしやすくなりますよ。
家計簿の費目の分類方法について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
Step2)家計簿に記入をする
その日使った金額を家計簿に記入していきます。「1日の終わりにまとめて10分」などのように、なるべく時間をかけずにまとめて記入するのがおすすめ。
もし毎日の家計簿を記入するのが億劫になってきたら、記入する費目の数を減らしてみてください。それでもサボりがちになってきたら、家計簿というカタチにこだわらず、一時的に管理方法を変えてみるのも手。例えば、次のような管理方法に切り替えて、一時的でも支出額を見失わないようにしましょう!
- 手帳のカレンダーページに支出額をざっくり記入
- レシートを費目別に分けて保管して締め日にまとめて計算
- 銀行口座の残高を定期的にチェック
- キャッシュレス決済の支払い履歴をチェック
Step3)家計簿を読み返す
家計簿を記入しただけでは、意味がありません。締め日になったら、その月の各費目をチェックし、反省点を見つけましょう。
家計簿を眺めているだけでは何も見つからないため、例えば次のように費目をチェックしてみてください。
- 先月の同費目と比較
- 食費や日用品費など費目ごとに比較してみて、高くなっている費目がないかチェック。あれば原因と対策を練りましょう。
- 昨年同時季の光熱費と比較
- 電気代とガス代は、シーズンによって金額が大幅に変わるため、前月比ではなく、前年同月と比較。金額が大幅に増えている場合は、電力会社・ガス会社の見直しをするとよいでしょう。エネチェンジ電力比較とガス比較ではあなたにぴったりの電力会社・ガス会社を見つけることができます。一人暮らしで毎月の光熱費が気になっているようならぜひチェックしてみてくださいね。
- 無駄な固定費がないかチェック
- 毎月支払っている固定費のなかで、あまり利用しなくなっているサービスがあれば、解約を検討しましょう。例えば、聴く頻度の少なくなった月額の音楽配信サービスや、目標もないまま何となく続けている習い事・スポーツジムはありませんか。
- 全体の支出に対する贅沢費の割合
- 外食費や被服費、美容費、交際費、娯楽・レジャー費、図書費など、生活必需品の購入とは関係のない贅沢費の割合が高くなっていたら注意。オーバーしすぎな費目があったら、来月はセーブするようにしましょう。
家計簿で見つけた反省点は次に活かしましょう!
水道光熱費がいつもより高かった、無駄な固定費があった……。家計簿で反省点を発見したら、節約のための行動に移しましょう! 節約の基本について知りたいという人は、こちらの記事「貯金が増える!一人暮らしの節約術 食費・光熱費など」をチェックしてみてくださいね。
一人暮らしの家計簿を長続きさせる秘訣
一人暮らしで家計簿を3日坊主にしないためには、この記事で紹介してきた基本ももちろん大事ですが、自分らしい記録方法を見つけることです。
家計簿アプリがあうという人もいれば、自作の家計簿ノートじゃないとダメという人もいるため、まずは基本の方法で始めて、徐々にカスタムしてみてください。家計簿に記録し、読み返して失敗の原因を見つけ、対策を練る、というサイクルが習慣化すれば、一人暮らしでもきっと貯金が増えるでしょう!