スーツのズボンにアイロンをかけよう!
この記事の目次
毎日スーツを着て仕事をしていると、どうしてもズボンにシワができてしまいます。スーツは上から下までパリッとしたものを身につけているほうがステキですね。シワになったスーツのズボンにアイロンをかけて、きれいにする習慣をつけるようにしましょう。
ウェストまわり、お尻、センターの折り目はきれい?
スーツのズボンのアイロンがけで最初にすること
アイロンをかける時は温度の設定が大切です。布地の種類によってアイロンがけに適した温度があり、それよりも高すぎると生地が縮んだり傷んだりしますし、低すぎるとシワが伸びません。アイロンをかける前にスーツの洗濯表示をチェックして、指定の温度を確認しましょう。
用意するもの
- アイロン
- アイロン台
- 霧吹き
- 当て布
スーツにアイロンをかける時、当て布をせずにアイロンをしてしまうと布にテカりが出てしまいます。当て布はハンカチなどで十分ですので、必ず用意しましょう。
アイロン台をうまく使おう
今回のようなスーツのズボンの場合、腰回りは熱い布が重なっていてそのままではアイロンがけしにくいパーツですが、アイロン台の端を使い、アイロン台を人間の腰に見立ててスーツのズボンを履かせるようにすると、布が立体的になるのでアイロンがけしやすくなりますよ。これはズボンの他、シャツの肩部分をアイロンがけする時も使えるワザです。
アイロンがけの手順
スーツのズボンは以下のパーツごとに順番にアイロンがけをします。アイロンはスチームを使用。スチーム機能がない時は霧吹きで水分を吹きかけましょう。
- 腰(ウェスト周り)
- 膝
- 足全体(裾→折り目)
腰(ウエスト周り)
- フロントのボタンを外しファスナーは開きます。
- 小股(また)のシワを伸ばします(ズボンの両足を開くように)。
- ウェストのプリーツにアイロンを当ててプリーツをプレス。
- ポケットの入り口は布が伸びやすいのでしっかりプレス。
- お尻部分を左右、数回に分けてプレス。
股上部分は難しいパーツなので、上手にできないようなら飛ばしても大丈夫です。最後にハンガーに吊るしてスチームを当てるだけでもシワがだいぶ消えます。
膝
- 表にかえして、片足ずつアイロン台に乗せる。
- 折り目は気にせず膝部分を広げ、スチームを当てながらアイロンをらせん状に動かす。
表に飛び出している(膝が出ている)時は、ズボンを裏返して膝を裏側からプレスする。
足全体(裾→折り目)
- アイロン台の上に、きれいに足部分を重ねて揃えて乗せる。利き手の反対側にウェストがくるようにすると作業がしやすい。
- 上の足をウェスト方向に折り曲げ、下側の足、前の折り目からスタート。
- 裾から上へと少しずつアイロンを動かしながらプレスしていく。
- 上は股下2cmくらいまで折り目をつける。
- 次に後ろ側を同じようにプレスする。
- 片足が終ったら反対側の足も同じようにプレスする。
ハンガーに吊るす
最後にハンガーに吊るして熱を冷まします。アイロンを当てている最中にできてしまったシワは、この時にスチームをあてると消えます。布が冷えるまでは吊るしっぱなしにしましょう。布が厚い状態でたたむとシワになります。
普段の簡単なお手入れ
ここまで丁寧にアイロンをかける時間が無いという場合は、脱いだスラックスをハンガーにかけてアイロンのスチームをお尻や膝などのシワができた場所に当てるだけでも良いです。アイロンのスチームで大まかにシワを消すことができます。たったこれだけでも見た目の印象が変わりますので、毎日のお手入れとして習慣づけましょう。
スーツのズボンはアイロンをかけて穿こう
仕事で着用し、お客様と会う時も履いているズボンはいつもきれいな状態を保っていたいですよね。ちょっとしたシワならアイロンのスチームを当てるだけでも消す事ができます。しっかりアイロンがけをしたい場合は、布がテカらないように当て布をしてプレスしましょう。アイロン中にできてしまったシワも、最後にスチームを当てれば消えるので大丈夫。スーツのズボンのアイロンがけをマスターして、いつでもピシっとしたスーツを着用できるようにしましょう。
ワイシャツのアイロンがけについてはこちらの記事で紹介しています