家庭の電気代の推移、値上げの繰り返しで年間2万円以上も高くなっていた!
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近年、日本の電気料金単価は上がり続けています。一般家庭の電気代はここ数年でどう変化してきているのでしょうか?
ここでは、2006年~現在までの一般家庭の電気代の平均額の推移を詳しくご紹介しています。
年間2万円も値上がりしていた家庭の電気代
家庭の電気代推移(総務省統計)
年 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 |
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2人世帯 | ¥96,048 | ¥93,912 | ¥100,764 | ¥100,140 | ¥102,420 | ¥99,576 | ¥105,732 | ¥111,300 | ¥117,960 | ¥117,156 |
3人世帯 | ¥111,708 | ¥112,716 | ¥117,624 | ¥115,308 | ¥118,752 | ¥112,488 | ¥122,520 | ¥130,188 | ¥136,872 | ¥135,552 |
4人世帯 | ¥121,344 | ¥117,984 | ¥126,888 | ¥123,372 | ¥126,396 | ¥122,160 | ¥133,560 | ¥141,828 | ¥145,824 | ¥142,116 |
5人世帯 | ¥143,160 | ¥134,652 | ¥144,396 | ¥145,812 | ¥147,492 | ¥140,124 | ¥153,456 | ¥150,096 | ¥162,144 | ¥164,376 |
このグラフは、総務省統計局の家計調査による2006年から昨年2013年までの一般家庭の年間の電気代の推移を示したものです。このグラフから以下のような特徴が見てとれます。
- たった7年間で家庭の電気代が年間2万円も上がっている
- 2006年と2013年を比べると、家庭の電気代は大きな変化が見られますね。特に、4人世帯の電気代は2006年~2013年までの7年間の間に20,484円もプラスになっています。何と、たった数年で家庭の電気代は年間2万円以上も上がっていたのです。
- ここ3年間の間に電気代は大きく上がっている
- 家庭の電気代の推移をみていくと、ここ3年程(2011~2013)の間に大きく値上がりしていることがわかります。
電力会社の電気料金単価の値上げが家計に打撃を与えている
2011年から2013年の間に各電力会社は電気料金単価の値上げを行っています。
日本の電力会社と電気料金単価の値上げ
ここ数年、日本の電力会社は以下のような電気料金単価の値上げを実施しています。
- 2012年
- 9月に東京電力が8.46%家庭向け電気料金単価を値上げ
- 2013年
- 5月に関西電力が9.75%、九州電力が6.23%家庭向け電気料金単価を値上げ
- 9月に北海道電力が7.73%、東北電力が8.94%、四国電力が7.80%家庭向け電気料金単価を値上げ
- 2014年
- 4月に消費税増税に伴い電気料金も消費税率8%を導入した単価に値上げ
- 5月に中部電力が3.77%家庭向け電気料金単価を値上げ
上記のように各電力会社は2011年以降、家庭向け電気料金単価の値上げを行っており、冒頭のグラフを見ても電気料金単価の値上げが家庭の電気代を引き上げていることが明らかです。
冒頭のグラフは2013年までの結果となりますが、2014年の消費税増税と中部電力の電気料金単価の値上げにより、2013年から2014年にかけてさらに家庭の平均電気代は上がることが容易に予想できます。その上、2015年10月には消費税が10%になる予定が立てられていますね。北海道電力は、今後の原発再稼働の可否により、更なる単価値上げを検討せざるを得ないことをHP上で公表しています。
日本の家庭の電気代は、いったいどこまで上がっていくのでしょうか?
いかに電気代を安く抑えていくことができるか
電気料金が上がってしまってからも電気代を節約していくためには、最適な電気料金プランを選ぶことが重要となります。
電気料金プランにはたくさんの種類があり、それぞれ時間帯別に設定されている電気の単価が異なります。そのため、ご家庭で電気をたくさん使う時間帯の電気の単価が安いプランを選ぶことで電気を安く使うことができるので、電気料金が上がってしまってからも電気代を上手に節約していくことが可能になります。
最適プランで電気代を節約していくために、エネチェンジで電力プランを比較して選びましょう!