果実酒作りに欠かせない、ホワイトリカーとは?
この記事の目次
梅酒を始めとして様々な果実酒作のレシピに出てくる「ホワイトリカー」。ホワイトリカーとは、何のことかわかりますか?果実酒作りには欠かせないお酒のことなんです。
年間平均34,352円節約できます!
エネチェンジ電力比較診断の3人世帯を選択したシミュレーション結果で、電気代節約額1位に表示されたプランの年間節約額の平均値です。節約額はギフト券などの特典金額も含まれています(シミュレーション期間/2024年7月1日~2024年9月30日)
果実酒作りに欠かせないお酒
果実酒を自分で作ろうとした時に、いくつかのレシピを探して材料や内容を検討すると思います。その時に多く出てくるのが「ホワイトリカー」。例えば梅酒ならば材料は「梅」「氷砂糖」「ホワイトリカー」の三つで作る事ができます。一言で言ってしまえばホワイトリカー=お酒です。日本酒や焼酎、ワインやウォッカという種類とは異なり、ホワイトリカーを初めて聞いたという人も多いと思いますが、果実酒作りに欠かせない大事なお酒です。ホワイトリカーについて探ってみましょう。
ホワイトリカーの定義
焼酎の材料と蒸留方法
焼酎甲類のホワイトリカーは、材料に主に糖蜜を使います。焼酎乙類の本格焼酎は米や麦で一時仕込みをしたあと、穀物や黒糖で二回目の仕込みを行います。焼酎は蒸留酒といって、原料を発酵させて作る日本酒やワインとは異なり、蒸留して作るアルコール度数の高いお酒です。この蒸留する方法には二種類あり、焼酎甲類は連続式蒸留という方法を使い焼酎を作ります。この方法で作られたお酒は、エチルアルコールのにおいを感じる事もありますが、基本的に無味無臭のお酒になります。一方焼酎乙類は、単式蒸留という方法を使い作られ、材料の味や風味を感じることができます。そのため、果実酒を作るためには無味無臭のホワイトリカー(焼酎甲類)を使ったほうが、果実そのものの味や香りを楽しめるので、果実酒作りに向いているお酒と言われています。
ホワイトリカー1と2
焼酎甲類は「ホワイトリカー1」」と記され、焼酎乙類は「ホワイトリカー2」と表示しても良いことが法律で定められていますが、焼酎乙類では「ホワイトリカー2」と記されることは滅多になく、ほとんどの場合「本格焼酎」と記載されます。そのため、一般的に「ホワイトリカー」といえば焼酎甲類を示しています。また焼酎甲類はアルコール度数が36度未満、焼酎乙類はアルコール度数が45度以下と決められています。45度を超えるお酒は「スピリッツ」と呼ばれます。
果実酒作りに向いているホワイトリカー
果実酒を作るには、アルコール度数が35度程度のお酒が良いとされています。ホワイトリカーはアルコール度数が高いので、その分果実の味や風味がしみだしやすいのです。
ホワイトリカーってどこで買えるの?
ホワイトリカーはお酒ですので、酒屋さんやお酒を取り扱っているスーパーで購入することができます。果実酒を作るために必要な量を確認して買いに行きましょう。
ホワイトリカー以外でも果実酒を作っても良い?
日本酒やウォッカなどの焼酎以外のお酒で果実酒を作りたいと考える人もいるのではないでしょうか。もちろんホワイトリカー以外のお酒でも果実酒を作ることは可能ですが、アルコール度数が20度以上あることが必須です。
というのも、アルコール度数が低いお酒で果実酒を作ってはいけないことが法律で決められているのです。法にひっかからずに果実酒を作るためには、アルコール度数が20度以上のお酒を選んで作る必要があります。
参照:【自家醸造】|お酒についてのQ&A|国税庁
ホワイトリカーのまとめ
ホワイトリカーとは焼酎甲類のことです。原料を糖蜜とし、連続式蒸留という方法で作られています。無味無臭でエチルアルコールのにおいを感じる事もありますが、その分果実の風味を感じられ、果実酒をつくるときに使うのに向いています。果実酒を作る場合はぜひホワイトリカーでチャレンジしてみてください。