リビング階段の寒さ対策!カーテンで冷気を遮断しよう!
この記事の目次
お部屋が広く見えるうえ、おしゃれですてきなリビング階段。家族が必ず顔を合わせるという効果もあり、ここ10年ほどで広く普及してきました。その一方、「冬場は暖かい空気が上へ抜けて寒い」という声も多く、多くの家庭が冬の寒さ対策に頭を悩ませています。カーテンで冷気を遮断していく方法ををみていきましょう。
年間平均34,352円節約できます!
エネチェンジ電力比較診断の3人世帯を選択したシミュレーション結果で、電気代節約額1位に表示されたプランの年間節約額の平均値です。節約額はギフト券などの特典金額も含まれています(シミュレーション期間/2024年7月1日~2024年9月30日)
リビング階段が寒いのはなぜ?
今までは廊下に作っていた階段をリビングの中に取り入れた階段は、リビングイン階段とも呼ばれます。開放的でおしゃれな設計ですが、「冬場は寒い」という声が多い代物でもあるのです。
いったいなぜリビング階段を作ると部屋が寒くなってしまうのでしょうか?
リビング階段がある家は、リビングだけが独立した一部屋の家と比べて、ひとつの空間がより広いという特徴があります。そのため、暖房をつけた場合、暖める容積が大きくなるために、暖まるのに時間がかかってしまいます。
さらに暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へと流れる空気の特性があるため、上下が広い空間になったリビング階段がある部屋は、下のリビングが暖まりにくいのです。
リビング階段の寒さ対策
リビング階段がある部屋で暖かく過ごすためには、「リビングの温かい空気を上部へ逃がさないようにすること」が何よりの対策方法です。逃がさない、つまり空気を遮断するためには扉や仕切りを作る方法が簡単で効果があります。
ロールスクリーン(ロールカーテン)
比較的費用も掛からず、見た目もきれいなので多くの家庭で取り入れているのがロールスクリーンを吊るす方法です。下まで伸ばしてしまええばまっすぐなので壁にも見え、見た目もすっきりしてきれいです。壁紙と同じ色を選べば視界の邪魔にもなりません。
いわゆるリビング階段の我が家。すご~く寒いのでロールスクリーン的なもので階段を覆っている。今日、ちょっとした隙間も閉まるように位置を微調整したら、とっても暖かくなった。そんなに違うもんなのか~。
— まぴ (@mapizo) 2011年12月18日
ツイートにもたくさん声がありますが、効果は抜群!
カーテン
カーテンレールを取り付けて、普通のカーテンで対策をすることも可能ですが、見た目が気になる可能性が高いです。
「リビング階段が激寒いの件」の対策後。
効果は絶大。見た目は最悪。 pic.twitter.com/fxwzO81F68
— NORY (@s_nory) 2014年2月1日
確かに見た目は気になりますが、「効果は絶大」という言葉に惹かれます。使わない時は片側に寄せて可愛いヒモでまとめるなど、上手に使えばインテリアのアクセントにできる可能性も。
また、階段の途中に突っ張り棒を渡してカーテンを付けるという方法でもリーズナブルに対策できます。
扉
スペース的に可能であれば引き戸や折れ戸を付けるとしっかり空気を遮断できます。寒さ対策という意味で最も効果が高いのはこの扉を付ける方法です。
ただし、カーテンを付ける場合と比べてコストがかさんでしまうのが難点です。
見た目重視派におすすめなのはロールスクリーン
多くの家庭が取り入れている、リビング階段のオーソドックスな防寒対策はロールスクリーンを吊るす方法です。
見た目がスッキリし、コストもそれほどかからず、春や秋はロールスクリーンを下さなければリビング階段の良い部分をじゅうぶんに享受できます。
ただしメリットがあればデメリットもあります。
- ロールカーテンのメリット
- 巻いてしまえばコンパクトで見た目が気にならない
伸ばした状態がまっすぐで目に入っても邪魔になりにくい - ロールカーテンのデメリット
- 手すりなどがあると隙間が空いてしまう
人が通る時に上げ下げするのが面倒
ロールスクリーンの取り付け方
ロールスクリーンはDIYで取り付けることが可能です。
- 設置したい場所のロールスクリーン本体の端から40~60mm内側に、取り付けブラケット(固定するための金具)をビスで取り付けます。
- ロールスクリーンのフレームを持ち、取り付けブラケットの手前の爪に引掛けます。
- ブラケットを天井に取り付けた場合は手前から、壁に取り付けた場合は下から引掛けます。
- フレームを「カチッ」と音がするまで押し上げて固定します。
- 取り付けブラケットにしっかり固定されていることを確認します。
出典:ロールスクリーンの設置|ハウツー集|DIYホームセンター「DOIT(ドイト)」
使いやすさ重視派におすすめなのは横開きのカーテン
カーテン独自のドレープが出てしまうため、見た目は少し気になりますが、人が通る時にちょっと手で開けば良いので「使いやすさ」という意味では横開きのカーテンが有利です。
リビングから見た見た目が気になるのではあれば2階部分や踊り場にカーテンを取り付けるという方法もあります。カーテンレールを取り付けても良いですし、突っ張り棒を使う方法なら壁や天井に傷を付ける心配もありません。
新居が極狭3階建てなので、リビング階段なんだけどさ。やっぱこの時期になると冷気がサワサワくるのです。なので、暖房効率上げる為にも、今日カーテン自作しました。天井高2.40cmもあるもんだから大変でしたー… pic.twitter.com/HtXRnhy8iP
— のんべ (@nonbe123) 2015年11月29日
このように取り付けることができれば、見た目にも違和感なく、人が通るときも邪魔にもなりませんね。
見える場所にカーテンを付ける場合 色の選び方
ロールスクリーンにしてもカーテンにしても、悩むのが色選びではないでしょうか。天井から床までとそれなりに広い空間を覆うカーテンなので、色選びには慎重になります。
目立たせたくない場合
部屋と一体化させたい、なるべく気にならないようにしたいと考えるのであれば、壁紙と同じ色を選びましょう。目立たせたくないけれど壁と同じよりは変化を付けたいという場合は、淡いグリーンやイエロー、ピンクなど、柔らかい色調の無地を選んでも良いですね。
迷ったら白や淡い茶色を。たいていの場面で馴染む優秀な色です。
アクセントにしたい場合
一方、どうせつけるのだからアクセントにしたいと考えるのでれば、カーペットや小物で使っている色を選んだり、イラストや柄のついたポップなカーテンを選ぶという方法もあります。
ワインレッドやネイビーなどのシックな無地のロールスクリーンもすてきです。
リビング階段がある家の防寒方法
- セントラルヒーティングを導入
- シーリングファンの取り付け
- サーキュレーターを置いて空気を循環
- 二重窓にする・全ての窓にカーテン
カーテン以外にも効果がある方法が、家全体を温めるセントラルヒーティングを導入する方法です。
家全体が温まっていれば2階と吹き抜けでつながっていても寒くはなりません。さらに、北側の窓の結露を防ぐことができます。家のどの場所でも快適に過ごすことができますが、なにぶん費用が莫大に発生してしまいます。
また、吹き抜け住宅ではよく行われる方法ですが、階段上部や二階の天井にシーリングファンを取り付けて、空気をかくはんさせる方法も有効です。この方法なら費用もそれほどかかりませんので、取り入れやすいですね。
他にも、2階に近い部分にサーキュレーターを置いて空気を循環させる方法もあります。
さらに窓を二重窓にしたり、全ての窓にカーテンを付けるなどして、家全体の気密性・断熱性を高めることでリビング階段があっても寒さを感じにくくなります。
家計の見直しには、電気代の見直し!
「もう少し節約したい」「家計の負担を減らしたい」とお考え人必見!家計の見直し、は電気代の見直しから始めましょう。
エネチェンジ電力比較
リビング階段の防寒対策にはカーテンが有効!
とてもおしゃれだけれどリビングが冷え込んで厳しいリビング階段。寒さ対策の有効な方法は、2階につながる空間を遮断し、1階の暖かい空気を逃がさないようにすることです。
そのためのオーソドックスな方法が、カーテンや扉を取り付け気密性を高めること。しかし扉の取り付けは費用が嵩み工事も発生します。一方、カーテンなら簡単かつリーズナブルに取り付けることができるのでおすすめです。
「効果は絶大」と試した人が口をそろえる「カーテンで防寒対策」。ぜひ試してみて下さいね。