風呂は追い焚きとお湯の張り替え、ガス代はどちらがお得⁉
この記事の目次
温かい湯船につかってほっとひと息つくのは、1日の中でも特に至福の時間ですよね。ところでこの湯船のお湯、入浴後はどうしていますか?
今回は、お風呂の追い焚きとお湯の張り替え、ガス代はどちらがお得なのかを調べてみました。
- 更新日
- 2024年11月7日
お風呂の「追い焚き」とは?
お風呂の追い焚きとは、湯船に張ったお湯を沸かし直して温める機能のことです。
湯船のお湯を追い焚きする場合と毎回張り替える場合とで比較すると、金銭面・衛生面でそれぞれメリットとデメリットがあります。
実際のデータを確認して、追い焚きとお湯の張り替えのどちらを選択したほうがいいのか、検討してみましょう。
お風呂のお湯、追い焚きする?毎回張り替える?
お風呂のお湯、入浴後はどうしていますか?
2日目は追い焚きして沸かし直して入るという人もいれば、毎回お湯を張り替える人もいるのではないでしょうか。
単身世帯であったり、2人世帯以上でも湯船に入る人が限られていたりする場合、1日ごとにお湯を捨てるのはもったいないような気がしますよね。
みんなはどうしているの?2日目のお風呂
お風呂のお湯をどうしているのか、よその家はどうなんだろう……と気になりますよね。インターネット上では、以下のように意見が分かれるようです。
- 毎回張り替える
- 残り湯を洗濯や掃除に利用する
- 追い焚きや足し湯をして2日目も使う
洗濯や掃除に利用すれば水道代の節約になります。また、追い焚きや足し湯で使えばガス代・水道代の節約になります。ただしぬるくなったお湯の温度が低くなほど、再び適温までお湯を温めるためにガス代が多くかかります。
追い焚きはガス代・水道代は節約できそうだけど……衛生面は大丈夫?
お風呂のお湯を使う場合、衛生面に気を付ける必要があります。お風呂のお湯の中の細菌数について、衛生微生物研究センターが調査した実験結果を紹介します。
2名で入浴した場合、入浴直後は入浴前と比べて細菌数が約3倍になります。ひと晩放置した2日目は、入浴直後の約1,000倍も細菌が増えます。また、入浴人数が増えれば増えるほど、細菌数は増加します。
抵抗力の弱い赤ちゃんやお年寄りなど、健康面で特に気を付けなければならない人は、毎回新しくお湯を張り替えたほうがよいといえます。
参照:風呂の残り湯は使っても良い?|身近な微生物 |衛生微生物研究センター
お風呂を追い焚きするのと自動でお湯はりするのでは、どちらがガス代が安い?
パロマによると、水を追い焚きする場合と張り替える場合、水量などの条件が同じであれば、お湯を張り替えた方がガス代がお得になる傾向にあるようです。また、追い焚きするよりも時間が短く済むためお風呂も早く沸きます。
お風呂のガス代が節約できる入浴方法とは?
お湯は毎回張り替えたほうが衛生的ですが、ガス代・水道代が気になりますよね。できるだけ衛生面に配慮しながら、ガス代・水道代を節約できる方法はないのでしょうか?
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時間を空けずにできるだけ続けて入浴する
1人目が夕方に、2人目が夜に、3人目が深夜に……と入浴時間が異なると、その都度追い焚きしたり、最後の人が入浴し終えるまで保温をしたりしなくてはなりませんよね。
できるだけ間隔を空けずに入浴して、追い焚き回数や保温時間を少なくすれば、ガス代が節約できます。
残り湯を洗濯に使う
お風呂のお湯は、2日目の朝でもそれほどぬるくなりません。お風呂のお湯を洗濯に使うと、水道代の節約になる上、洗濯物の汚れも落ちやすくなります。特に冬場は水道水よりも残り湯のほうが水温が高いので、洗剤に入っている酵素の働きもよくなり、洗濯物の汚れを落としやすくなるのです。
ただし、使うのは最初の洗いだけにしましょう。残り湯には細菌が存在するので、洗いもすすぎもお風呂のお湯を使うと、洗濯物の黄ばみやニオイの原因になってしまいます。残り湯はできるだけ当日中に使って、すすぎはきれいな水道水を使うようにしましょう。
お風呂の追い焚きはリーズナブルだけれど衛生面が心配
お風呂は残り湯を追い焚きをしたほうが、張り替えるよりも、ガス代・水道代はリーズナブルです。ただし入浴後のお湯の中は、ひと晩後には入浴直後に比べて約1,000倍も細菌が増えています。
2日目のお風呂を追い焚きして入浴するのは、衛生面を気にする人にはあまりおすすめできません。入浴後のお湯を洗濯や掃除に使う場合は、できるだけ当日中に使うようにして、お風呂のお湯は毎回張り替えたほうが衛生的です。
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