残り湯を洗濯に使うメリットと、覚えておきたい2つのこと
お風呂の残り湯を洗濯に使う時、残り湯の雑菌や、入浴剤色素の衣類への色移りが心配になってしまいます。残り湯で洗濯をするメリットと、覚えておきたい2つの注意点をご紹介します。
- 更新日
- 2016年12月12日
残り湯で洗濯するメリットってなに?
残り湯で洗濯するメリットは、
- 節水・節約になる
- お湯なので汚れが落ちやすくなる
ということです。
残り湯の雑菌って、大丈夫なの?
衛生微生物研究センターによると、風呂水の細菌の多くは人と共生関係にあったものなので通常はそれらで病気になる心配はないとのこと。ただし、 風呂水の菌数は一晩放置すると約1,000倍に増加するため、風呂水はできるだけその日のうちに利用し、ため置かないようにしたほうが良いのだそう。
参照:風呂の残り湯は使っても良い? | 衛生微生物研究センター
入浴剤の入った残り湯って色移りしないの?
入浴剤を入れた残り湯を洗濯に使えるかどうかは、入浴剤の種類ごとに異なります。入浴剤の残り湯を使う場合は、入浴剤のパッケージやHPなどで使用できるかどうか、注意事項などを確認してから使いましょう。
例えば、入浴剤「バブ」の場合は、残り湯での洗濯についてHPに以下のように記載されています。
「バブ」シリーズを入れたお風呂の残り湯を洗濯に使っていいの?
A お洗濯にも使えます。ただし、残り湯の中の汚れや色が洗濯物につくのを防ぐため、次の点をお守りください。
●「アタック」シリーズ、「ニュービーズ」シリーズなどの「綿・麻・合成繊維用」の洗剤で洗う場合に限る(※)。
●残り湯の汚れがひどい場合は使わない。
●すすぎには、水道水などのきれいな水を使う。
■次の場合は、水道水などのきれいな水をお使いください。
・柔軟剤仕上げ、つけ置き
・「エマール」のようなおしゃれ着用の洗剤で洗濯する場合
・おろしたての衣類の洗濯
※「アタック」シリーズ、「ニュービーズ」シリーズなどの綿・麻・合成繊維用の洗剤は、洗濯液中の汚れ(洗濯物から落ちた汚れや残り湯中の汚れ)などが洗濯物につくのを防ぐ効果(再付着防止効果)が高いためです。
<給水ポンプをお使いの方>
★にごりタイプ(バブ うるおいプラス)は、白濁成分が配合されています。そのため、洗濯機の風呂水給水ポンプは、フィルターに白濁成分がつまることがあるので、使わないでください。
残り湯を洗濯に使うなら覚えておきたいことまとめ
お風呂の残り湯での洗濯についてご紹介しました。お風呂の残り湯で洗濯をするときは、
- 残り湯はその日のうちに使う
- 入浴剤を使った場合は、入浴剤ごとの注意事項を確認してから洗濯に使う
という点を心がけましょう。