電気布団やパソコンなど、80W(ワット)家電の電気代ってどのくらい?
この記事の目次
80W(ワット)家電の電気代ってどのくらいかご存知ですか?
消費電力別で電気代を知っておくと、節約したいときにどの家電を使うべきか分かるようになります。例えばスマホの充電を1回しない場合、スマホ1回2時間の充電としても節約できた電気代は0.62円です。スマホの充電を節約するよりも効果的な節約方法がたくさんあります。今回は80W家電の電気代から節約法まで生活に役立つ知識をご紹介します!!
電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。
80W家電の電気代を計算する前に
80W家電の電気代を見る前に、そもそも80W家電ってどんなものがあるかご存知ですか?例えば、普通のサイズの液晶テレビの消費電力は約100~200Wになります。ドライヤーだと1000Wになります。スマホの充電は約10Wです。さて、80Wの電化製品ってどんなものになるのでしょうか?
80Wの電化製品ってどんなものがある??
- 電気布団
- ノートパソコン
- ウォーターサーバー(冷水)
電気布団がたったの80Wというのは意外だと思いませんか?電気布団は布団として使うだけでなく、床に敷いて使えるタイプも多いのでオススメです。逆に、ウォーターサーバーは意外と電気を使ってますよね。
ウォーターサーバーは、きちんと水の温度管理をしており、5~10度に保たれています。ウォーターサーバーは使う時期によって消費電力は変わります。大体目安として80Wと考えてください。
それでは、それぞれの家電について、電気代を計算していきます。
80Wの電気布団を1時間使うと電気代は?
- 80(W)÷1000(k)×1(時間)×31(円)=2.48円
計算結果から、電気布団を1時間使ったとき、電気代は2.48円になることが分かりました。
実はこれ、暖房器具としてとても安いんです。例えば、800Wの電気ストーブを1時間使うと24.80円で、電気布団の10倍の電気代になります。エアコンの場合、フル稼働時には1000Wもの消費電力を使うので電気代は31.00円になります。電気ストーブやエアコンと比較してもかなり安いことが分かりますね。
80Wの電気布団を使う時の1カ月、1年間の電気代は?
同じようにして電気布団を1カ月、1年間使った時の電気代を計算します。ここでは簡単のため、1日1時間使用するとします。このとき、それぞれの電気代はこのようになります。
- 80Wの電気毛布団を1日1時間、1カ月使った場合
- 電気代は、2.48×30(日)=74.40円
- 80Wの電気布団を1日1時間、1年間使った場合
- 電気代は、2.48×365(日)=905.20円
なんと1年間使っても、電気代は1,000円もかかりません。これはお得ですね!特に1人暮らしの場合、部屋全体を暖める必要がなければぜひ購入しましょう。電気布団自体も3,000円〜5,000円ぐらいで買うことができます。
80Wのノートパソコンを1日8時間で年間いくら?
デスクワークでノートパソコンは必須の時代になりました。さて、1日8時間仕事で使うとすると、電気代はいくらになるのでしょうか?
- 905.20×8(時間)=7,241.60(円)
年間7,241.60円も電気代がかかると思うと少し割高ですね。ちなみに、1カ月だと603.47円になります。パソコンをつけっぱなしで寝る日が続くと電気代が高くなります。操作していない時には自動的にスリープモードにすることもできます。パソコンを長時間つけっぱなしにしてしまう日が続く方は設定を変えることで自然と電気代の節約になりますよ。
80Wのウォーターサーバーを1年間使うと電気代は?
最後に、ウォーターサーバーの電気代を計算します。元々の水の温度や利用頻度で消費電力量が変わるので、ここでは1日16時間80Wで稼働するとして計算します。ノートパソコンで1日8時間として計算したので、単純に2倍すると
- 7,241.60×2=14,483.20(円)
となります。ウォーターサーバーの電気代は1万円を超えるという結果になりました。これは高いですね。1カ月でも1,206.93円になります。ただし、最近のウォーターサーバーには省エネモードが搭載されているものもあります。省エネモードについては後述します。
80W家電の節約法や注意点を紹介!!
電気代が分かったところで、これまで紹介してきた80W家電で気をつけること、節約につながる情報を紹介します。
ノートパソコンはデスクトップ型パソコンよりお得?
デスクトップ型と比較した場合、ノートパソコンのメリット、デメリットを確認しましょう。
- 持ち運びが簡単。(外でも使える)
- 停電時にもしばらく使える
- 電気代はデスクトップ型より安い
ノートパソコンの最大のメリットは持ち運びが簡単という点です。職場、自宅に限らずカフェや公園などネット環境さえあればどこでも使うことができます。
また、急な停電が起きてもパソコンの電源が切れることはありません。最近のノートパソコンはフル充電時には10時間使用可能というものもあります。フル充電し、充電した分を使うことで電気代の節約にもなります。
- 性能が同程度の場合、デスクトップ型よりも高価
- 拡張性が低い
ノートパソコンはデスクトップ型に比べて部品を小型化、軽量化しています。その分開発コストがかかり、価格が割高になっています。電気店のチラシなどでデスクトップ型パソコンが高い場合も実際はCPU性能やグラフィックス性能でノートパソコンとかなりの差があります。
このようにノートパソコンはデスクトップ型と比べてメリット、デメリットがあるので用途によってどちらを買うか決めましょう。
ウォーターサーバーの気をつけたいところ
ウォーターサーバーを利用する場合、費用項目としてこのようなものがあります。
- レンタル料金
- 水の料金
- メンテナンス費
- 初期費用・解約費用
- ウォーターサーバーの電気代
最近、「ウォーターサーバーの初期費用、レンタル料金無料!」と書かれているものが多く存在しますが、省エネモードなどが搭載されていなければ、電気代として年間1万円近くになる可能性もあります。一方で、省エネモードを利用した場合、1カ月の電気代が約430円というものもあります。これは80Wで先ほど計算した場合の約4割の値段になっています。また、ウォーターサーバーは1年契約、2年契約など年単位での契約になります。引越しなどの可能性がある方は控えるようにしましょう。
このようにウォーターサーバーには費用項目で気をつけることがいくつかあります。レンタル料金が無料だから、ではなく電気代や契約年数なども考慮してウォーターサーバーを選ぶようにしましょう。
電気布団の節約法
電気布団と似たものに、電気毛布があります。電気毛布、布団の電気代を節約する方法には、使用する時間帯を変えるという方法があります。詳しくは、電気毛布についての記事に載せてあるのでこちらをどうぞ。
80Wの家電の電気代まとめ
80Wの家電の電気代がどのくらいかかるのか、ひたすらご紹介してきました。最後に、今まで計算してきた電気代をまとめておきますね。
- 80Wの電気毛布を1時間使った場合
- 電気代は2.48円。
- 80Wの電気毛布を1日1時間で1カ月、1年間使った場合
- 電気代はそれぞれ74.40円、905.20円。
- 80Wのノートパソコンを1日8時間で1カ月、1年間使った場合
- 電気代はそれぞれ603.47円、7,241.60円。
- 80Wのウォーターサーバーを1日16時間で1カ月、1年間使った場合
- 電気代はそれぞれ1,206.93円、14,483.20円
これらはあくまで消費電力値を基に計算した結果です。省エネモードがある場合、安くなる可能性もあります。