捨てる物を活用した節約法②果物の皮をフル活用しましょう!
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甘くて、酸っぱくて、さわやかなフルーツ、美味しいですよね。毎日とりたい大事な食材ですが、フルーツって意外と食べずに捨てちゃう部分が多くない?捨てるはずのフルーツの皮も掃除に活用すれば無駄なし!!フルーツの皮を使ったお掃除の方法をご紹介します。
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美味しいフルーツは毎日とりましょう
フルーツはビタミンやミネラルなどの重要な栄養を豊富に含み、健康な食生活を送るためにも重要な食材なのですが、フルーツの摂取量は近年減少しています。特に20~30代世代の摂取量が少ない傾向にあるようです。
フルーツの一日の摂取目安は200g
日本においてフルーツはまだまだデザート、嗜好品としての意識が強いので、世界的にみて一日の消費量は少ないのだそうです。フルーツはガンをはじめとするさまざまな生活習慣病を予防にもよいとされる食材。1人1日200g以上のフルーツをとるのが健康にいいとされ、「毎日くだもの200グラム運動」が推進されています。
- みかん
- 2個
- りんご
- 1個
- 日本なし
- 1個
- かき
- 2個
- バナナ
- 2本
- キウイフルーツ
- 2個
- バレンシアオレンジ
- 2個
- さくらんぼ
- 40粒
200gといっても可食部のこと。フルーツは皮などの食べられない部分が多いので、必要量を摂取しようとするとゴミが沢山出てしまうのが困りものですね。
フルーツには栄養がいっぱい!
果糖をたくさん含み甘みと酸味が魅力のフルーツは、日本では食後のデザートやおやつに食べるのが一般的。でもフルーツにはタンパク質分解酵素を含むものが多く、フルーツ摂取の盛んな欧米では肉や魚料理と組み合わせることも多いそう。フルーツの中の栄養が消化を助けるとともに、体内の脂質の酸化を防いだり、余分な脂質の排泄を促してくれるので、脂っこいメニューの時は料理にデザートに、フルーツをたっぷりと取り入れましょう。
- 食物繊維
- ペクチン等の水溶性食物繊維やセルロースなどの不溶性食物繊維が便秘の予防だけでなく、糖質や脂質の吸収を遅くしたり、発がん性物質を体外に排出します
- ポリフェノール
- フルーツの色素や苦み、渋みの成分であるフラボノイド類やカテキン類などのポリフェノールは活性酸素を除去し、生活習慣病の予防、殺菌作用や血圧を降下作用があります
- ビタミンC
- 抗酸化作用があり、鉄分の吸収を良くして、白内障やガンの予防、抗ストレス等の健康効果があります
- ビタミンB
- フルーツに含まれているビタミンB6は脂肪やアミノ酸の代謝に関与して脂肪肝を予防し、葉酸は成長・妊娠に必要なだけでなく、認知症予防にも効果を発揮します
- ビタミンA
- 視力を正常に保つだけでなく、乳幼児の成長を促進させます
- ビタミンE
- 過酸化物質の生成を抑制するという抗酸化作用があり、老化防止やガン、高血圧や動脈硬化、心臓病などの生活習慣病等の予防効果があります
- カリウム
- 高血圧や脳卒中等の脳血管疾患の原因となる、ナトリウムの排泄を促す効果があります
- 有機酸
- フルーツの酸味であるクエン酸、リンゴ酸、酒石酸等の有機酸は疲労回復に効果があり、鉄分の吸収を高めて貧血を防止します
ん?油を分解するってことは、掃除にも使えるんじゃない?
フルーツって掃除にも使える!
ここで注目したいのは、フルーツに含まれる有機酸や精油成分。フルーツの中に含まれる成分は体の栄養になるだけでなく、上手に利用すれば掃除にも使えるのです。しかも、掃除をすればするほどフルーツのよい香りが広がって、アロマによるリラックス効果も期待できます。
- クエン酸
- 食品に含まれる酸の中で最も強いもののひとつで、殺菌作用があります
- リンゴ酸
- 鍋の黒ずみや水アカ、シンクの石鹸カスの汚れなどのアルカリ性の汚れを落とす効果があります
- リモネン
- 柑橘類に含まれる精油成分、優れた洗浄効果があります
捨てるフルーツのゴミをもっと活用しましょう
捨てればゴミになってしまうフルーツの皮のお掃除グッズとしての活用方法は沢山あります。グレープフルーツやオレンジなどの肉厚の皮は、キッチンのスポンジ代わりにも!食べ終わったお皿の油汚れをスッキリ落ちるんですよ。
レモンの皮のクエン酸を利用した掃除方法
レモンの酸っぱい成分「クエン酸」は酸性。アルカリ性の汚れを中和して落としてくれます。アルカリ性の汚れといえばキッチンの水回りの水垢や石鹸カス、鏡やガラス製品のくもりなど。紅茶に浮かべるレモンも、フライなどの料理に添えたレモンも、最後まで使い倒してこその節約ですよ。
- シンクの掃除
- 絞り切ったレモンの皮の白い部分でシンクをゴシゴシこすると、水垢がスッキリと落ちます
- 蛇口磨き
- レモンの皮の白い部分で蛇口などのステンレス部分を磨くとピカピカに!キッチンが明るくなります
- 電子レンジ掃除
- レモンの皮1個分を電子レンジで1分間加熱し、冷めた後にレモンの皮で内部をこすると、汚れが簡単におちて庫内の臭いも一掃できます
- ガラス製品や鏡のくもり
- レモンの皮に塩を含ませて、キュッキュッとこすってから水拭き、もしくは水洗いすれば、くもりがとれてピカピカになります
- 茶渋落としに
- レモンの皮に塩を含ませて湯呑などの茶渋のついたところをこすると、キレイに落ちます。レモンだけなく、柑橘系の皮はなんでも使えます
みかんの皮洗剤を使えば万能洗剤に!
柑橘類に含まれる「リモネン」は市販される洗剤にも使われていますね。水400ccに対してみかんの皮4個分をちぎって鍋に入れ、15分ほど煮出します。冷めたらザルで濾したものをスプレー容器に入れると、みかんスプレーの出来上がり。煮だし終わった皮もお皿やシンク磨きに使いましょう。みかん水は保存料を入れていないので、2週間ほどで使いきってくださいね。
- 調理台まわり
- 油汚れがスッキリ落ちますので、料理後の毎日のお手入れにピッタリです
- フローリングや皮製品のツヤ出し
- みかんスプレーを吹きかけた布でフローリングや革製品を磨くと、汚れが落ちツヤが出てきます
- 畳の黄ばみ
- みかんスプレーを吹きかけた布で畳を拭くと、畳の黄ばみがスッキリととれます。黄ばみを防ぐ効果もあるので、毎日でも使ってください
みかんの皮は乾燥せて保存しておくと、いつでも使えます。
干した皮をお風呂に入れると、良い香りの入浴剤になるだけでなく、湯垢もスッキリと掃除がしやすくなりますよ
リンゴの皮のリンゴ酸を利用した掃除方法
リンゴに含まれる「リンゴ酸」も酸性で、中和によってアルカリ性の汚れをスッキリと落としてくれます。リンゴの皮も良い匂いがするので、すぐに天日で干してからからになったものを布袋に入れてタンスに入れると、ポプリ代わりに使えますよ。
- シンク
- 食べ終わって起こるリンゴの皮や芯でシンクをこすると、ヌメリやくもりがスッキリとれます
- アルミ鍋の黒ずみ
- アルミ鍋に水とリンゴの皮や芯を入れてそのまま煮込めば、いつの間にかついた黒ずみや水垢がキレイに落ちます
フルーツの皮を掃除に活用すればゴミも減る
家の中の汚れはわざわざ洗剤を買わなくても、身近なもので汚れが落とせるものなんです。掃除のポイントはガラスやステンレスを徹底的にキレイにしておくこと。ピカピカ光る部分がキレイだと、家中が明るくなりますよね。
フルーツの皮を掃除に活用する節約効果を考えてみましょう
フルーツの中でも柑橘類、「リモネン」の洗浄効果の高さはよく認められていて、リモネンを含んださまざまな洗剤が市販されていますね。今回作ったみかんスプレーは保存料やアルコール分が入っていいないので日持ちはしませんが、同様の効果を持つもの。市販の洗剤を使わなくても済むので、その分節約ができますね。
みかんスプレーで節約できる洗剤代はコレ!
- キッチン用洗剤
- 400mlで350円位
- 家具ツヤ出し用洗剤
- 400mlで1300円位
食べた後の皮は掃除などに有効活用して、身体に良いフルーツをたくさん食べましょう。
捨てる物を活用するのはちょっと「セコイ」感じはしますが、さまざまな工夫をするのは楽しいこと!みなさんもフルーツの皮の活用方法を見つけて下さいね。