エアコン(クーラー)の買い替え時、暖房の電気代がひと目で分かるポイント!
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この冬、エアコン(クーラー)の買い替えを検討されている方もいるのではないでしょうか?電気料金も上がっているため、エアコンを購入する際はできるだけ電気代のかからない省エネのものを選びたいですよね。
しかし、エアコンの暖房にかかる電気代を確認するには、カタログなどのどこを見たらよいのでしょうか?
エアコンの買い替え時、暖房にかかる電気代を確認するポイントをわかりやすくご説明します。
エアコンにかかる電気代はわかりにくい
家電の電気代を知りたい場合は消費電力量をみるとわかることもありますが、運転中に出力が変化するエアコンは電気代の計算がしにくいです。
エアコンの電気代比較をしているサイトなどで、エアコンの電気代を消費電力600W×時間数、といったように計算していることがありますが、その計算方法ではエアコンにかかる電気代の正しい計算はできません。
エアコンの消費電力などを記載されている部分をよく見てみると、
- 定格暖房能力2.8kW(0.4kW~4.2kW)消費電力600W(110W~1,100W)
といったような記載がされています。これは、暖房2.8kWの能力を発揮する際に、600Wの消費電力を使用する。ということです。つまり、室内を暖めている間だけ600Wの消費電力を必要とするということで、エアコンをつけている間常に600Wの消費電力を使っている、というわけではありません。
エアコンがどのように室内を暖めているのかなど、詳細は以下の記事でご説明しています。
また、消費電力部分に記載されている(110W~1,100W)というのは、最小暖房能力0.4kW運転時の消費電力が110W、最大暖房能力4.2kW運転時の消費電力が1,100W、ということになります。
このように、消費電力からは電気代が計算しにくいものです。それではエアコン選びの際、エアコンにかかる電気代を知りたい場合はどこを見ればわかるのでしょうか?
エアコンの選び方、電気代はここを見ればわかる!
エアコンにかかる電気代を知りたい場合や、電気代を他の機種と比較したい場合は、エアコンのカタログなどに記載されている「期間消費電力量」に注目しましょう。
エアコンの「期間消費電力量」って?
「期間消費電力量」とは、そのエアコンを1年間、冷暖房で使用した際にかかる電力量の目安です。「期間消費電力量」は、どのメーカーのエアコンも、冷凍空調工業会規格(JRA)で定められた同じ計測方法によって計算されています。
エアコンを電気代で選びたい時は「期間消費電力量」で比較しよう!
エアコン選びでいくつか候補があり、電気代で比較したい場合はそれぞれの「期間消費電力量」を見て比較することができます。例えば同じ畳数向けのエアコンでも、「期間消費電力量」が少ないほうがかかる電気代は安くなります。
エアコンは買い替えでどのくらい電気代が節約できる?
最新のエアコンは昔のエアコンに比べて省エネのものが多く、買い替えにより電気代節約効果は期待できます。
15年前のエアコンを買い替えた場合は43%の省エネになり、年間18,000円以上も電気代が節約できるんですよ!
エアコンの買い替えによる電気代比較について、詳しくは以下の記事でご説明しています。
エアコンを買い替えたら電気料金プランも見直しておこう!
古いエアコンは最新の省エネなエアコンに買い替えることで電気代を節約できますが、同時に電気料金プランを見直してみることでさらに15,000円以上もの電気代節約効果が期待できます。
今の電気料金プランは、各プランごとに異なる時間帯別の単価設定がされていて、携帯電話や保険のプランのように、数あるプランの中から一番お得に使えるプランを自由に選ぶことができます。
エアコンを使っている時間帯というのは、ご家族が在宅されていて他の家電なども多く使用されていることが多いので、その時間帯の単価が安い電気料金プランを使うとエアコンにかかる電気代もぐんと安く抑えることが可能になります。
ご家庭に見合う電気料金プランは、エネチェンジ電力比較で簡単に診断することができます。エネチェンジ電力比較は、季節変動をしっかりと加味した上で診断を行うため、最近1カ月の電気代を教えて頂くだけで、冬だけではなく年間を通してそのご家庭が一番お得に使えるプランを診断します。
年間平均34,352円節約できます!
エネチェンジ電力比較診断の3人世帯を選択したシミュレーション結果で、電気代節約額1位に表示されたプランの年間節約額の平均値です。節約額はギフト券などの特典金額も含まれています(シミュレーション期間/2024年7月1日~2024年9月30日)