塊肉で節約!休日ディナーはおうちBBQで盛りあがりましょう
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レジャーで外食も楽しいけれど、お肉をガッツリ、しかもお得に食べたいと考えるのであれば、やっぱりおうちバーベキューでしょう。牛肉は塊肉で購入すれば、ビックリするほどたっぷりお肉が食べられますよ。加工していない塊肉は料理も変幻自在!バーベキューだけでなく、さまざまな日常の料理にも応用ができるんです。
休日ディナーを盛り上げる、塊肉の調理方法をご紹介しましょう。
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お店で買うなら塊肉がねらい目です
牛肉でも豚肉でも、通常スーパーで買うのは薄くスライスされた肉が多いのですが、食費の節約を考えるのであればブロックのままの塊肉の方がお得です。無駄な食肉加工がしていないために販売価格もおさえられていますし、大量購入であることもコスト安の魅力ですね。ただし、加工はちょいと面倒・・・。
節約生活を助ける、上手に塊肉を加工する方法をご紹介しましょう。
知っておきたい牛肉の種類
牛肉は脂肪が甘くて旨味に溢れ、ジューシー!子供も大人も、お肉大好きな人が多いですよね。
牛肉には部位によってそれぞれ特徴があり、その取り扱い方や調理方法を変えることで、美味しさに違いが出てきます。おうちバーベキューの良いところは、自分の好みの部位の肉を、好きなだけ食べられること!
牛肉を買う時は鮮やかな赤色の物を選び、鮮度のよいうちに処理をすませましょう。
- サーロイン
- 牛肉の中では最高の肉質の部位で、柔らかく甘みがあり、ジューシーな霜降りが多いのが特徴です。
ステーキはもちろん、しゃぶしゃぶ、すき焼き、そしてローストビーフにもおススメです。 - ヒレ(フィレ,ヘレ)
- 1頭の牛からほんのわずか、3%しかとれない高級部位で、とてもやわらかく脂肪が少ない上品な味が特徴です。
ステーキ、ローストなどにおススメですが、焼きすぎないのがおいしく食べるコツです。 - リブロース
- もっとも厚みのある部分で、霜降りが入りやすく旨味があり、肉質もきめ細やかという特徴があります。
ステーキ、しゃぶしゃぶ、すき焼き、ローストビーフにおススメです。 - ロース
- 背側の筋肉部分にあたる肉で、脂が少なくさっぱりとした味わいと、柔らかな食感が特徴です。
ステーキ、しゃぶしゃぶ、すき焼き、ローストビーフ、カツなど、いろいろな料理で楽しめます。 - 肩ロース
- 肩から背中にかけての長いロース肉で、脂肪がとりわけ入りやすい赤身肉で、ほどよい食感と濃厚な味が特徴です。
ステーキ、しゃぶしゃぶ、すき焼きなどにおススメです。 - ウデ
- モモ肉に比べると霜降りの割合が多い、独特のジューシーな旨味が味わえるのが特徴です。
炒め料理、カレー、肉じゃが等の煮込み料理におススメです。 - モモ(内モモ,外モモ)
- 後ろ足の付け根の部分で、内モモは脂肪が少なく、ローストビーフなどかたまりで使う料理によくあいますが、アッサリ派にはすき焼き、しゃぶしゃぶにもおススメです。
外モモは肉質はきめが粗く固めですから、薄切りにしてすき焼き、角切りにしてカレーやシチューなどの煮込み料理おススメ。ひき肉にもよいですよ。 - バラ(肩バラ,ともバラ)
- 胸から腹にかけて続く部分の肋骨についた肉で、赤身と脂肪が薄い層となって交互に重なっているので三枚肉とも呼ばれます。
焼き肉や角切りにしてカレーやシチューなどの煮込む料理、また炒め物によくあいます。 - 三角バラ定義
- 肩バラの中に含まれる部位で、サシが入りやすく上~特上カルビとして使用されます。
焼肉はもちろん、野菜と炒めるのもおススメです。 - すね(前ずね,ともずね)
- 牛のすねにある肉で。運動量が多いので筋やケンが多く、脂肪がほとんどない固い肉です。
じっくり煮ると柔らかくなり、濃い味が出るので、煮込み料理やスープストックを取るのに最適!またひき肉にするとおいしい部位です。 - ランプ
- 腰からお尻にかけての大きな赤身で、やわらかな赤身肉としては貴重な部分です。
ステーキ、焼肉、すき焼き、しゃぶしゃぶなどのいろいろな料理に使えます。 - ミスジ
- ミスジは牛の肩甲骨の下の部分の稀少な肉です。
タタキや焼肉、しゃぶしゃぶ、すき焼きなどにおススメです。 - カイノミ
- ヒレ肉の近くにあるバラ肉で、とても柔らかく牛肉本来の旨味を味わえるのが特徴です。
タタキや焼肉におススメです。 - イチボ
- 牛のお尻の肉で、霜降りの甘さと赤身の旨みが合わさった希少なお肉です。
焼くと本当に美味しいので、さっと炙るように焼いて食べるのがポイントです。 - ヒウチ
- モモ肉の一部で、味わい深く、とてもやわらかいお肉です。
あまり焼きすぎないように、炙る程度の焼き肉がおススメです。
スーパーだったらロースやバラが手に入りやすいですね。ぜひ業務用スーパーで、お得に購入しましょう!
イチボなどの希少な部位は、お肉専門店で手に入りますが、スーパーの人にお願いして取り寄せて購入することもできますよ。
保存がきくのは塊肉?
牛肉はそれぞれの部位ごとにスライスされて薄切り肉になったり、ミンチにされてひき肉に、ブロックのままの塊肉などに加工されて販売されますが、加工の状態で保存期間にはかなりの差がでます。
お肉に含まれる水分が少ない牛肉は、比較的保存のききやすい種類のお肉ですが、加工をしているほど傷みやすくなりますので、ひき肉はその日の内に、薄切り肉は3日以内に、塊肉は5日以内には食べきりましょう。
お肉の保存には温度管理が大切です。買い物をしたら温度を上げずに自宅に持ち帰り、料理に使うまで冷蔵庫で0℃~4℃の範囲で冷やして、温度を上げないようにしてくださいね。
- 冷蔵保存
- 下味をつけて冷蔵すると、2~5日は保存期聞が延びます。塩・故障だけでもいいのですが、酒やみりんなどをまぜた赤味噌や、塩麹などにつけておくと、日持ちするだけでなく風味が増しますよ。
- 冷凍保存
- お肉は空気に触れると酸化して、鮮度も風味も落ちてしまいます。冷凍するときは一回の分量ごとに分けてラップできっちり包み、更にジッパーつきのストックバックに入れてから冷凍しましょう。
空気を遮断して、乾燥を防ぐのがポイントです。家庭用の冷凍庫では、風味を損なわずに食べられる保存期間は1ヶ月が目安です。
特売でたくさん買い込んだときは上手に保存して、節約に役立てましょう!
塊肉の上手な加工方法
塊肉は大きくて重くて、とにかく扱いづらい!のが困ったところ。切り分けていくときにも脂で包丁が切れにくくなって、薄切りなんてとんでもない!と思っている人も多いのではないでしょうか。
せっかくお安く大量購入した塊肉ですから、上手に加工して、全部美味しく食られなくては節約になりません。ちょっとしたコツを覚えると、塊肉がサクサク加工できるので、皆さん覚えて下さいね。
- 肉のスジを読み取る!
- 塊肉はそのまま切り分けようとすると失敗します。まず肉のひっくり返してよく見て、白いスジの流れを読み取りましょう。
塊肉に入っているスジは肉の種類が変わるラインです。スジを境に肉を切り離しましょう。
白いスジにそって包丁を入れていくと、手で引っ張っるだけで塊が分けられます。 - スジをとるのが美味しさのポイント!
- 切り分けられた塊肉についている白いスジは硬く、食感も悪くなりますので、丁寧に取り除きましょう。スジの端を手で引っ張って、包丁でそいでいく感じです。
スジは捨てないで、茹でこぼしてから甘辛く、柔らかくにつけてご飯のお供に食べましょう。 - 薄切り肉はチョイ冷凍をしてから切る!
- 切り分けた塊肉を繊維を分断して薄切りにするためには、少しだけ冷凍するのがポイントです。塊の大きさにもよりますが、切り分けた塊肉をラップでピッチリ包んで、表面が固まる程度、1時間を目安に冷凍しましょう。
ある程度凍っていると、切った時に肉の形が崩れません。脂で包丁が切れなくなるといったトラブルもなく、簡単に薄切り肉が作れます。
フードプロセッサーを使うと、自分の好みの食感のひき肉だって作れちゃう!
まさに塊肉は変幻自在なんですよ!
塊肉でおうちBBQを楽しみましょう
ゴーデン・ウィークに遊びに行く場所が決まっていないなら、お庭に網を持ち出して、家族みんなで「いったつもりレジャー」で盛り上がりましょう!
簡単にバーベキューを楽しめる、バーベキュー道具レンタルOKのキャンプ場も、便利ですよね。外の空気を調味料に、塊肉をつかった節約バーベキューでお腹いっぱいになりましょう。
BBQの準備をしましょう
バーベキューは豚の丸焼きを野外で調理したことが発祥のようですが、屋外での食事ってとても楽しくて、子供のいる家庭のレジャーにもってこいですよね。
家の中での焼肉は部屋に臭いがこもってしまって困るけど、外だったら気にしなくてもいいので、後片付けも楽なんです。家の庭でも楽しめるので、仕事の都合で遠出ができないお父さんやお母さんにおススメ!
ただし、煙がでるので、ご近所さんにはひと声かけてから初めてくださいね。
- バーベキューグリル
- バーベキューグリルにはガスと炭を使ったものがあって、ガスは点火と日の調整が楽というメリットがあり、炭は遠赤外線効果で分厚い肉が焼けて、本格的な調理が楽しめるというメリットがあります。
これから購入するのであれば、蓋つきのグリルがおススメですよ。
バーベキューグリルがない場合には、土を掘ってコンクリートブロックを支えに網をおいて、炭火でかまどを作りましょう。
どのタイプでも、火の取り扱いは要注意!必ず防火用水バケツを近くに用意してください。 - 鉄板
- バーベキューは網の方が余計な脂がおちて美味しいのですが、鉄板があると焼きそばや、蒸し焼き調理や煮込み料理も楽しめます。
- 燃料
- グリルの種類に応じて、ガス、炭を用意しましょう。
バーベキュー用の炭はホームセンターなどで購入できますが、製造年月日の古い物は着火が悪いので、新しい物を選んでくださいね。炭に火をつけるためには着火剤があると便利です。
炭火が弱い時はうちわで扇いだり、火吹き竹で空気を送り込むと火力が強くなります。火が強い時は水鉄砲で調整ができますから、子供にお手伝いをさせると大喜びです。 - 食器類
- 屋外なので、衝撃に強いプラスティック製がおススメ。紙のお皿は熱くなってしまうので、気を付けて下さいね。
BBQ成功の秘訣は下ごしらえにあり!
美味しいバーベキューを食べたいなら、食材をただ焼くだけではダメ!特にお肉は、下ごしらえを十分にすることで、柔らかく、旨味豊かな高級焼き肉店の味に変わるんですよ!
バーベキューをすると決めたら、前日の食材準備から始めましょう。タレもひと手間かけて、オリジナルの味に挑戦してくださいね。
- お肉の準備
- 塊肉は市販の肉ほど薄く切ることができないので、食べごたえはあっても硬くなりがちです。薄切りにした塊肉は、前日の夜から玉ねぎのすりおろしとごま油を混ぜたものに漬けこんでおきましょう。
保存用のジップロックに入れ揉み込むと、持ち運びにも便利ですね。
焼く直前まで冷蔵した肉は火の通りが悪く焼きすぎて固くなってしまうので、早めに常温に戻しておくのがポイント。
漬けこんだ玉ねぎは捨てずに、タレをプラスして野菜炒めの調味料に使いましょう。 - 野菜の準備
- おうちバーベキューでお肉に添える野菜はキャベツでも人参でも、なんでもOK!冷蔵庫の中で余っている野菜はなんでも焼いてしまいましょう。
人参やカボチャ、トウモロコシは火の通りが悪いので、レンジでチンして完全に火を通しておきましょう。
キャベツやレタスなどの葉物野菜は、子供にちぎらせるといいですよ。
ジャガイモはレンジでチンしてから子供にアルミホイルで包ませて、ホクホクのホイル焼きに! - タレの準備
- 市販の焼肉のタレでもおいしいのですが、ハチミツやレモンを好みで足して、一味変化をつけましょう。
2種類以上のタレを用意しておくと、飽きずにバーベキューが楽しめます。
おうちBBQの注意点
お肉に野菜に、好きなものをタップリと、ワイワイ食べるおうちバーベキューは簡単に楽しめる非日常的なイベントです。
ただし、屋外で楽しむのであれば、公共のマナーを守ることはとっても大事!食材の衛生管理にも気を付けて、楽しい食事を楽しんでくださいね。
- 肉は充分に加熱し、絶対に生食はしない!
- 肉と野菜は別々にクーラーボックス内で保管し、肉類のドリップ野菜や食器につかないようにする!
- 食材は素手で触らないようにし、ハシやトングを活用する!
- 食事の前には手洗いをする!
- 禁止された場所でバーベキューをしない!
- 煙、匂い、騒音などの迷惑を周りにかけないよう心掛ける!
- ゴミは放置しないで、責任をもって処理する!
- 火は必ず消したことを確認する!
簡単!炊飯器ローストビーフもおススメ!
アウトドアに全く興味がない、インドア派の皆さんには、塊肉ででつくるロースビーフがおススメです。
炊飯器で作るので、簡単で失敗なし!塊肉で作ったローストビーフをたくさんパンに挟んでサンドウィッチを作って、お弁当持参で公園に行けば、立派なレジャーになりますよね。
- 手順1
- 切り分けた塊肉に塩、コショウをまぶし、玉ねぎのすりおろし1/2個分を擦り付けて一晩おきます。
- 手順2
- 冷蔵庫から出して30分程おいて、お肉を常温に戻したら、フライパンで全体を焼き固めます。
- 手順3
- 表面を焼いた塊肉はストックバックに入れて、なるべく空気を抜きます。
ストックバックに入れたお肉を炊飯器に入れ、ひたひたになるくらいに60~70℃位のお湯を炊飯器に入れて、1時間から1時間半ほど保温をしましょう。 - 手順4
- 保温が終わったら肉を取り出し、薄切りにして完成です。
ストックバックに溜った肉汁はフライパンにあけ、バターと醤油を足して加熱すれば、おいしいグレービー・ソースになりますよ。
この方法なら手間もかからず、市販品の半額以下で、美味しいローストビーフがお腹一杯食べられますよ♪
塊肉の節約効果を実感しましょう
バーベキューに使うお肉の量の目安は、男性300ℊ、女性200ℊが目安だそうです。小学生なら女性と同じ200ℊを目安に考えると、小学生の子供二人の食べ盛りをもつ家庭だとお肉が約1㎏必要になるわけですね。
ちなみにこの家庭が焼肉を食べに行くと、大人2,500円くらい、子供1,250円くらいで、家族で7,500円かかります。7,500円もかけなくても、おうちバーベキューなら、美味しいお肉をお腹がはち切れるまで食べられるので、断然お得!おススメです!
外食よりもおうちBBQが断然お得!
さてさて、塊肉を使うことの節約効果を考えていきましょう。
スーパーでもおなじみのロース肉やバラ肉を、焼肉用の薄切り肉で購入する場合と塊肉で購入する場合とでは、どれぐらいの価格差があるのか比較してみましょう。
塊肉ならお肉をタップリ食べられる!
関東近辺で業者向けの食材スーパーを展開している肉のハナマサでは、
- 薄切り肉で購入
- ロース肉・・・100gあたり198円
バラ肉・・・100ℊあたり138円 - 塊肉で購入
- ロース肉・・・100gあたり188円 ⇐ 100g当たり10円お得!
バラ肉 ・・・100ℊあたり119円 ⇐ 100gあたり19円お得!
ゴールデン・ウィークなどの行楽期間はお財布の紐もゆるみがちですが、節約生活を続けるためには、レジャーでハメを外すのも無駄ではありません。
たくさん遊んで、たくさんお肉を食べて、ぜひ今後の節約生活の活力を養って下さいね。