電磁調理器(IHクッキングヒーター)の電気代はどのくらい?ガスコンロのガス代とどっちがお得?
この記事の目次
電磁調理器(IHクッキングヒーター)の導入を検討するときに一番気になるのが、電磁調理器(IHクッキングヒーター)にかかる電気代ですよね。電磁調理器(IHクッキングヒーター)の電気代はガスコンロのガス代と比べて安いのでしょうか?高いのでしょうか?
この記事を読めば、ガスコンロのガス代(プロパンガス代、都市ガス代)と電磁調理器(IHクッキングヒーター)の電気代、どれが一番お得なのかがわかりますよ!
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電磁調理器(IHクッキングヒーター)電気代とガスコンロのガス代はどっちが安いの?
電磁調理器(IHクッキングヒーター)の電気代とガスコンロのガス代はどちらのほうが安く、お得なのでしょうか?
電磁調理器(IHクッキングヒーター)、プロパンガス、都市ガスのエネルギーコストを比較
電磁調理器(IHクッキングヒーター)を使う場合は、電気をたくさん使う家庭向けの電気料金プランを使うことが多く、電気料金プランの時間帯によって同じ料理をするにも電気代が変わってきます。また、ガスも都市ガスとプロパンガスではかかるガス代が変わってきます。
そこで、公平に比較するために、朝・昼・夜の3時間帯ごとの電磁調理器(IHクッキングヒーター)、都市ガス、プロパンガスそれぞれの1kWhあたりのエネルギーコストを比較していきます。ガスの持つ熱エネルギーを電気で起こした場合に必要な電力量を計算し、kWhに単位を統一し、それぞれの1kWhあたりのエネルギーコストを以下に求めました。
- 電磁調理器(IHクッキングヒーター)(朝)
- 31.64円
- 電磁調理器(IHクッキングヒーター)(昼)
- 25.92円
- 電磁調理器(IHクッキングヒーター)(夜)
- 12.16円
- 都市ガス
- 11.86円
- プロパンガス(LPガス)
- 27.86円
電磁調理器にかかる電気代は東京電力の電化上手プランの料金単価より算出しています。都市ガス価格は東京ガスの東京地区等の一般契約料金(2015年11月検針分)より算出し、発熱量を11,000kcal/㎥として計算しています。LPガス価格は石油情報センターの2015年10月30日公表一般小売価格全国平均額より算出し、発熱量を24,000kcal/㎥として計算しています。
上の比較表を見ると、都市ガスが一番エネルギーコストが優れていることがわかります。
電磁調理器(IHクッキングヒーター)とプロパンガスでは、電気料金プランの最も電気代が高くなる時間帯では電磁調理器(IHクッキングヒーター)よりもプロパンガスのほうがエネルギーコストは安いですが、電気代の安くなる夜間時間帯になると電磁調理器(IHクッキングヒーター)のエネルギーコストはプロパンガスの1/2以下と安くなっています。
エネルギーコストが最も優れているのは都市ガス、電磁調理器(IHクッキングヒーター)は使い方次第でプロパンガスよりも安くなる!
電磁調理器(IHクッキングヒーター)、都市ガス、プロパンガスそれぞれの1kWhあたりのエネルギーコストを比較した結果、エネルギーコストが安い順に以下のような結果となりました。
- 都市ガス11.86円
- 電磁調理器(IHクッキングヒーター)(夜)12.16円
- 電磁調理器(IHクッキングヒーター)(昼)25.92円
- プロパンガス(LPガス)27.86円
- 電磁調理器(IHクッキングヒーター)(朝)31.64円
ということは、ガスコンロからIHクッキングヒーターの導入を検討している場合で、現在都市ガスを使っているなら都市ガスのままのほうがお得になる可能性がある、現在プロパンガスを使っているなら、電気料金プランの電気代の高い時間帯を上手に避けて料理ができるのであれば電磁調理器(IHクッキングヒーター)のほうが安く調理できる可能性がある、ということになります。
ガス併用住宅からオール電化に変える場合は、ガスの基本料金分がかからなくなるので、基本料金部分は電気に一本化される、ということも覚えておきましょう。
ガスコンロを電磁調理器(IHクッキングヒーター)に変えた場合、電気の契約はどう変わる?
電磁調理器(IHクッキングヒーター)を導入する場合は、電気料金プランの見直しも必要です。
電磁調理器(IHクッキングヒーター)を導入することで使う電気の量(アンペア数)が増えるので、それまで使っていた電気料金プランのままにしていると頻繁にブレーカーが落ちてしまうことが考えられます。
電磁調理器(IHクッキングヒーター)を導入する際は、電気料金プランを見直して電気を多く使う家庭向けのプランに変更する必要があるということを覚えておきましょう。
電磁調理器(IHクッキングヒーター)を導入した場合、電気料金プランはどうやって選べばいいの?
電気料金プランを自分で調べて一番安くお得に使えるものを選んで決めていく、という作業は難しいし大変ですよね。でも、エネチェンジでは、数ある電力会社のプランの中から一番最適なプランを簡単に選ぶことができます。
電磁調理器(IHクッキングヒーター)を導入する際には、エネチェンジで電力プランを比較して選びましょう!
電磁調理器(IHクッキングヒーター)の電気代を節約していくには?
先に説明したように、電気料金プランの時間帯によって電磁調理器(IHクッキングヒーター)にかかる電気代は大きく変わります。例えば、同じカレーを作るだけでも、時間帯によって以下のようにかかる電気代が変わるんです。
IHクッキングヒーターでカレーを作った際にかかる電気代
時間帯 | 1kWhあたりの電力量料金 | カレーを作るのにかかる電気代 |
---|---|---|
昼間時間帯 (10時-17時) | 30円67銭 | 46円 |
朝晩時間帯 (7時-10時/17時-23時) | 25円94銭 | 38円 |
夜間時間帯 (23時-7時) | 15円12銭 | 22円 |
カレーを作るのにかかる時間を30分(炒め5分、煮込み15分、ルーを入れて最終煮込み10分)とし、電磁調理器(IHクッキングヒーター)の消費電力を3kWとして計算、電力量料金は東京電力の電化上手プランの夏季以外単価(2022年10月1日以降の料金)で計算しています。
そのため、電気代の安い時間帯、高い時間帯をしっかりと把握して、電気代の高い時間帯をできるだけ避けて調理をするよう心掛けていきましょう。
電気代の高い時間帯は避けて調理する
契約した電気料金プランの電気代の高い時間帯を把握しておき、その時間帯をできるだけ避けて電磁調理器(IHクッキングヒーター)を使うようにしていくことで、電磁調理器(IHクッキングヒーター)の電気代を節約していくことができるようになります。
電気料金プランによっては、電気代の高い時間帯と安い時間帯では4倍以上もの単価の差があるんです。だから、しっかりと時間帯を把握して気を付けることで電磁調理器(IHクッキングヒーター)の電気代は大きく節約できるんですよ。
電磁調理器(IHクッキングヒーター)を使う際は、電気の高い時間帯を上手に避けてお得に使っていきましょう!
そのためにはまず初めに、いつも調理をする時間帯の電気代が安く設定されている、電気をたくさん使う家庭向けの電気料金プランを選ぶことがとても大切なんです。
しっかりと電気料金プランを選んで、そのプランを上手に使っていくことで電磁調理器(IHクッキングヒーター)だけでなく、家庭の電気代を節約していきましょう!