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家庭でのカビ取り方法・カビ対策方法まとめ

毎日の暮らし

毎日しっかり掃除しているつもりでも、いつの間にか生えてくるカビ。生えてしまったカビは徹底的な除去・除菌が大切です。この記事では、家庭でのカビ取り方法と、カビができないようにするためのカビ対策方法をまとめました。生えてしまったカビを退治したい方、梅雨時期や結露が発生する時期のカビに悩んでいる方は、参考にしてみてくださいね。

ちょっとした拍子に気が付く、ガラス窓や家具についた黒いブツブツ。それは汚れではなくて、実はカビなんです!いつのまにか家のあちこちで繁殖してしまうカビは、放っておけば家具や布団までダメになってしまいますし、病気の原因にもなりかねません。

ご家庭でのカビ取り方法や、カビが生えるのを防ぐためのカビ対策方法について紹介します。

更新日
2020年7月6日
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まずはカビのことをよく知っておきましょう

カビを除去したいのであれば、まずはカビが生える原因や、家の中でカビが生えやすい場所について知っておきましょう。

カビが繁殖する3つの条件

家の中でカビが発生する条件は、以下の3つです。

  • 5~35℃前後の温度
  • 湿度80%以上
  • 水やホコリがたまりやすいところ、手の届かない場所、あまり使用せず押し入れにしまってあるものなど

出典:カビQ&A|微生物の基礎知識|衛生微生物研究センター

空気中に浮遊しているカビの胞子は、家の中で付着した表面の栄養と水分を利用して成長していきます。梅雨の時期や雨の多くなる秋に多くなるイメージのあるカビですが、条件を見ると、1年中発生が可能であるといえます。

家の中でカビが生えやすい場所は?

東京都福祉保健局の資料によると、東京都が実施したアンケート調査で過去3年間にカビが生えたことがある場所は以下の通りです。

浴室
79.7%
押し入れ
21%
洗面所
20.7%
寝室
20%
居間
14.6%
その他
13.6%

出典:平成29年3月 健康・快適移住環境に関するアンケート調査 報告書|東京都福祉保健局健康安全部環境保健衛生課

湿気が多い浴室や洗面所は、カビが発生しやすいのですね。押し入れの中も、気付いたらカビができていたという経験がある人は多いのではないでしょうか。次に、カビができてしまった時の対処方法についてみていきましょう。

家の中にカビができてしまった!カビ取り方法は?

家の中にカビができてしまった場合のカビ取り方法をみていきましょう。

カビ取り剤を使う

カビができてしまったときに市販のカビ取り材(薬剤)を使ってカビを除去している人は多いでしょう。カビ取り材(薬剤)を使うときは、以下の点に注意して行いましょう。

  • 窓を開けて換気をしながら行う
  • ゴム手袋・マスクなどをして行う
  • 作業中にカビの胞子が飛散して広がらないように気をつける

消毒用アルコールを使う

畳や和壁などのカビ取りには、消毒用アルコールが使えます。手順は以下のようになります。

畳のカビを取る場合
  1. 消毒用アルコールを噴霧して殺菌する
  2. 消毒用アルコールにブラシを浸してから、畳の目に沿ってブラシをかけてカビをかき出す
  3. 最後に消毒用アルコールを吹き付けながら拭き取り、その後しっかりと乾燥させる
和壁のカビを取る場合
  1. 消毒用アルコールを噴霧して殺菌する
  2. 丁寧に拭き取る
  3. 最後に消毒用アルコールを吹き付けながら拭き取り、その後しっかりと乾燥させる

出典:健康・快適居住環境の指針―健康を支える快適な住まいを目指して―|東京都福祉保健局健康安全部環境保健衛生課

掃除機を使うときは注意して

掃除機を使うときにカビを吸い込んでしまうと、カビの胞子を部屋中にまき散らしてしまいます。カビを直接掃除機で吸い取らないことはもちろん、カビが発生しやすい場所は掃除機をかける前にカビが生えていないかチェックし、カビが生えてしまっている時はカビを取り除いていから掃除機をかけるようにしましょう。

カビができないようにするための、カビ対策方法は?

梅雨時期や、結露が発生しやすい冬などは、カビができやすい季節です。カビができないようにするための対策方法も知っておきましょう。

湿度は60%以下になるようにする

湿度が60%を超えると、カビが発生しやすくなります。部屋の湿度管理を行い、60%以下になるようにしましょう。ただし、湿度が低くなりすぎてしまうと喉を痛めたり風邪のウイルスが体内に侵入しやすくなるので、40%以上になるよう心がけながら、湿度管理を行っていきましょう。

加湿器の水は定期的に取り替え、タンクも清潔に保つようにする

乾燥しやすい冬は、加湿器を使うご家庭も多いでしょう。加湿器はきちん維持管理を行わないと、タンク内にカビが繁殖し、室内に飛び散ってしまうことがあります。加湿器の水は定期的に取り替え、タンクもこまめに洗うなどして清潔に保つように心がけましょう。

エアコンや除湿機のフィルター掃除を定期的に行う

エアコンや除湿機のフィルターも、空気中のカビが付着してカビが増殖してしまうことがあります。フィルター掃除を定期的に行いましょう。

窓を開けて換気をする

梅雨など悪天候が続くと窓を締め切りがちですが、定期的に窓を開けて換気を行いましょう。新鮮な外気を取り入れて、室内の空気を入れ換えることで、湿気によるカビの発生を防ぐことができます。

浴室は清潔に保つ

湿気が多い浴室はカビが発生しやすい場所です。垢や石鹸カスなどがあるとカビの栄養源となってしまうため、掃除と換気をしっかりと行いましょう。

壁や天井はときどき掃除する

壁や天井も、カビが発生してしまうことがあります。ホコリなどがついたままにならないよう、ときどき掃除を行いましょう。

結露はこまめに拭き取る

窓などの結露をそのままにしておくと、カビが発生する原因となってしまいます。結露はこまめに拭き取りましょう。窓のサッシ下部にたまった結露も取り除くのを忘れずに。

また、結露は冬にできるイメージがありますが、夏も結露は発生します。高温多湿の外気が室内に入り、エアコン冷房で冷やされると結露が発生するため、夏も結露に注意しましょう。

以下は、家の中で結露が発生しやすい場所です。覚えておきましょう。

結露が発生しやすい場所
  • トイレ
  • 浴室
  • 押し入れ(冬期)
  • 靴箱(冬期)
  • 畳の下
  • 部屋の隅
  • 窓(冬期)
  • タンスの裏(冬期)
  • 暖房していない部屋(冬期)

出典:快適な暮らしのガイドライン|公益財団法人日本建築衛生管理教育センター

カビが発生してしまったらすぐにカビ取りをし、カビを発生させないためのカビ対策をしましょう

ご家庭でのカビ取り方法や、カビが生えるのを防ぐためのカビ対策方法をご紹介しました。カビが発生してしまうと取り除くのに手間がかかってしまうため、カビが発生しない環境をつくるように心がけていきたいですね。

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