節約ガーデニング講座④薬味に重宝!シソを育てましょう
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暑い時期になるとおいしい冷たい麺類やお刺身には、薬味を添えて、おいしくいただきたいですよね。
薬味というとネギやショウガが代表格ですが、家計の節約の面でおススメなのがガーデニングで育てたシソの活用です!シソは初心者にも育てやすく、失敗のない食材で、1つの苗が丸ごと食用になる節約食材なんですよ。
今回のキッチンガーデニングでは、プランターで育てるシソの栽培法についてご紹介します。
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夏のガーデニングにはシソがおススメです!
暑さで食欲が減退する夏の気配がいよいよ近付いてきましたが、薬味を添えた冷えた麺類なら、夏バテしてても何とか食べられるという人は多いですね。ネギやショウガ、ワサビや大根おろしなど、薬味になる野菜は独特の香りや辛味で食欲を刺激し、消化を助ける効果がありますね。
そんな薬味の中でも夏が旬の青シソは、食卓に季節感を添える大事な薬味野菜で、一株庭や鉢で育てておくと必要な都度すぐに収穫して食べることができるので、非常に便利なんですよ。
シソの独特な香りは害虫を寄せ付けず、鉢やプランターでも簡単に育てることができます。
シソは昔から活用されている野菜です
日本で出回るシソは高さ1m程に成長する一年草で、ヒマラヤやビルマなどが原産地だといわれています。
シソは独特の香気のある野菜で、薬味やツマ、てんぷらや梅干しなどの食材としてだけでなく、ドレッシングなどの調味料にも加工される、とても利用範囲の広い野菜でなんですね。
- 青シソ
- 葉が青く、生食に使われる青シソは、スーパーなどの野菜売場では「大葉」として売られています。
シソの旬は初夏から夏ですが、ハウス栽培にも向く野菜なので、一年中スーパーに出回ります。 - 赤シソ
- 赤シソは紫色の葉をもつシソで、6~7月頃の一時期だけスーパーに出回ります。
梅干しの材料に欠かせない野菜で、乾燥させたものはふりかけの「ゆかり」としても使われます。
シソの健康効果ってスゴイんです!
シソはビタミン群やミラルなどを豊富に含む、栄養的満点な野菜です。
シソは食中毒を治す効果がある薬として扱われ、「医食同源」という考え方とともに中国から日本に伝わってきたのだそう。
特に魚やカニなどの魚介類で引き起こされる食あたりには絶大な効果を発揮する薬として古くから知られていて、刺身のツマにシソを添えるのは、青シソのもつ殺菌力と防腐効果で食中毒を防ごうという、昔からの知恵なんです。
この殺菌作用は、シソを細かく刻めば刻むほど効果が高くなるんですって。
細菌は抗アレルギー作用も注目されていて、花粉症の予防にも効果があるといわれています。
- ビタミンA
- ビタミンAは体の皮膚や粘膜を守り、眼や肌の健康を維持によいとされます。
- 鉄分
- 鉄分は健康な血液を作り、全身を元気にする栄養素です。
- ビタミンC
- ビタミンCは鉄分の吸収を助け、体の老化を防ぐ栄養素です。
- β-カロテン
- β-カロテンは免疫力を高める効果がある栄養素です。
- ロズマリン酸
- ポリフェノールの一種のロズマリン酸は、免疫機能を正常に保ち、アレルギー症状を軽減する効果があります。
花粉症やアレルギー性皮膚炎などにおすすめです!
特に赤シソはロズマリン酸の含有量が多いので、ぜひ活用してください。
シソは丸ごと食べられる節約食材です
シソは葉だけでなく、花も実も、茎だって食べることのできる、全く無駄のない野菜です。
キッチンガーデニングでシソを栽培したら、全て丸々いただいて、家計の食費を節約しましょう。
なんといっても、家庭で育てるシソは柔らかくて、おいしいんです!
家庭で上手に育てたら、上手に保存して、一年中さわやかな味わいを楽しみましょう♪
- 冷えた麺に!
- 刻んだものを、麺つゆにタップリと入れて。
- お寿司
- 刻んだものをちらし寿司にあしらったり、塩漬けの実は甘辛い稲荷のご飯にもGOOD。
- 刺身
- 千切りの葉だけでなく、花や穂などをあしらっておしゃれに!
- 豆腐
- 細かく刻んだシソとネギ、ショウガも一緒に醤油をかけて。
- トンカツやフライ
- 大根おろしと一緒にポン酢をかけると、油モノもアッサリと!
- ハンバーグ
- 大根おろしと一緒に乗せて、ガッツリヘルシーな和食の出来上がり。
シソの清涼感で涼しく過ごせる!でもやっぱり暑いとき、冷房代が安くなる電気料金プランは?
清涼感タップリなシソを食べれば、お腹の中からさわやかになって、冷房代もかからなくなるかも!?
いえいえ、やっぱり熱中症は怖いので、真夏日には冷房を活用してくださいね。
冷房などの電気代を節約するなら、電気料金プランの見直しをすることがおススメです。
皆さんもエネチェンジ診断から始めてみませんか?
シソは育てやすい野菜です
家庭のガーデニングでシソを育てるのであれば、生食ができてあらゆる料理に使える青シソがおススメです。庭にスペースがあったら、観賞用の花ではなく、青シソを植えましょう。チョット貧乏くさい!?けど、青々と茂る葉や、可憐な薄紫の花は目にも優しく、風が吹けば良い香りがしてきて癒されますよ。
しかもシソは沢山のタネをつけるので、一度植えれば次の年は勝手に芽が出てくるというお得さ!まさに節約生活にピッタリじゃないですか!!
今回は庭がなくてもベランダ―で栽培できる、プランター栽培について紹介します。
プランターを使ったシソの栽培方法
シソは家庭菜園向きの野菜ですのでタネからでも育てられますが、膨大な量のタネが入っている種袋は、家庭菜園には不経済です。
一袋130~150円前後の種袋よりも、一株70~100円のポット苗を購入して、大きめの鉢か、野菜用のプランターで育てましょう。
苗は初夏から夏の間、ホームセンターなどで購入できます。間延びしていない、芽のしっかりついた苗を選びましょう。
シソは日当たりが悪くても育つ丈夫な野菜ですが、真夏にどんどん成長しますので、水は切らさないようにタップリあげて下さいね。
- 手順1
- 買ってきたシソの苗は、大き目な鉢か、野菜用のプランターに植えましょう。土は野菜用の物がベストです。
一つのプランターにいくつかの苗を一緒に植えるのなら、苗同士を15㎝は離して植えて下さいね。
シソは日当たりの良い場所のほうがよく育ちますが、葉が硬くなってしまいますので、半日陰くらいで育てたほうがおいしいですよ。 - 手順2
- ポット苗には通常2~3本の苗が植わっていますが、苗が育ってきたら生育状況の良い1本を残して、他の苗はハサミでカットして間引きましょう。
その方が大きな立派な葉が収穫できます。
間引いた苗の葉も美味しくいただいてくださいね。 - 手順3
- シソが15~20㎝位に成長したら、茎の頂点を摘み取って摘心をしましょう。
摘芯をすると脇芽が分化し、枝が張って良い多くの収穫が望めますので、脇から伸びた茎も3節くらいで摘心していきましょう。
摘心ができる位に成長したら、苗の下の方の葉から必要な分だけ摘んで、薬味などに活用しましょう。 - 手順4
- 脇から伸びた葉が小さくて成長しないようであれば、鉢の中で根が詰まっているのかもしれません。
必要に応じてガーデンバサミを苗の周囲に垂直に入れて、根切りをしてあげましょう。
1週間位でまた旺盛に生育を始めますよ。 - 手順5
- 花が咲いたら、穂シソとして利用しましょう。お料理が華やかになります。
そのまま成長させると、秋口にはシソの実が収穫できます。
実の一部を収穫せずそのまま放っておくと、自然に実が弾けてタネが土に散ります。
次の年まで軒下で鉢を保管して、初夏になったら水をあげ始めれば、シソの芽が発芽しますよ。
長く楽しみたいなら挿し芽で増やす!
シソを長く収穫するためには時期をずらして種をまいていけばいいのですが、スペースが少ない場合は、挿し芽をして増やしましょう。
青シソは旺盛に成長する野菜なので、摘心した茎を使えば増やすことだってできるんです!
1本の苗が2本になり、2本の苗が4本にも6本にも!!
チョット根が出るまでの管理が大変ですが、失敗してもダメ元ですもの。
うまくいけば節約効果大!ですので、ぜひトライしてみて下さいね。
- 手順1
- 挿し芽用には、5節位まで育った脇芽をカットして使います。
- 手順2
- カットした茎は下から2節ぐらいまで葉を取り除き、水を貼ったコップなどに茎の半分くらいが浸るように入れてしばらく置き、発根させます。
ホームセンターで売っている「メネデール」を水に混ぜると成功率が高くなりますが、無くても問題ありません。 - 手順3
- 一日に2~3回水を取り変えて、カーテン越しに日の当たるところで育てると、10~14日位で白い芽が出てきます。
- 手順4
- 根が3㎝位に伸びたら鉢を用意し、割りばしなどで開けた穴に挿し芽を入れて、軽く土を押さえて移植します。
挿し芽をしてから1週間は、日当たりの良い場所に鉢をおいて下さいね。
後はたっぷり水を与えて、摘心と根切りで育てながら、青シソの収穫をしていきましょう。
シソ栽培の節約ポイント
スーパーの生鮮野菜コーナーに並ぶ青シソを見てみると、10枚1束で100円位が相場のようですね。夏のあいだ薬味として活用する青シソは、買えば結構な値段がするものです。それが自分で栽培すれば、とってもリーズナブルに!
次の年は落ちたタネが勝手に芽を出してくれるので、ほぼ0円で青シソをゲットできる計算になるんです。皆さんもぜひ青シソのガーデニングを楽しんで、節約効果をあげて下さいね。
上手に保存して節約しましょう
節約ガーデニングの場合は、限られた場所でも必要な分を少量ずつお得にゲットすることがモットーですが、生育旺盛なシソは、とれ過ぎてしまうかもしれません。
多すぎるからと無駄にしてしまえばせっかくのガーデニングも節約効果が半減してしまいますから、できたシソを余すことなく食べること、上手に保存して長く食材として活用することが、節約のポイントといえますね。
秋の終わりに苗を処分するときに葉も茎も実も収穫して、美味しい保存食を作って一年中楽しんで下さいね。
青シソのおススメ保存方法
- 短期間の保存はガラス瓶で!
- 摘んだ葉の柄が水につかるよう、ジャムなどの空き瓶に少量の水と青シソの葉を入れて冷蔵庫で保存すると、生のまま2週間は保存ができます。
2~3日に一回は水を換えて下さいね。 - 冷凍保存もできる!
- 良く洗って乾かした青シソの葉をジッパー付ストック袋に入れて冷凍庫で凍らせて、凍ったら粉々にしておきます。
麺類の薬味にそのまま入れれば、つゆが冷えて美味しい薬味になりますし、パスタのソースにもそのまま活用できます。 - シソの葉のコチュジャン漬け
- 良く洗ったシソの葉一枚ずつに、コチュジャン:醤油:ごま油を1:1:1で混ぜた味噌を塗り、10枚位を重ねてラップで包み、一晩おいて完成です。
お酒のつまみにも、ご飯のお供にも。冷蔵庫で1ヵ月位保存できます。 - シソの葉とシソの実の塩漬け
- 収穫したシソの実は穂からしごいて外し、水に2時間つけてアクを抜きます。そ
の後タップリのお湯で葉と実を30秒ほど茹でて水を切り、ガラス容器に塩とシソが層になるように重ねて入れると、塩漬けの完成です。
冷蔵庫で1年以上保存できるので、おにぎりの具に活用できます。 - シソジュース
- 水1ℓに対してよく洗った1束の青シソを茎ごと鍋に入れて火にかけ、20分程煮出します。
煮出したらシソを取り除き、砂糖200ℊとお酢100CCを入れてシソジュースの完成です。水や炭酸で割って飲んでくださいね。
青シソで作ると、ほんのりピンクのジュースができますよ♡
シソ栽培で節約!でも、もっと大きく節約するには・・・?
手間もかからず、お得に大量の食材をゲットできる節約ガーデニング。皆さんも野菜を育てることで、食費の節約にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
そして、もう一つチャレンジしてみてほしいのは、電気代の節約。といっても、けちけちスイッチを切ったりするのではなく、プランを見なおすだけでも4人家庭で、年間平均13000円もの節約効果があるんです。
電気代の節約は、いかにお得なプランを選び取るかにかかっています。皆さんもエネチェンジ診断で現在の電気代の無駄を見直して、電気代の節約効果をあげていきましょう。