マンション初心者は要注意!覚えておくべき湿気・カビ対策7選
この記事の目次
はじめてマンションやアパートなどの集合住宅に住んで、窓の結露に驚いたという経験はありませんか?集合住宅は一戸建てよりも気密性が高いため、湿度が高くなると結露が発生しやすくなるんです。結露を放っておくと、カビやシミ、ダニが発生する原因にもなってしまいます。
マンションにお住まいの方へ湿気対策の方法を7つ紹介します。毎日を健康で快適に過ごすためにも、湿気対策をきちんと行いましょう。
- 更新日
- 2024年5月22日
1. 換気をして湿気を逃がす
室内の湿気を逃がすためには、窓を開けて部屋を換気しましょう。花粉が気になる方は、窓の近くに空気清浄機を置く、レースのカーテンをしたまま換気をするなど工夫をしてみましょう。
効果的な換気方法
- 窓は対角線の方向で2カ所以上開ける。
- 換気の回数は1時間に1回、1回あたり5~10分程度が目安。
- 2時間に1回10分の換気をするよりも、1時間に5分の換気を2回する。
また室内にいる人数が多いと、呼気や発汗から発生する水蒸気の量も増えるので湿度が高くなります。人が多く集まるときは換気をマメに行うようにしましょう。
クローゼットや押し入れの換気方法
クローゼットや押し入れなど窓や換気口がない場所は、扇風機やサーキュレーターを使って空気を流して湿度を逃がしましょう!クローゼットや押し入れの内部に向けて、風を送り込むようにします。収納している物が多い場合は、荷物を動かして風が通りやすいようにするとさらに効果大です。
サーキュレーターについて、さらに詳しくは以下の記事で紹介しています。
2. 除湿機やエアコンの除湿運転(ドライ)機能で湿気を除去する
窓を開けて換気をすることも湿気対策のひとつですが、雨が降っている、花粉や外気汚染が気になるなど窓を開けられない場合もありますよね。窓を開けて換気ができないときは、除湿機やエアコンの除湿運転(ドライ)機能を使って湿気対策をしましょう。
エアコンのドライ(除湿)機能の使い方について、詳しくはこちらの記事で紹介しています。
3. 室内の湿度を高くしないライフスタイルを心がける
水蒸気をなるべく発生させないように注意して生活することも、湿気対策にとても効果的です。具体的にどのようなことに注意したらよいのか、室内の湿度を高くしないためのポイントをいくつか紹介します。
水蒸気を発生する暖房機器の使用時は注意する
エアコンは使用時に水蒸気を発生させませんが、ガスストーブやガスファンヒーターなどは燃焼時に水蒸気を発生させます。ガスストーブやガスファンヒーターを使うときは、よりマメな換気や除湿を心がけましょう。
ガストーブなどの暖房機器について、さらに詳しくは以下の記事で説明しています。
お風呂の使用後はすぐに換気する
お風呂場は特にカビが発生しやすい場所です。使用後は窓や扉を閉めて、早めに換気扇を回す習慣をつけましょう。
お風呂場に窓がない、湿気が気になるので換気扇を長時間つけっぱなしにしているという方は、電気代が気になりますよね。お風呂場の換気扇の電気代は、24時間つけっぱなしにしても、ひと月あたり約20円~約435円とそれほど高くないんです。24時間換気扇を回しておくのも、お風呂場の湿気対策にはおススメの方法のひとつです。
お風呂場の換気扇の電気代について、さらに詳しくは以下の記事で紹介しています。
部屋に水槽があるなら注意する
アクアリウムなどが趣味で部屋に水槽がある場合、水槽から水が蒸発して室内の湿度は高くなります。特に水温の高い熱帯魚を飼っていると、水温と室内の気温差があるほど水蒸気が発生して湿度が高くなってしまうんです。
高湿度によるカビが原因で、人間だけでなく熱帯魚が病気になってしまうこともあります。マメな湿気対策を心がけましょう。
4. 湿気対策はすべての部屋で行う
他の部屋に比べて温度が低い部屋は、結露が発生しやすくなります。換気や除湿をするときは、普段あまり使わない部屋も含めてすべての部屋を対象に行うようにしましょう。
湿度と温度の関係
湿度とは、空気がどれだけの水分の量を含んでいるかという割合をいい、空気の温度が変わると、同じ量の水分を含んでいても湿度が変わります。
これは空気の性質として、高い温度ではたくさんの水分を含むことができるのですが、低い温度では少しの水分しか含むことができないためです。温度が低くなるほど、空気が含むことができる水分量が少なくなるため、すぐに飽和状態になって余分になった水分が水に変わって結露が発生します。
湿度と温度の関係について、さらに詳しくは以下の記事で解説しています。
5. 外に面した壁に家具をくっつけて置かない
外に面している壁は、外気と室内の温度差の影響で壁に湿気がたまりやすいため、カビが発生しやすくなっています。
家具は壁にぴったりとつけないで、壁から少し離して置くようにしましょう。
6. カビ防止のために結露はなるべくはやく拭き取る
結露を放っておくと、窓周りだけでなくカーテンにもカビが移ってしまうことがあります。結露を見つけたら、すぐに拭き取ってしまいましょう。サッシ部分に水が溜まらないよう、拭き取るときは下から上に行います。
また、カビ予防のために、何回かに1度はアルコールスプレーを使って拭き取り掃除をするとよいでしょう。
マメに掃除するのが大変という方は、窓枠の下の方に貼っておくだけで、落ちてくる水滴を吸い取ってくれる給水テープもおススメです。
7. 新聞紙で湿気を除去する
シューズボックスや押し入れ、クローゼット、台所のシンク下など狭い場所の湿気対策には、新聞紙が活用できます。湿度が気になる所に新聞紙を敷いておくだけでOKです!一度手でクシャクシャにしてから広げて使うと、湿気がより吸い取りやすくなります。
靴やカバンの中に丸めて入れておくのも効果的です。靴の中がかなり濡れている場合は、新聞のインクがにじんでしまうので、よく乾かしてから使いましょう。また一度湿気を含んだ新聞紙は、交換することも忘れないよう注意してください。
今すぐできる湿気対策について、さらに詳しくは以下の記事で紹介しています。
マンションの湿気対策は、マメな換気と除湿が大切!
マンションの湿気対策を7つ紹介しました。湿気対策のポイントは、換気と除湿です。またカビ予防のために家具の配置を工夫したり、マメに結露を拭き取ったりすることも大切です。
完成して間もない建物にお住まいの方は、コンクリートや内装下地材、木材などに湿気が残っている場合があるので、特に注意して換気することをおススメします。
今すぐ始められることばかりなので、しっかり湿気対策を行って快適に過ごしましょう。
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