頑固な汚れを落としたい!作業着を上手に洗濯する方法
この記事の目次
仕事で作業着を着用する場合、仕事内容にもよりますが、汚れやすい作業着の洗濯に頭を悩ませている人もいるのではないでしょうか。作業着をきれいに洗濯する方法をまとめました。
作業着の汚れは落ちにくい
作業着につく汚れは仕事の内容で変わります。油汚れなのか泥汚れなのかで落とし方が異なりますので、まずは作業着についた汚れの原因を探りましょう。
油汚れの落とし方
油汚れは落ちにくい汚れとして知られています。作業着についた汚れが油である場合、最初にアルカリ性の石鹸を使ってつけ置き洗いをした上で、高い温度のお湯を使って石鹸で洗うと落ちやすくなります。最初につけ置き洗いをする時も、高温のお湯を使ったほうが汚れは落ちやすくなります。
油汚れはアルカリ性で分解する
油汚れは酸性のため、落とすにはアルカリ性の石鹸や洗剤を使って分解することが大切です。ホームセンターに行くと「作業着用の洗剤」なども販売されていますが、おすすめしたいのが「セスキ炭酸ソーダ」です。
これは重曹よりももっとアルカリ性の強い白い粉で、水に溶けやすいため洗濯に向いています。また、人体に無害なので手荒れの心配がなく、無機物であるため排水溝にそのまま流しても界面活性剤の入った洗剤とは異なり環境に負荷がかかりません。ドラッグストアや100円ショップなどで売られていますので探してみて下さい。
バケツなどにお湯をくんで、セスキ炭酸ソーダを溶かした中に作業着をしばらくつけ込みます。セスキ炭酸ソーダには酸性の臭いを消す効果もあるので、においが気になる作業着にも向いています。
液体石鹸より高温タイプの石鹸
つけ置きをした後は、お湯を使って洗濯機で洗濯をしますが、この時に40℃以上のお湯を使うと汚れが落ちやすくなります。また、一般的な洗濯洗剤よりも高温タイプの石鹸を使うと作業着の油汚れは落ちやすいのでおすすめです。
高温タイプの石鹸とは、牛や豚の油やパーム油を使って作られた石鹸です。40℃以上のお湯で洗った時に驚くような洗浄力を発揮します。
- 1,080円(税込)
出典:しらかば粉せっけん999 – 森のクラフト屋 - 無添加石鹸専門店 –
それでも落ちない汚れは手洗い
高温のお湯とセスキ炭酸ソーダ、高温タイプの石鹸を使っても落ちない汚れは、汚れに直接石鹸を塗りつけて揉み洗いをします。泥の汚れや血液等の汚れ、食べ物の汚れが付いた時などにも応用できますが、汚れに直接石鹸をつけ、手でモミモミと揉んだりこすったりする方法が一番早く、きれいに汚れを落とすことができます。
泥汚れの落とし方
野外での作業が多い人の場合、油汚れよりも泥汚れが酷い場合もあります。泥汚れはどのように落とせば良いのでしょうか。
固形石鹸で手もみ洗い
泥汚れを落とす一番効果的な方法は、固形石鹸を直接塗り、手でゴシゴシと揉んだり、ブラシで擦る方法です。また、泥の汚れは洗う前に乾かしてたたき、泥や砂の粉を叩き落とすことでその後の洗濯が格段に楽になります。
乾かして叩き落とした後は、繊維の中に入りこんだ汚れや、油と結合してしまった泥汚れを落とす必要があります。バケツに40℃くらいのお湯を入れ、洗剤を溶かして作業着をしばらくつけ置きしましょう。30分~2時間程度つけたら、汚れをチェックし、石鹸をつけて手で揉み洗いをしたり、洗濯機で洗います。汚れの度合いによって洗い方を変えると良いのですが、確実にきれいにするには手での揉み洗いです。
鉄分を含んだ土の場合
泥汚れの原因となる泥に鉄分が含まれていると、固形石鹸を使った手もみ洗いだけでは落ちにくくなります。その時は還元性漂白剤(ハイドロハイターなど)を使うと汚れが落ちやすくなりますので覚えておくと良いですね。
人気の石鹸
作業着は、汚れの原因を判断してから洗濯しよう
作業着の汚れには油汚れと泥汚れがあります。作業着の洗濯は、どちらが原因の汚れなのかを見極めた上で、それぞれの汚れにあった洗濯をしましょう。40℃前後、もしくはそれ以上のお湯を使うと汚れが落ちやすくなるほか、汚れに直接石鹸を付けて手で揉み洗いをするときれいになることが多いです。しつこい汚れは洗濯機よりも自分の手で洗いましょう。
靴の洗濯方法についてはこちらの記事で紹介しています