物件探しの前に知っておきたい賃貸交渉のコツまとめ!
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家賃は、毎月必ずかかってくる固定経費なだけに、できる限り削減したいですよね。例えば、月額家賃が2,000円下がれば、年間では2万4,000円も浮く計算になります。
借主にとっては、メリットの大きい家賃減額。その一方で、貸主にとってのは家賃交渉あまり嬉しくないのが普通です。大抵の場合は、家賃交渉を申し出ると、あまりよい顔はされません。とはいえ、生活費の節約のために、家賃交渉を試みる価値はあるはずです。
この記事では、賃貸交渉のコツについて説明していきます。賃貸交渉にはさまざまなコツがあり、物件の特徴や時期に左右されるのです。
引越しを考えている方、賃貸物件を探している方は必見ですよ!
家賃交渉しやすい物件とは?
家賃交渉しやすい物件にはどのような特徴があるのでしょうか。ひとつずつ見ていきましょう。
敷金や礼金がゼロの物件
「敷金や礼金がゼロ」ということは、入居時費用が低額になるということです。借りやすい貸主からすれば、通常、敷金や礼金を徴収しておきたいものですよね。それでも、敷金・礼金をゼロにして、借りやすい条件を提示しているということは、ほかの物件と比べて入居申し込みが少ないと考えられます。家賃交渉のしやすい物件である可能性が高いです。
駅から20分以上離れている物件
一般的に駅に近い物件ほど賃料は高くなります。駅から20分以上離れると、入居申し込みは減る傾向があるようです。
ちなみに、不動産業界では徒歩1分を80メートルと換算しています。信号待ちの時間は加味されないので、徒歩20分といっても、実際は30~40分かかってしまうケースもあります。この場合、バス停が併記されていることもあるでしょう。都心部ならまだしも地方に行くと、バスの本数は少なく利便性はかなり落ちます。交通の便の悪さは、家賃交渉の材料になります。
空き部屋が多い物件
マンションなど集合住宅の場合、複数の部屋が空き部屋になっていることがあります。内見をした際、不動産会社が間取りの違う別の部屋を見せてくれることもありますよね?これは家賃交渉の絶好の合図です。
「空いている部屋が多い」=「不人気かもしれない」という図式が成り立ちます。貸主としては、空室率が上がることは避けたいもの。貸主の気持ちを読めば、家賃交渉が成功しやすいです。
低層階の物件
低層階にある物件、特に1階は、泥棒や空き巣などの防犯上の問題や、道路からの物音が聞こえやすいなどの騒音問題により、人気があまりありません。そのため、同じ物件のなかでも1階であれば家賃交渉に応じてくれる可能性があります。
家賃交渉しにくい時期、しやすい時期
家賃交渉には、実はしにくい時期、しやすい時期があります。入学や就職などで物件探しや引越しの時期が決まっていないのであれば、家賃交渉しやすい時期に交渉をすると、応じてもらえるかもしれません。
まずは、家賃交渉のしにくい時期、しやすい時期を覚えておきましょう。
家賃交渉しにくい時期(2~3月)
賃貸物件が最も動くシーズンは2~3月です。新入学や転勤などにより、賃貸物件を探す人が自然と増える時期です。そのため、家賃交渉に応じなくても、新しい入居者が現れる可能性が高いのです。
家賃交渉しやすい時期(5月)
5月は、新生活のため賃貸物件を探す人たちの動きが一段落する時期です。ゴールデンウイーク明けから探し始めるとよいでしょう。特に学生街では、このテクニックは使えます。4月に入居者がいないということは、翌年まで無稼働になる可能性もあるからです。
貸主は、1年間賃貸収入が入らないことよりも、安くてもよいので稼働させることを優先させると聞きます。学生街にある賃貸物件は、かなり狙い目だと言えます。ただし、都心部で利便性の高い物件は、学生街にあっても一定の需要があるため、家賃が下がることは少ないようです。
仲介会社にしっかりと伝えて
家賃交渉は、不動産仲介会社経由で行います。不動産仲介会社に、前述したようなポイントを伝え、家賃交渉をお願いしてみましょう。ほとんどの場合、応じてくれるはずです。
家賃は5,000円、1万円と大幅に下がるものではありません。下がっても3,000円が限度でしょう。貸主としては、一度家賃が下がると、上げにくくなり、物件価値が落ちると懸念します。そんな気持ちを鑑みず、家賃交渉を無理に進めると、心証を悪くすることもありますので気を付けましょう。
賃貸交渉のコツまとめ
賃貸交渉のコツについてまとめてみました。賃貸物件の値下げ交渉は、コツとタイミングをしっかり覚えておけば、家賃の値下げに成功して経費を節約できることもあるんですよ!
賃貸交渉の第一歩は、「交渉できそうな物件を見つけること」です。この記事でご紹介したコツを頭に入れ、思い切って不動産仲介会社に交渉をお願いしてみましょう!