家電リサイクル受付センターとは?その役割と利用方法を紹介
この記事の目次
長年使った家電が動かなくなった……
廃棄したいけど、買い替えるわけでもないし、古い家電だから買った店はもう忘れてしまった……
そんな時、あなたが東京23区民なら、家電リサイクル受付センターを利用することが出来ます!
ここでは東京23区の「家電リサイクル受付センター」の利用法や料金を紹介します。横浜・大阪でも同様の取り組みがあるので、そちらにお住まいの方にも役立ちますよ。
ご自宅にある動かない家電、これを機に処分してみませんか?
家電リサイクル受付センターとは?
家電リサイクル受付センターとは、東京23区家電リサイクル事業協同組合が運営する特定家庭用機器4品目の回収を行うサービスです。
家電リサイクル受付センターの詳細
- 電話番号
- 03-5296-7200
- 受付時間
- 月曜日~土曜日(8:00~17:00)※年末年始(12/29~1/3)以外の祝祭日も受付
- 受付対象
- 東京23区の区民と事業者
- ホームページ
- https://kaden23rc.tokyokankyo.or.jp/Rc/Index
家電リサイクル受付センターの役割
家電リサイクル法に基づく家電リサイクル券制度において、東京23区民と事業者から特定家庭用機器を回収をすることが役割です。
家電リサイクル法は4種の家電を特定家庭用機器とし、家電リサイクル券を用いた適切な方法で廃棄することを定めています。
- テレビ
- エアコン
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
これらの家電を廃棄する場合は、小売店や自治体に回収を依頼する必要があります。
- 買い替えの場合
- 購入先の小売店に依頼
- 購入した小売店が分かる場合
- 購入元の小売店に依頼
- 購入した小売店が分からない場合
- お住まいの自治体に依頼
家電リサイクル法は、小売店に対して販売した家電のリサイクルを受け付ける義務を定めています。上記の通り、ただ特定家電を廃棄したい場合は、まずは購入された小売店に依頼することがファーストチョイスになります。
ですがその家電を購入した小売店が不明な場合や倒産してしまっている場合に、自治体に依頼することが可能です。
家電リサイクル受付センターは、東京23区の住民や事業者が特定家電を廃棄するときに、購入小売店が不明の場合に、回収を行うサービスです。
テレビ・エアコンなどをリサイクルする、家電リサイクル券制度についてはこちらをご覧ください。リサイクル方法について必要なことは全てまとめています。
他自治体のリサイクルセンター
家電リサイクル受付センターは、東京二十三区家電リサイクル事業協同組合のサービスです。ここではこのような取り組みをしている他の自治体のサービスを紹介します。
- 横浜家電リサイクル推進協議会
- 電話番号:0120-045-669
横浜市民を対象とした回収サービスを行っています。横浜市はこの他、約60店舗の家電リサイクル協力店を定めています。 - 大阪リサイクル事業協同組合
- 電話番号:0120-44-8780
大阪府民を対象とした回収サービスを行っています。独自の家電リサイクル大阪方式をとっており、リサイクル料が少し割安なようです。
横浜、大阪にお住まいの場合は、こちらのサービスを利用されると良いでしょう。
こういった取り組みのない自治体とはどう違うの?
家電リサイクル受付センターやこれらの協同組合は、家電リサイクル券を自ら発行することが出来ます(料金販売店回収方式)。つまり消費者は現金で支払い、家電リサイクル券を受け取るだけで済むのです。
ですが、このような取り組みをしていない自治体の場合は、自分で家電リサイクル券を郵便局で購入しなければならないのです。これは面倒ですよね。
もし処分方法がわからない場合は、お住まいの自治体に問い合わせると処分方法を教えてもらうことができます。市町村によって、市が代行で引き取ってくれたり、引き取りができる小売店や許可業者の紹介をしてくれるなど対応してくれます。
リサイクル前に確認すること
家電リサイクル受付センターに連絡する前にチェックしておく3つのポイントがあります。
これは特定家庭用機器をリサイクルする際に必ずチェックしなければいけないものなので、みなさんも今一度チェックしてみてください。
まずは品目・メーカー名をチェック!
リサイクルをする際には、必ず品目とメーカー名の確認が必要です。というのも、それによってリサイクル料金が異なってくるからですね。実際のリサイクルを行うのは製造業者なので、各社で費用が異なるのです。リサイクルをしようと思ったらまずは品目とメーカー名を確認しましょう!
品目は以下のように分けられています。
- エアコン
- 10:大小区別なし
- テレビ
- 20:ブラウン管式テレビ大小区分なし
- 21:ブラウン管式テレビ15型以下
- 22:ブラウン管式テレビ16型以上
- 50:液晶・プラズマ式テレビ大小区分なし
- 51:液晶・プラズマ式テレビ15型以下
- 52:液晶・プラズマ式テレビ16型以上
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 30:大小区分なし
- 31:170L以下
- 32:171L以上
- 洗濯機・衣類乾燥機
- 40:大小区別なし
数字は品目・料金区分コード。自分で家電リサイクル券を購入する際に必要になります。
テレビの品目が最も細かく設定されていることが分かりますね。ただメーカーによっては、テレビや冷蔵庫でも大小の区別をつけない所もあるようです。
各メーカーの実際の品目と料金は「リサイクル料金一覧表/家電リサイクル券センター」から確認できます。
自分で運べるかどうかをチェック!
家電リサイクル券システムは「リサイクル」と「運搬」が織り込まれているシステムですが、実は
- 家電を取り外す
- 家電を家の前まで持っていく
といったことは含まれていないんです。つまり運搬業者は家の前にある家電を、トラックに積み込むことしかしてくれません。
ですから、壁に取り付けられているエアコン・洗濯機や、重い冷蔵庫などは、取り外し・移動を別にお金を払ってお願いしなければなりません。
自宅の廃棄予定の家電が、自分で家の前に持っていけるかどうか前もってチェックし、出来ない場合はその旨を前もって相談しておきましょう!
廃棄品の中から内容物をキレイに取り除く
実際の回収の流れ
それでは家電リサイクル受付センターを利用して、特定家電を廃棄する流れを一緒に見ていきましょう。
- 品目・メーカー名を確認し電話(03-5296-7200)
- 自動音声案内の案内に従いオペレーターとつなげる
- 「収集運搬会社」「連絡先」「収集予定日」「想定料金」の案内を受ける
- 収集前日もしくは当日に収集業者からの電話連絡
- 収集日当日に玄関先に廃棄物を持っていって引き渡す
- リサイクル料と運搬料を現金で払い、家電リサイクル券を受け取る
料金の目安
最後に家電リサイクル受付センターに依頼する場合の費用の目安を紹介します。
対象の家電製品 | リサイクル料(税込) | 運搬料(税込) | 合計 |
---|---|---|---|
エアコン | 1,404円 | 3,240円 | 4,644円 |
テレビ(15型以下) | 1,836円 | 2,700円 | 4,536円 |
テレビ(16型以上) | 2,916円 | 2,700円 | 5,616円 |
冷蔵庫(170L以下) | 3,672円 | 3,240円 | 6,912円 |
冷蔵庫(171L以上) | 4,644円 | 3,240円 | 7,884円 |
洗濯機 | 2,484円 | 2,700円 | 5,184円 |
家電リサイクル受付センターのまとめ
家電リサイクル受付センターとは、東京二十三区家電リサイクル事業協同組合が運営する特定家庭用機器4品目リサイクルの受付を行うサービスです。
廃棄する家電の購入小売店が不明の場合に、東京23区民と事業者が回収を依頼することが出来ます。
同じような取り組みは、横浜市や大阪府にも存在します。
それでは実際に家電リサイクル受付センターを利用したリサイクルの流れを見ていきましょう。
- 品目・メーカー名をチェック!
- 自分で運べるかどうかをチェック!
- 廃棄品の中から内容物をキレイに取り除く
利用は、電話(03-5296-7200)で問い合わせて回収日などを決めたあと、回収業者に現金で支払い家電リサイクル券を受け取るという流れになります。
料金は「リサイクル料」と「運搬料」を払う必要があり、その目安は以下のようになります。
対象の家電製品 | リサイクル料(税込) | 運搬料(税込) | 合計 |
---|---|---|---|
エアコン | 1,404円 | 3,240円 | 4,644円 |
テレビ(15型以下) | 1,836円 | 2,700円 | 4,536円 |
テレビ(16型以上) | 2,916円 | 2,700円 | 5,616円 |
冷蔵庫(170L以下) | 3,672円 | 3,240円 | 6,912円 |
冷蔵庫(171L以上) | 4,644円 | 3,240円 | 7,884円 |
洗濯機 | 2,484円 | 2,700円 | 5,184円 |
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