洗い物が飛躍的に楽になる食洗器、少しずつ取り入れる家庭が増えてきています。食洗器を使うことで手の荒れや主婦湿疹から解放されたという人もいるようです。食洗機が取り付けられているシステムキッチンの場合は問題ないのですが、後から食洗器を設置するためには台やラックが必要ですね。食洗機の台・ラックはどのように選べば良いでしょうか。

食洗器をどこに置くか

まずはキッチンのどこに食洗機を置くのかを考えましょう。どこに食洗器があればキッチンの中で自分が動きやすく、洗った後の食器をしまいやすいか検討します。また、食洗器の扉は手前に引いて開ける方式や上へ跳ね上げる方式など、それぞれ開き方が違います。食洗器を置く場所によっては、扉を十分に開けることができない、開けた扉が水道の蛇口や壁に当たってしまうということになりかねませんので、購入予定の食洗器の扉の開閉、開けた時に必要な広さもチェックしましょう。
広さを調べたら、ガスレンジの隣、調理台の上、シンクの近くなど、実際にキッチンに立ってシミュレーションしてみましょう。

調理台の上

最も一般的な設置場所です。調理台の上であれば給水も排水も問題なく行るうえ、簡単に水洗いした食器をどんどん食洗器に入れていきやすいです。料理をする時の作業スペースが狭くなってしまいますが、食洗器の使いやすさを考えると使いやすい場所だといえます。

シンクの上に渡す

調理台の上に置けるスペースが無い場合、シンクが広いようであれば、シンクの上にステンレスなどの台を渡してその上に食洗器を置いて使うこともできます。この場合も給水・排水が行いやすいという利点があります。ただし、シンクの使える場所が狭くなってしまいます。予洗がしにくかったり、食洗器ではきれいになりにくいものを洗う時に不便を感じるかもしれません。

窓前のスペース

キッチンに窓があり、窓が外側に飛び出した作りになっている場合、窓前のスペースに食洗器を置くことができます。食洗器を載せるには段差があって危ない場合は、段差対応の足付の台をを使うことで問題が解決できます。ただし、食洗器が窓をふさぐため、キッチンが暗くなることは覚悟しましょう。

ワゴン・ラックを使う

シンク周りに置くスペースが無い場合は、シンク脇にラックを置いたり、ワゴンを購入してその上に食洗器を乗せるという方法をとりましょう。キッチンにある程度の広さがあったり、シンク脇にスペースがある場合に有効です。食洗器を載せる高さをシンクの高さと合わせることで作業が行いやすくなります。

食洗器の台・ラックの選び方

食洗器を載せる台には、食洗器を作っているメーカーによる純正の台や、市販のワゴンなどを活用する方法があります。キャスター付きのワゴンに乗せることもできますが、食洗器を使うには水道と繋ぎ、電源を得るためのコンセントも必要です。キッチンのどの部分であれば食洗器を置くことができるのか、台を置くために使える広さはどれくらい取ることができるのかを最初に確認しましょう。

• 置く場所を選定
• 広さを調べる
• コンセント・給水・排水が可能かをチェック

キッチンの段差がある場所に台を置きたい場合

日本の住宅の狭いキッチンの中で食洗器を置こうとすると、場所の確保が大変です。食洗器を置けそうな場所が段差がある場合におすすめなのが、パナソニックが出している段差用の台「高さ調節脚」と「専用ステンレス置き台」。手前部分に足が取り付けられているので段差の上でも食洗器を設置することができます。

• 専用ステンレス置き台　4,320円（税込）
• 高さ調節脚　4,968円（税込）

出典:あなたのキッチンにもスッキリ設置。 | 食器洗い機/食器乾燥器 | Panasonic

便利！伸縮式のラック

横幅を約45.2cm～55cmまで伸縮することが可能です。食洗器の下に空間を作ることもできるので、収納スペースとして使えます。

• 9,698円（税込）

出典:シンクに渡して食洗機を設置！伸縮式頑丈食洗機ラック：クラフトパークK5

足4本の長さをオーダーできる台

ステンレス製の非常にシンプルな台です。4本の足の長さを全てオーダーできるという点は便利。段差がある場所に設置したい場合におすすめです。

出典:食洗機.com『置けます！』本店

食洗器を置く台をしっかり選定

食洗機の台・ラック選びのポイントは、食洗器はそれなりの大きさがあるため、どこに置くと一番邪魔にならずに使いやすいのかをしっかりと考えることです。設置場所が決まったら置く場所の条件によって使いやすい台を選定します。段差があっても、足の長さを変えられる台もあるのでうまく使ってきっちりと収めたいですね。