九州電力(九電)の引越し手続き方法、電気の使用停止・開始手続きや当日の流れなどを解説

この記事の目次
引越しを予定している方のために、九州電力の引越し手続きをまとめました。引越しにともなう電気の使用廃止・使用開始手続きや、引越し当日に必要な作業などを解説しています。また、引越し先で九州電力を新たに契約する方向けの情報も紹介します。
電気の手続きを忘れずに行って、スムーズに新生活をスタートしましょう!
引越し先では九州電力を使わず、違う電力会社を契約したい方の手続き方法

- 現在契約している九州電力へ、現在の住所の電気の使用廃止手続きをする
- 引越し先で契約する電力会社へ電気の使用開始手続きをする
1)現在契約している九州電力へ、電気の使用廃止手続きをする
引越しが決まったら電話もしくはインターネットで(離島にお住まいの方はこちら)、現在契約している九州電力へ電気の使用廃止手続きを行います。インターネットならパソコンやスマートフォンから、都合のよい時にいつでも手続きができるので便利ですよ。離島とは対馬島、海栗島、泊島、赤島、沖ノ島、島山島、壱岐島、若宮島、原島、長島、大島、小呂島、上甑島、中甑島、下甑島、竹島、硫黄島、黒島、口之島、中之島、平島、諏訪之瀬島、悪石島、小宝島、宝島、種子島、屋久島、口永良部島、奄美大島、喜界島、加計呂麻島、与路島、請島、徳之島、沖永良部島、与論島です。
手続きをする際は、以下の情報が必要となります。
- 住所
- 契約者名
- お客さま番号(「電気ご使用量のお知らせ票」や「電気料金領収証」で確認できます。)
- 連絡先(電話番号)
- 引越し予定日時
- 最終月の電気料金の精算方法
- 引越し先(住所)
なお以下の場合は、インターネットで申し込みができませんので、最寄りの営業所・配電事業所へ電話で申し込みください。
- お客さま番号がわからない
- 引越し先が海外、または未定
- 建物などの解体に伴い、電気設備の撤去を希望している
2)引越し先で契約する電力会社へ電気の使用開始手続きをする
次に、引越し先で契約する電力会社を探し、契約と電気の使用開始手続きを行います。エネチェンジでは、インターネットで申し込みの手続きが間に合う電力会社の中からアナタにぴったりな電気料金プランを診断し、そのまま申し込み手続きができますよ。
ただしマンションやアパートなどの集合住宅で、建物全体が電力会社と一括で契約をしている場合は、個別に電力会社を切り替えることができません。あらかじめ新居の管理会社へ確認しておくことをおススメします。
引越し先でも九州電力を契約する方の手続き方法

- 九州電力へ、現在の住所の電気の使用廃止手続きと、引越し先住所での電気の使用開始手続きをする
1)九州電力へ、現在の住所の電気の使用廃止手続きと、引越し先住所での電気の使用開始手続きをする
引越し先でも九州電力を契約する場合は電話もしくはインターネットで(離島にお住まいの方はこちら)で、九州電力へ現在の住所の電気の使用廃止手続きと、引越し先住所での電気の使用開始手続きを行います。
手続きをする際は、以下の情報が必要となります。
- 住所
- 契約者名
- お客さま番号(「電気ご使用量のお知らせ票」や「電気料金領収証」で確認できます。)
- 連絡先(電話番号)
- 引越し予定日時
- 最終月の電気料金の精算方法
- 引越し先(住所)
引越し先で初めて九州電力を契約する方の手続き方法

- 現在契約している電力会社へ、現在の住所の電気の使用廃止手続きをする
- 引越し先で契約する九州電力へ電気の使用開始手続きをする
東北・東京電力エリアなど九州電力エリア外から、九州電力エリアへ引越しをする際は使用する電気機器の周波数を確認しましょう。周波数は東日本(50Hz)と西日本(60Hz)間で異なるため、周波数が変わると使えなかったり、使えても故障したりする場合があります。なお「50/60Hz」と表示されていれば全国で使用できます。
1)現在契約している電力会社へ電気の使用廃止手続きをする
引越しが決まったら、現在契約している電力会社へ、現在の住所での電気の使用廃止手続きを行います。手続き方法は電力会社により異なりますが、多くの電力会社では電話や、公式サイトの引越し専用ページ・契約者専用マイページから手続きできます。
2)引越し先で契約する九州電力へ電気の使用開始手続きをする
次に、九州電力へ引越し先住所での電気の使用開始手続きを行います。使用開始の手続きは九州電力の公式サイトから申し込めます。
なお以下の場合は、インターネットで申し込みができませんので、最寄りの営業所・配電事業所へ電話で申し込みください。
- 引越し先ですでに電気の使用を開始している(使用開始日をさかのぼって申し込み)
- 引越し先で「スマートファミリープラン」「スマートビジネスプラン」「スマートファミリープラン[ガスセット]」「スマートビジネスプラン[ガスセット]」「従量電灯B/C」以外のプランの契約を希望している
- 電気給湯器を持っている
- 電気がつかない
- 引越し先で家庭用以外の電気料金プランの契約(工場や商店など、動力設備がある場合)を予定している
引越し当日の基本的な流れ
次に、引越し当日の基本的な流れをみていきましょう。スマートメーターが取り付けられているかで必要な作業が異なります。
退出時
引越し作業が終わり現在の住まいから退出する際、スマートメーターがまだついていない場合は、ブレーカーを落としましょう。スマートメーターがついている場合は、電力会社の遠隔操作で電気のON/OFFを行うため、事前に使用廃止の手続きが済んでいれば引越し当日の作業は不要です。
九州電力の電気の使用廃止時、当日の立会いは基本的に必要ありません。しかし、スマートメーターが設置されておらず建物のオートロックなどで一般送配電事業者の作業員だけでは使用量の確認ができない場合や、廃止日までの料金の現地精算を希望した場合などは、立会いが必要になることがあります。
転入時
引越し先に入居する際、スマートメーターがついていない場合は、ブレーカーを上げるだけですぐに電気が使えます。スマートメーターがついている場合は、電力会社の遠隔操作で電気のON/OFFを行うため、事前に電気の契約が済んでいれば引越し当日に電気が使える状態になっています。
九州電力の引越しにまつわるQ&A

Q.九州電力は解約時に手数料がかかりますか?
A.解約手数料はかかりません。
「スマートファミリープラン」「スマートファミリープラン[ガスセット]」を2年契約にし、期中で解約すると、解約違約金として既割引分の精算が必要になる場合があります。引越し先でも九州電力と契約する方や、電気料金プランのみ変更する方は、精算対象外です。
Q.九州電力に解約の連絡をするのは引越し日の何日前までにすれば間に合いますか?
A.解約の連絡は、引越し日の4~5日前までの平日(月曜日~金曜日)にすれば間に合います。
九州電力のホームページで(離島にお住まいの方はこちら)手続きしてください。
Q.九州電力以外の電力会社に切り替えたら停電が増えそうで不安……本当に大丈夫でしょうか?
A.他の電力会社に切り替えても停電は増えません。
電力自由化後に参入した電力会社の電気を届けるのは、これまでと同じ一般送配電事業者なので心配はありませんよ。また台風や地震などで停電が発生した場合も、今まで通り一般送配電事業者が平等に対応してくれるので安心です。
Q.九州電力への最終月の支払いはどうすればいいですか?
A.支払い方法によって異なります。くわしくは以下の通りです。
- クレジットカード支払いの場合
- 解約日から約10日後に、九州電力からカード会社へ請求されます。クレジットカードの締日と引き落とし日は会社によって違うため、契約しているクレジットカード会社に確認をしましょう。
- 口座振替での支払いの場合
- 解約日から約10日後に、口座から引き落としされます。
- 振込用紙での支払いの場合
- 解約日から約10日後に、振込用紙が送付されてきます。
解約を申し込んだ後は前回の検針日から最終使用日までの電気代が日割りで計算され、選択した支払い方法によって精算が行われます。クレジットカード支払いと口座振替を選択している場合は、引越し後に最後の精算が終了するまでの間、クレジットカード・口座の解約をしないように注意してくださいね。また九州電力からの郵送物を確実に受け取るため、日本郵便への転居届けも忘れないようにしましょう。
Q.東京に引越しをします。引き続き九州電力と契約できますか?
A.九州電力の供給エリア外のため、東京では契約できません。
現在九州電力の供給エリアは、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県です。
Q.引越し後に電力会社を切り替えたものの……九州電力に戻したいのですが、手数料はかかりますか?
A.九州電力に再び契約する際に手数料はかかりません。
ただし引越し後に契約した電力会社から、解約手数料や違約金などを請求される場合があります。解約前に電力会社の契約内容を確認してください。
九州電力の引越し手続き、引越し予定日を決めたら早めに行おう!

引越し時はガス・水道や役所・役場などさまざまな手続きが発生します。うっかり手続きを忘れて引越し当日に電気が使えない!なんてことがないよう、引越し予定日が決まったら電気の引越し手続きは早めに済ませておくようにしましょう。
電気の引越し手続きは、簡単にお得なプランが選べてそのままお申し込みができる、エネチェンジ「引越し先での電気の手続き」をぜひご利用ください。