関西電力のオール電化向けプラン「はぴeプラン」が3月で新規加入停止!
この記事の目次
関西電力のオール電化向け電気料金プラン「はぴeプラン」の新規加入が2015年3月31日で停止されます。
4月以降、関西のオール電化のご家庭はどの料金プランがお得になるのでしょうか?オール電化が選べるプランの種類を比較し、最適な電気料金プランの選び方をご紹介します。
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「はぴeプラン」とは
「はぴeプラン」とは、オール電化のご家庭が利用できる割引が適用される関西電力の電気料金プランです。「はぴeプラン」の内容は、「はぴeタイム」にオール電化割引が適用されたものとなります。
「はぴeタイム」と「はぴeプラン」の違い
まずは、「はぴeタイム」と「はぴeプラン」の違いを詳しくご説明します。
「はぴeタイム」と「はぴeプラン」の違いは、オール電化割引がつくかつかないか、と言う部分です。電気代は以下のように計算されますが、
「はぴeタイム」と「はぴeプラン」では上記計算内の割引内容が異なります。
- 通電制御型(マイコン型)蓄熱式機器割引額・5時間通電機器割引額
- 口座振替割引
- 通電制御型(マイコン型)蓄熱式機器割引・5時間通電機器割引
- 口座振替割引
- オール電化割引(はぴeプラン割引)
「はぴeプラン」にはオール電化割引(はぴeプラン割引)が適用され、その割引額は以下のようになります。
- 「はぴeプラン」のオール電化割引額計算方法
- (基本料金+電力量料金-マイコン割引額・5時間通電機器割引額)×10%=割引額
上限額は3,300円(税込)です。
現在、オール電化住宅の場合に適用される割引は「はぴeプラン」のオール電化割引だけなので、「はぴeプラン」が加入停止されてしまった場合、最大3,300円(税込)の割引が受けられなくなってしまいます。2015年3月31日までに「はぴeプラン」に加入している場合はその後も引き続き割引が受けられます。
「はぴeプラン」新規加入停止後、関西のオール電化の家庭は今後どのプランがお得になるのか
関西電力は「はぴeプラン」の新規加入を2015年3月いっぱいで停止するとともに、2015年4月から電気料金の再値上げを申請中です。電力会社が電気料金の値上げをする際、電気料金プランの内容を変更したり、新メニューが登場する場合がありますが、現時点では4月以降のプランの変更などの情報はまだありません。
2015年3月31日に「はぴeプラン」の新規加入が停止された後、関西電力のオール電化はどのプランを使っていけば良いのでしょうか?
4月以降オール電化が選べるプランとその特徴
2015年3月時点で、関西電力のオール電化に向いている選べる電気料金プランは以下の3プランです。
「はぴeタイム」
「はぴeタイム」には、通電制御型(マイコン型)蓄熱式機器割引・5時間通電機器割引、口座振替割引があります。「はぴeタイム」は、2019年4月1日以降新規受付を終了しています。
区分 | 単位 | 関西電力「はぴeタイム」料金(消費税率10%) | ||
---|---|---|---|---|
基本料金 | ~10kW | 1契約 | 2409円40銭 | |
上記をこえる場合 | 1kW | 416円94銭 | ||
電力量料金 | デイタイム 平日10時〜17時 | 夏季(7月1日~9月30日) | 1kWh | 28円87銭 |
その他季 | 26円24銭 | |||
リビングタイム 平日昼間時間帯を除く7時〜23時 | 22円80銭 | |||
ナイトタイム 23時〜翌7時 | 15円37銭 |
「時間帯別電灯」
「時間帯別電灯」には、通電制御型(マイコン型)蓄熱式機器割引・5時間通電機器割引、口座振替割引があります。
区分 | 単位 | 関西電力「時間帯別電灯」料金(消費税率10%) | ||
---|---|---|---|---|
基本料金 | ~10kW | 1契約 | 1419円40銭 | |
上記をこえる場合 | 1kVA | 416円94銭 | ||
電力量料金 | 昼間 7時〜23時 | ~90kWh | 1kWh | 21円13銭 |
91kWh〜230kWh | 26円71銭 | |||
231kWh〜 | 29円82銭 | |||
夜間 23時〜翌7時 | 15円37銭 |
「季時別電灯PS(ピークシフト)」
「季時別電灯PS(ピークシフト)」には通電制御型(マイコン型)蓄熱式機器割引・5時間通電機器割引、口座振替割引があります。。「季時別電灯PS(ピークシフト)」は、2019年4月1日以降新規受付を終了しています。
区分 | 単位 | 関西電力「季時別電灯PS」料金(消費税率10%) | ||
---|---|---|---|---|
基本料金 | ~10kW | 1契約 | 1419円40銭 | |
上記をこえる場合 | 1kW | 416円94銭 | ||
電力量料金 | 夏季ピーク 夏季7月1日~9月30日の平日13時〜16時 | 1kWh | 51円96銭 | |
昼間 夏季ピーク時間帯を除く7時〜23時 | ~90kWh | 20円41銭 | ||
91kWh〜230kWh | 25円80銭 | |||
231kWh〜 | 28円81銭 | |||
夜間 23時〜翌7時 | 15円37銭 |
上記の3プランはどれも、夜間23時~翌7時の間安い単価が適用される、ということは同じです。それぞれ違う点は、日中の電気料金単価と、マイコン機器・通電機器割引があるかどうかと言う点です。
オール電化の電気代を節約していくためには、日中使う分の電気代がどれだけ節約できるか、ということも重要となってきます。そのためには、ご家庭の日中の電気の使用量や使用時間に合わせて一番電気代をお得にできるプランを選んでいく必要があります。
関西のオール電化がプラン選びをする際の大切なポイント
関西のオール電化が選べるプランを比較する上で重要なポイントをご紹介します。
まず、エコキュートや蓄熱暖房機を使っているご家庭は、機器の割引がある「はぴeプラン」がお得なように感じてしまいますが、通電制御型(マイコン型)蓄熱式機器割引額は1kVAあたり132円00銭、5時間通電機器割引額は1kVAあたり143円00銭です。例えば2kVAの蓄熱式機器を使用している場合は、割引額はひと月あたり264円00銭となります。
ここで大切なのは、割引だけでお得と判断してしまわずに、他のプランの単価を考慮した上でその割引額はお得かどうか、を考えていくことです。
例えば、2kVAの蓄熱式機器を使っていてはぴeタイムを使うとひと月264円00銭の割引が適用されますが、日中は不在がちでほとんど電気を使わない場合などは、日中の最低単価が「はぴeタイム」より安い「時間帯別電灯」や「季時別電灯PS(ピークシフト)」を選んだほうがひと月あたりの電気代を安く抑えることができる場合があります。
ご家庭に最適な電気料金プランは、エネチェンジ電力比較で診断をすることができます。プラン診断をするとご家庭に最適な電気料金プランが表示され、そのプランに変更した場合、年間でどのくらい電気代を節約できるかの見込み額が表示されます。
エコキュートや蓄熱暖房機をお使いの場合は、はぴeタイムで適用される割引額と、画面に表示された節約見込み額を比較してみましょう。ご家庭にいちばんお得なプランがわかります。
「はぴeプラン」の新規加入停止と電気料金値上げ後も関西のオール電化が電気代を節約していくには
2015年3月の「はぴeプラン」の新規加入停止と、さらに4月の関西電力の電気料金の値上げ予定で、4月以降の電気代に不安を感じている関西のオール電化のご家庭は多いでしょう。関西のオール電化が4月以降も電気代を節約していくためのポイントを以下にまとめました。
関西のオール電化が4月以降も電気代を節約していくためのポイント
- 「はぴeプラン」の申し込みは2015年3月31日まで
- まずはご家庭に最適な電気料金プランの見直しをしたうえで、「はぴeプラン」がお得になる場合は2015年3月31日までに申し込みましょう。2015年3月31日までに申し込みをした場合は、2015年4月1日以降も「はぴeプラン」を利用することができます。
- 4月以降オール電化に住む場合
- 4月以降にオール電化に住むなどの場合は、選べるプランの中から最適な電気料金プランをしっかり選びましょう。最適な電気料金プランを使うことで電気代の無駄をなくし、節約していくことが可能になります。
- 定期的なプランの見直しをしましょう
- ご家庭の生活スタイルは年々変化していきます。生活スタイルの変化とともに、最適な電気料金プランも変わってきます。定期的にプランの見直しをしていくことで、電気料金が上がってしまってからも電気代を上手に節約していくことが可能になります。
2016年4月の電力小売り自由化以降は、今よりもさらに選べる電力会社のプランが増えます。最適プランで電気代を節約していくために、エネチェンジで電力プランを比較して選びましょう!