エアコンの電気代を節約する9つの方法|効率いい節電で光熱費の負担を減らそう
この記事の目次
本記事では、エアコンの電気代の節約方法をご紹介します。
「エアコンをよく使うので電気代が気になる」「エアコンの効果的な節電方法が知りたい」という方は、ぜひ参考にしてくださいね。
- 更新日
- 2026年3月5日
エアコンの電気代は平均いくら?
ここでは、世帯人数別の年間平均電気代と、エアコンが電気代に占める割合から、エアコンの年間電気代を算出してみました。
| 世帯人数 | 月間平均電気代(2025年1月~2025年12月) | 年間平均電気代 | エアコン年間電気代 |
|---|---|---|---|
| 1人暮らし | 7337円 | 88044円 | 12942円 |
| 2人暮らし | 12144円 | 145728円 | 21422円 |
| 3人家族 | 13915円 | 166980円 | 24546円 |
| 4人家族 | 13928円 | 167136円 | 24568円 |
| 5人家族 | 15665円 | 187980円 | 27633円 |
| 6人家族以上 | 17322円 | 207864円 | 30556円 |
年間の平均電気代は、1カ月の平均額より換算しています。1人暮らし平均額出典:家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表|政府統計の総合窓口2人~6人家族以上平均額出典:家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表|政府統計の総合窓口年間電力消費量のエアコンの割合出典:令和3年度家庭部門のCO2排出実態統計調査事業委託業務(令和2年度調査分の集計等)報告書(別冊)
エアコンにかかる電気代は1人暮らしでも年間1万円を超え、6人以上の世帯では年間3万円にも達します。エアコンは電気代に占める割合が大きい家電であるため、その節電は電気代全体の節約につながりやすいと言えるでしょう。
暖房と冷房で電気代が変わる理由
一般的に、エアコンの設定温度と外気温の差は、夏より冬のほうが大きくなります。エアコンはその差を埋めるために稼働するので、冬は負荷が大きくなり、消費電力も上昇します。結果として、エアコンの電気代は夏よりも冬のほうが高くなるのです。
このように、暖房と冷房でエアコンの電気代に差が出ることは避けられません。だからこそ無理のない範囲で節電を意識して、上手にエアコンを利用しましょう。
エアコンの電気代の計算方法
自宅のエアコンの電気代を知りたい人は、取扱説明書やメーカーの公式ホームページなどに記載されている、「期間消費電力量」を確認してみましょう。この期間消費電力量に、全国家庭電気製品公正取引協議会が発表している電力量料金の目安単価「31円」を掛けることで、エアコンの年間電気代がわかります。
ただし、実際には利用する機能や使用年数、エアコンの使い方によっても消費電力量が変わります。上記で算出した電気代は、あくまでも目安と考えておきましょう。
出典:よくある質問 Q&A|公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会
今すぐできる!エアコンの電気代を節約する方法9選
ここでは、手軽にできるエアコンの節電方法を9種類ご紹介します。
エアコンのフィルターを掃除する
エアコンのフィルターにゴミが詰まっていると、空気の循環がうまくいかず、エアコンが電力を余計に消費することになります。フィルターは定期的に掃除し、空気が通りやすいようにすると、エアコンの消費電力を抑えることができますよ。
資源エネルギー庁では、フィルターを月に1回か2回清掃するだけで、エアコンの年間電気代を約990円節約できるとしています。
出典:空調|無理のない省エネ節約|家庭向け省エネ関連情報|省エネポータルサイト
エアコンのフィルター掃除について、詳しくはこちら。
エアコンのフィルター掃除をするだけで7%近く電気代が削減!
室温は冷房28℃・暖房20℃を目安に温度調整する
先述のとおり、設定温度と外気の温度差があるほど、エアコンの電気代は高くなります。つまり、涼しすぎず暖かすぎない温度に設定すれば、消費電力を抑えることが可能です。
冷房時の室温は28℃、暖房時は20℃だと、エアコンの消費電力を抑えながら快適に過ごすことができるとされています。資源エネルギー庁では、外気温度31℃でエアコンの設定温度を27℃から1℃上げると約940円、外気温度6℃でエアコンの設定温度を21℃から1℃下げると約1,650円、合計で年間2,590円節約できるとしています。
出典:空調|無理のない省エネ節約|家庭向け省エネ関連情報|省エネポータルサイト
加湿器・除湿器で湿度を保つ
湿度が低いと体感温度は低く、湿度が高いと体感温度も高くなります。つまり冷房時は除湿、暖房時は加湿することで快適な体感温度に調整するようにすれば、エアコンの設定温度にも余裕を持たせられますよ。
例えばエアコンの除湿機能を利用して、湿度を下げた後に冷房運転に切り替えれば、設定温度を下げすぎずに快適に過ごすことができるでしょう。
風量は自動設定にしておく
エアコンの風量が少ないと温度のムラが解消されにくく、設定温度に達するまでの時間が長くなります。また、風量が多すぎると必要以上に電力を消費してしまいます。これを解決するには、エアコンをオンにした直後は強風で、快適な室温になったら弱風で使用することで、消費電力のムダを抑えることが可能です。
エアコンを使用するたびに自身で風量を調節するのは大変なので、自動設定機能を活用するのがおすすめ。自動設定機能は設定温度になるまで強風、そのあとは弱風や微風というように、効率的に風量を調整してくれますよ。
エアコンの風量について、詳しくはこちら。
エアコンは風量によって電気代が異なる?どうすれば節約できるの?
冷房は前向き、暖房は下向きに風向きを設定する
冷たい空気は部屋の下層に、暖かい空気は部屋の上層に溜まりやすい性質があります。このため特に暖房時は風向きを意識しないと、足元が冷えたまま、設定温度だけを上げてしまいがちです。
エアコンの風向きを調整して室内の冷気や暖気を循環させると、体感温度を保ちやすくなるので、エアコンの電気代の節約につなげられます。
サーキュレーター・扇風機でエアコンの風を循環させる
エアコンの性能に対して部屋が広い場合、前述したエアコンの風向き調整だけで、温度ムラを解消するのは効率が悪いです。そうしたケースでは、サーキュレーターや扇風機を併用して空気を循環させるのがおすすめです。
「冷たい空気は下層に、暖かい空気は上層に溜まりやすい」という性質を踏まえると、まず冷房時はエアコンの風向きを正面、暖房時はエアコンの風向きを下向きに調整します。さらにサーキュレーターを天井に向けることで、効果的に室内の空気を循環させることができますよ。
サーキュレーターの節電効果について、詳しくはこちら。
サーキュレーターとエアコンを併用するとどれだけ電気代が節約できるの?HEMSで測って検証してみました
カーテンを閉めて外気や直射日光を遮断する
室内の温度は、窓に代表される開口部から外へと逃げていきます。この窓の断熱を意識することでも、室内の温度を一定に保ちやすくなり、エアコンの電気代の節約につなげられます。
窓の断熱でもっとも手軽なのは、カーテンを閉めること。断熱性能の高いカーテンならさらに効果的です。カーテンの買い替え費用が気になる人は、断熱シートを窓に貼るのもおすすめですよ。
室外機に直射日光を当てない
エアコンはもともと、外気温43℃で1時間の連続運転が可能であることがJIS規格(日本産業規格)によって保証されています。しかし43℃以上に関しては規定がないため、室外機周辺の気温が43℃以上の高温になると、エアコンの性能が低下するおそれがあります。その結果、空気の循環効率が悪化し、余計に電力を消費してしまう可能性も。
室外機周辺の温度を高くしないためには、室外機を日陰に設置することが大切。すでに設置済みで日陰がないなら、反射板などを室外機の周囲に設置して、日陰を作るのもひとつの方法です。
エアコン室外機の日除けについて、詳しくはこちら。
エアコンの室外機に日除けをつけて電気代節約!?効果はあるの?
室外機周りのスペースを確保する
室外機の周囲に空きスペースがない場合、吹き出し口から排出された空気を、室外機が再び吸い込んでしまうケースがあります。この状態ではうまく放熱することができず室外機周辺の温度が上がり、消費電力の増加につながってしまいます。
エアコンの電気代を抑えるには、室外機の周囲を整頓して、排気の妨げになるような物を置かないことが重要です。特に室外機用のカバーは、排気の妨げになりやすいもの。日陰を作るために室外機の上に設置すること以外では、使用しないことをおすすめします。
つけっぱなしorこまめなオンオフ、電気代を節約できるのはどっち?
「エアコンはつけっぱなしのほうが安い」という意見はよくありますが、本当にそうなのでしょうか?エネチェンジでは、実際につけっぱなしとこまめなオンオフで比較してみました。
- つけっぱなし
- 2,025Wh ÷ 1,000 × 31円 = 62円78銭
- オンオフ
- 2,060Wh ÷ 1,000 × 31円 = 63円86銭
計測対象エアコン:パナソニックJシリーズ「CS-J226C-W」。計測時間:つけっぱなしは10:00〜19:00。オンオフは30分経過で電源をオフ、さらに30分間後に再びオン。計測空間:6畳の洋室。北側に窓あり。室外気温:冷房時・最高気温30℃程度。風量:自動。設定温度:26℃。在室人数:1名。ワットチェッカーにはラトックシステム株式会社の「RS-BTWATTCH2」を使用。電力量料金単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算。
上記の結果からは、つけっぱなしのほうが電気代が安いことがわかります。ただし、何時間も外出するケースでは、つけっぱなしは電気の無駄遣い。目安としては、30分程度ならつけっぱなし、1時間以上外出するなら電源をオフにすると消費電力が抑えられるでしょう。
エアコンをつけっぱなしにした際の電気代について、詳しくはこちら。
エアコンの電気代は24時間つけっぱなしだとどうなるか実験!節約する方法も紹介
節電効果が感じられないときに検討したい対策方法
ここでは、ご紹介した方法を実践してもエアコンの節電効果が感じられない人のために、別の対策方法をご紹介します。
電力会社を切り替える
契約中の電力会社・電気料金プランが、自身のライフスタイルに合っていないのかもしれません。電力会社・電気料金プランを見直すことで、エアコンに限らず、電気代そのものを節約できる可能性がありますよ。
エネチェンジなら郵便番号を入力するだけで、ぴったりの電力会社がわかります。電力会社・電気料金プラン同士の比較も可能なので、この機会に見直してみてはいかがでしょうか。
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同じ家電製品でも、最新モデルは省エネ性能が向上しており、消費電力が以前よりも抑えられていることが多いです。一般財団法人 家電製品協会では、10年前のエアコンを買い替えると約14%の省エネになり、電気代にして約3,810円の節約になるとしています。
ここでは例として、三菱電機の霧ヶ峰シリーズの2026年モデル「MSZ-ZW2826-W」と、2016年モデル「MSZ-GV2816-W」の年間電気代を比較してみました。
- 2026年モデル「MSZ-ZW2826-W」
- 768kWh × 31円 = 23,808円
- 2016年モデル「MSZ-GV2816-W」
- 913kWh × 31円 = 28,303円
出典:スマートライフおすすめBOOK|省エネ家電 de スマートライフ -温暖化の影響と防止-|一般財団法人 家電製品協会MSZ-ZW2826-W|三菱電機WIN2KMSZ-GV2816-W|三菱電機WIN2K
上記の結果からは、2016年モデルから2026年モデルに買い替えることで、年間の電気代を4,495円節約できることがわかります。
ただし、買い替えは安くない初期費用が発生するので、慎重に検討する必要があります。電気代の節約を目的としたエアコンの買い替えが向いている人、向いていない人は、次のとおりです。
- 買い替えが向いている人
- 家電の使用年数が10年以上経過している人
- 使用している家電に故障の前兆がある人
- 結婚や出産などで家族構成が変わり、家電の性能が世帯人数に合わなくなった人
- 買い替えが向いていない人
- 家電の使用年数が10年未満の人
- 使用している家電が問題なく動作している人
買い替えが向いている人なら、古いエアコンの買い替えで電気代の節約効果が期待できますよ。
エアコンの選び方について、詳しくはこちら。
エアコンの選び方のポイントは?最適なサイズを選んで節約しよう!
自分ができる節電方法でエアコンの電気代を節約しよう
エアコンの電気代を節約するには、エアコンの使い方を工夫することが大切です。それでも節電効果が得られないなら、電力会社・電気料金プランがライフスタイルに合っていない可能性があります。
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