夏の電気代を抑える究極の方法、それは……?節約のための裏ワザを公開!
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夏の電気代を抑えるためには、エアコンの電気代をなるべく使わないことが肝心。それでは、最もエアコンを使わないで済ませる方法とはなんでしょうか?その答えは……なんと意外な方法だったんです。
ここでは、「暑い日もなるべくエアコン代をかけたくない」という方向けに、夏の電気代を究極に抑えられる生活例をご紹介しています。
夏の電気代を究極に抑えるために、エアコン代を節約!
夏場に一番気になる電気代はエアコン代ですよね。エアコン代を節約するために、冷房温度を控えめにしたり、窓を開けて過ごしてみたりと様々な工夫をしている方も多いでしょう。しかしそうしたガマンの対処は、健康を害することもありえるので、あまりオススメできません。
あまりに暑い日には、家にいないで冷房が効いていて涼しいショッピングモールや図書館など、外に出かけてしまうという方もいるようです。
しかし、せっかく出かけるのであれば、一日の中で一番エアコン代がかかる時間帯に出かけたほうがより電気代は節約できます。夏の電気代を抑える究極の方法、それは、一日の中で一番エアコン代がかかる時間帯を見極め、その時間帯には冷房が効いている涼しい場所へと出かけてしまうことなんです。
それでは、一日の中で一番エアコンの電気代が高額になる時間帯とは、いったいいつでしょうか?
エアコンの電気代がもっとも高額になる“夏の午後”に出かけてしまう
私たちが一日の中で一番エアコンを使うのは、暑い夏の日の午後です。一番気温が高くなる夏の日の午後は、室内の熱を屋外へ捨てるという冷房機能の効率が下がってしまいます。すると、室内温度をエアコンの設定温度に下げるまでにかかる電気代も、一番高額になります。
その時間帯に合わせて、ショッピングモールや図書館などの公共空間へ出かけてしまうのはどうでしょう?他の時間帯に外出した場合に比べて、電気代を節約することができます。
夏の午後電気を使わないご家庭は“ピークシフトプラン”へチェンジ!
夏の午後は一番気温が上がり、室内温度も暑くなるため、各家庭や会社などが一斉にエアコンを使います。そのため、電力供給量が多くなる夏の午後13時~16時の時間帯は『ピークタイム』と呼ばれています。
このピークタイムの時間帯にいつも外出しているなど電気を使わない生活ができるご家庭は、各電力会社が設定している『ピークシフトプラン』というプランを契約すると、今までよりも電気代を安くすることができる場合があります。
ピークシフトプランって何?
ピークシフトプランとは以下のような特徴があるプランです。
1年を夏季(7月~9月)と夏季以外(9月~11月)の2つの季節に分け、一番電気が使われる夏季の午後13時~16時までの間(ピークタイム)の料金単価を高額に、その分、夜間の料金単価を割安に設定されているプランです。
この、ピークタイムを取り入れた『ピークシフトプラン』という料金プランは電力会社ごとに設定されています。下記の表は、現在、夏季の午後をピークタイムとしてピークシフトプランを設定している電力会社一覧です。
下記の電力会社と契約されているご家庭で、夏の午後ほとんど電気を使わない生活が可能なご家庭は、ピークシフトプランへとプランのみなおしをすることにより電気料金が安くなる場合があります。
電力会社別ピークシフトプラン一覧
電力会社名 | プラン名 | ピークタイム時間帯 (割高) | 夜間時間帯 (割安) |
---|---|---|---|
東北電力 | ピークシフト季節別 時間帯別電灯 | 夏季7~9月 PM1:00-4:00 | PM11:00-AM7:00 |
東京電力 | ピークシフトプラン | 夏季7~9月 PM1:00-4:00 | PM11:00-AM7:00 |
中部電力 | ピークシフト電灯 | 夏季7~9月 平日PM1:00-4:00 | PM11:00-AM7:00 |
関西電力 | 季時別電灯PS | 夏季7~9月 平日PM1:00-4:00 | PM11:00-AM7:00 |
中国電力 | 電灯ピークシフトプラン | 夏季7~9月 PM1:00-4:00 | PM11:00-AM8:00 |
四国電力 | ピークシフト型時間帯別電灯 | 夏季7~9月 PM1:00-4:00 | PM11:00-AM7:00 |
九州電力 | ピークシフト電灯 | 夏季7~9月 PM1:00-4:00 | PM10:00-AM8:00 |
2014年6月時点でのものです。
ピークシフトプラン向け電気代節約生活スケジュール
それでは実際にピークシフトプランを契約した場合、どのような生活で電気代がお得になるのでしょうか?以下に、東京電力のピークシフトプランの時間帯を例に、ピークシフトプランを上手に利用した生活スケジュールの組み方の例をご紹介します。
ピークシフトプランの料金設定を把握する
まずはご契約する(されている)ピークシフトプランの、時間帯別の料金設定をきちんと把握しましょう。東京電力のピークシフトプランの夏季の料金単価は以下のように設定されています。
- 昼間時間
- AM7:00~PM1:00/PM4:00~PM11:00【普通】
- ピーク時間
- PM1:00~PM4:00【割高】
- 夜間時間
- PM11:00~AM7:00【割安】
昼間時間は普通単価、ピーク時間は割高、夜間時間は割安となっています。この時間帯を元に、家事の時間帯や外出する時間帯を工夫することで、上手に電気代を節約することができます。
ピークシフトプランの時間・料金設定に合わせて生活をスケジューリングする
次に、そのプランの時間・料金設定に合わせて一日をスケジューリングしてみましょう。一日の生活スケジュールの例を下記にあげましたのでご覧ください。
ピークタイムプラン向け電気代節約生活例
時間 | 生活スケジュール |
---|---|
夜間時間 PM11:00-AM7:00 料金単価:割安 | 家電のタイマー機能を利用 洗濯機 洗濯乾燥機 炊飯器 ホームベーカリー など |
昼間時間 AM7:00-PM1:00 料金単価:普通 | 家事はまとめてこの時間帯に アイロン 掃除機 |
ピークタイム PM1:00-PM4:00 料金単価:割高 | 冷房が効いている涼しい場所へと出かけてしまいましょう 喫茶店 図書館 ショッピングモール など |
昼間時間 PM4:00-11:00 料金単価:普通 | 炊飯器・オーブンなどを使う場合はPM4:00以降に 夜就寝前に、夜間時間帯に使用する家電のタイマー 機能をセットしておく |
上記の生活例のように、家電などは料金単価の安い時間帯に利用し、料金単価の高額な時間帯(ピークタイム)に冷房されている涼しい場所へと出かけ、家庭でエアコンなどの電気を使わないように生活をスケジューリングしましょう。プランに合わせて家事や外出などの時間帯を工夫するだけで、電気代は大変節約できます。
【終了】関西電力はクーポン配布を開始-お出かけして節電を-
暑い日は、お出かけして節電を-。関西電力は、気温上昇で電力需給の逼迫(ひっぱく)が予想される日に、スーパーの割引クーポンなどを配布するキャンペーンを22日から始める。家庭のエアコンを切って買い物に出かけてもらい、電力使用量を下げようという狙い。
電気料金の明細などがメールで届く、関電の無料WEBサービス「はぴeみる電」の登録者が対象。割引クーポンは、電力需給の逼迫が予想される前日の夕方に関電がメールで送る。キャンペーンには、イオンと家電量販店のエディオン、上新電機の3社が協賛。関西の2府4県と三重県にある3社の約300店舗で利用できる。利用時間は、電力需給が特に厳しくなる午後1~4時に限定。
出典:「暑い日はお出かけを」関電、節電積み上げの秘策? 需給逼迫予想される前日に“お誘いメール”、買い物クーポン配布 – MSN産経west
このように電力会社も、需給安定のため夏のピークタイムに利用できるクーポンを配布するなどといったキャンペーンを打ち出してきています。
ピークシフトプランを利用し、電気代が割高になるピークタイムの間は涼しい場所へ出かけてさらに割引クーポンも利用する、といったお得な夏の電気代節約方法はおすすめです。
まとめ
一番エアコン代が高くなる夏の午後に電気を使わないよう生活をスケジューリングすることが可能なご家庭は、ピークシフトプランを利用することでさらに電気代を安くすることができます。
『夏の午後のエアコン使用を避ける+ピークシフトプランをお得に利用する』、という究極の方法で、この夏の電気代を無駄なくエコに過ごしてみてはいかがでしょうか?
年間平均34,352円節約できます!
エネチェンジ電力比較診断の3人世帯を選択したシミュレーション結果で、電気代節約額1位に表示されたプランの年間節約額の平均値です。節約額はギフト券などの特典金額も含まれています(シミュレーション期間/2024年7月1日~2024年9月30日)