自然エネルギーへの取り組みが決め手!東北電力からグリーナでんきに切り替えたわんこさんの体験談
この記事の目次
環境にやさしいと評判のグリーナでんきの口コミをご紹介!
20代女性のわんこさんは、2018年5月に東北電力からグリーナでんきに切り替えを済ませました。今回の電力会社の切り替えの背景にあった、わんこさんの想いとは……?
2019年1月現在の情報です。
グリーナでんきの環境面への取り組みに魅力を感じました!
わんこさんが東北電力の「従量電灯B」から切り替えたのは、グリーナでんきの「GREENa スタンダードファミリー」。自然エネルギー(FIT電気)の比率50%を計画し、かつ地球温暖化の原因となる温室効果ガス(二酸化炭素)の排出係数をゼロに抑えた電気料金プランです。
Fit電気について、詳しくは以下の記事でご説明しています。
また、環境にやさしいでんきでありながら、基本料金(※)、電力量料金ともに割安に設定されているのも魅力です。はたして、わんこさんが電力会社選びの決め手になったポイントはなんだったのでしょうか?
※30A以上の場合。10~20Aの場合は、基本料金は東北電力「従量電灯B」より割高になります
-
現在の生活サイクルやライフスタイルを教えてください。
-
岩手県の内陸部で一人暮らしをしています。平日は8時30分くらいから17時くらいまで家を不在にしていて、休日は基本的に在宅しています。休日は月2回ほど、半日程度外出する機会があります。
-
季節ごとのでんきの使い方はどのような感じでしょうか?
-
夏は冷房をほとんど使いません。冬は11月ころから3月初めころまで、在宅時間中はエアコンを使い、夜間は電気毛布を使うことがあります。電気代は夏季で3,000円前後、冬季で6,000円前後でした。
-
やはり、寒さが厳しくなる冬は電気代が高くなるようですね。今回、電力会社の切り替えを検討したきっかけはなんだったのでしょうか?
-
一番はやっぱり、環境に配慮した電力会社を選びたかったからですね。今回グリーナでんきを選んだのも、環境面への取り組みを重視していたことが大きかったです。グリーナでんきは電源構成(※)を開示していて、原子力発電に頼っていないこと、自然エネルギーによる発電の比率が高かったところに魅力を感じました。
※供給する全体のでんきのうち、どの電源(発電設備)からどれだけの発電量を得たかを比率として表したもの
わんこさんが選んだ電力会社「グリーナでんき」とは?
グリーナでんきを販売するグリーナ株式会社は、東京都新宿区に本社を置くエネルギー企業。グリーン電力証書の販売も行なっています。東北・東京・中部・関西電力エリアに向けてでんきを供給しています。
家庭向けの電気料金プランは「GREENa RE100 ファミリー」「GREENa スタンダードファミリー」の2種類で、どちらのプランも二酸化炭素の排出係数をゼロに抑えているのが最大の特徴です。
とくに「GREENa RE100 ファミリー」は、第三者機関によって認定された「グリーン電力証書」を活用することで、「100%自然エネルギー」を実現しています。
グリーン電力証書とは
自然エネルギーにより発電された電気の環境付加価値を「グリーン電力証書」という証明書を発行して取引し、再生可能エネルギーの普及・拡大を応援する仕組みです。
では、わんこさんが契約していた東北電力「従量電灯B」とグリーナでんきの各プラン(東北電力エリア)の料金を比較してみましょう。
区分 | 単位 | グリーナでんき料金(税込) | 東北電力料金(税込) | |
---|---|---|---|---|
基本料金 | 10A | 1契約 | 942円84銭 (割引適用後 894円24銭) | 324円00銭 |
15A | 942円84銭 (割引適用後 894円24銭) | 486円00銭 | ||
20A | 942円84銭 (割引適用後 894円24銭) | 648円00銭 | ||
30A | 942円84銭 (割引適用後 894円24銭) | 972円00銭 | ||
40A | 1257円12銭 (割引適用後 1,192円32銭) | 1296円00銭 | ||
50A | 1571円40銭 (割引適用後 1,490円40銭) | 1620円00銭 | ||
60A | 1885円68銭 (割引適用後 1,788円48銭) | 1944円80銭 | ||
電力量料金 | 最初の120kWhまで | 1kWh | 18円24銭 | 18円24銭 |
121kWh〜300kWh | 24円12銭 (割引適用後 23円62銭) | 24円87銭 | ||
301kWh〜 | 26円45銭 (割引適用後 25円87銭) | 28円75銭 |
グリーナでんき「GREENa スタンダードファミリー」は、東北電力「従量電灯B」に比べ、10~20Aの契約容量では基本料金が割高な設定になっていますが、30A以上では割安に設定されています。
また、電力量料金は全体的に「従量電灯B」よりも割安に設定されており、電気代を節約しながら環境への配慮にもなるプランとなっています。
さらに、「GREENa スタンダードファミリー」は、エネチェンジで申し込むと1年目の電気料金がさらにおトクになる(上記表の「割引適用後」の料金)のも要注目ポイントです。
区分 | 単位 | グリーナでんき料金(税込) | 東北電力料金(税込) | |
---|---|---|---|---|
基本料金 | 10A | 1契約 | 972円00銭 | 324円00銭 |
15A | 972円00銭 | 486円00銭 | ||
20A | 972円00銭 | 648円00銭 | ||
30A | 972円00銭 | 972円00銭 | ||
40A | 1296円00銭 | 1296円00銭 | ||
50A | 1620円00銭 | 1620円00銭 | ||
60A | 1944円00銭 | 1944円00銭 | ||
電力量料金 | 最初の120kWhまで | 1kWh | 18円24銭 | 18円24銭 |
121kWh〜300kWh | 24円87銭 | 24円87銭 | ||
301kWh〜 | 28円75銭 | 28円75銭 |
グリーナでんき「GREENa RE100 ファミリー」の基本料金は10~20Aの契約容量では東北電力「従量電灯B」よりも割高になりますが、30A以上で同じ料金設定になります。また、電力量料金は「従量電灯B」とまったく同じに設定されています。
そのため、30A以上の家庭では従来と同じようにでんきを使っても、電気代を変えることなく環境に貢献することができます。
普段からエコな生活を心がけています
環境にやさしいでんきを提供するグリーナでんきを選んだわんこさんは、普段からも環境に対する強い気持ちがあったようです。
-
環境への配慮が電力会社選びのポイントになったということですが、普段から環境に対して思うところもあったのでしょうか?
-
生まれ育った地が自然に恵まれているというか、ひとことで言うと「田舎」で、地域のほとんどの世帯が米・畑農家です。さらに私の実家は山も持っているので、自然の恵みや脅威を当たり前のものとして生きてきました。
なので、環境への想いは人一倍あると思っています。地球環境の悪化によって、いろいろな悪影響が出ていると思いますが、もう経済成長より今自分が住む土地の環境のことを優先して考えないと本当に「危険」な状況だと思っています。
-
自然の中で生まれ育ったことが環境への強い想いにつながっているのですね。では、普段から環境に対して気をつけていることもあるのでしょうか?
-
「環境のために!」というだけでなく、「家計のためになるから」という節約の意味も含めてやっていることですが、以下のことに気をつけています。
- 洗剤などは詰め替え用を使う
- 旬の地場産のものを優先して買う
- 皮も芯も根も魚の頭も、食べられる部分はほぼ丸ごと調理して余すことなく食べる
- 生ごみは冷凍してかさを減らしてから回収へ回す
- 見切り品を利用する
- 洗い物にできるだけ洗剤を使わず、ひどい汚れは拭き取ってから熱湯で洗う
- エコバッグとマイボトルを利用
- 入浴時は照明をつけない
- 入浴後から寝るまでは照明をつけず、ソーラーランタンを活用する
- 節電用電源タップを利用してこまめにオン・オフ
- 夏場はエアコンを使わず、冬場のエアコン設定温度は最高でも22度までにする
- 着る毛布・重ね着・湯たんぽで防寒
- 運動がてら、夏は自転車、冬は歩いて休日の買い物に行くよう心がける
などです。学生時代は、できるだけ自宅で暖房を使わずに済むように、休日でも大学に通っていました。今は、買い物に出たり、実家へ行ったり、図書館へ行ったり、自宅外で時間を過ごすようにも心掛けています。
-
徹底したエコ生活を心がけていらっしゃるのですね!では、実際に切り替えてみての感想はいかがですか?
-
電気代が少し安くなったのもよかったですが、何より、グリーナでんきに切り替えたことで、自然にやさしい電力を使えている満足感がありますね。
グリーナでんきなら「節電」以外にも環境に貢献できる!
わんこさんの東北電力からグリーナでんきへの切り替えは大成功だった様子。では、実際の切り替え手続きの手間などはどうだったのでしょうか?
-
切り替え手続きの手間はいかがでしたか?
-
正直、賃貸住宅は切り替えられないだろうと思っていたので、可能だということ自体にまず驚きました。それに、管理会社や大家さんに難色を示されるのではと懸念もしていましたが、すんなりと了承され、かつ退去時にもとの電力会社に戻す必要もないと言われて逆に拍子抜けしたくらいです。
切り替え手続きもとてもスピーディで、立ち合いの手間もいらず、インターネット上だけですべて済んでしまったので本当に簡単でした!
-
それはよかったです!では、電力会社を切り替えてみて、気がついたことは何かありますか?
-
節電に取り組むだけでなく、電力会社を選ぶことでも環境のためになるということを知りました。でもその反面、切り替え先を検討した際、電源構成を開示していない電力会社が結構多いんだなと感じました。そのため、ポイント付与や料金の安さをうたっていても、大事なところが不透明な電力会社は選択肢から外しました。
節電に取り組むだけでなく、使うでんき自体が環境に考慮した方法で作られているのかを、もっと多くの人が考えるようになればいいなと思います。そして、電力会社の切り替えが簡単ということとあわせて、もっとこの考え方が広がればいいなと、今回の切り替えをとおして感じました。
2019年2月時点では、電力会社に電源構成を開示する義務はないため、わんこさんの言うように電源構成を開示していない電力会社も珍しくありません。
しかし一方で、再生可能エネルギー比率の高い電気料金プランや、発電に化石燃料を使っていない電気料金プランなど、環境に配慮したプランを打ち出している電力会社も増えてきています。
節電だけでなく、環境に配慮した電力会社や電気料金プランを選ぶことでも、環境への貢献ができるんですね!
環境に配慮した電気を推進する電力会社は、こちらの記事でも紹介しています。
でんきを「気持ちよく」使えるかを選ぶポイントに!
最後に、わんこさんから電力会社の切り替えを検討中の方へ、メッセージをいただきました!
-
最後に、現在電力会社の切り替えを検討している方へメッセージやアドバイスをお願いします。
-
各電力会社のプランを比較・検討するのが最初の、かつ最大のハードルかなと思います。でもそれを乗り越えれば、あとは本当にハードルらしいハードルはありません。エネチェンジなどの比較サイトは、中立的な立場で電力会社が紹介されているのでとても便利でした。
電力会社によっては「今、申し込むと特典をプレゼント!」とアピールしているところもありますが、特典は一時的なメリットにすぎません。実際に選ぶ際には、特典を受け取ったあとでも自分や家族が「気持ちよく」その電力会社を利用できるかも選ぶポイントにするのがよいと思います。
-
でんきは毎日の生活に欠かせないものだからこそ、納得して選びたいですよね。特典のおトク度だけでなく、長く使いたいと思える電力会社選びも大切ですね!
電力会社を選ぶことは環境について考えることでもある!グリーナでんきで環境にも貢献
東北電力からグリーナでんきへ切り替えたわんこさんの口コミを紹介しました。
わんこさんは自然豊かな土地で育ったということもあり、環境への想いは強く、電力会社選びをするうえで「環境への取り組み」が大きな決め手になったようです。
環境にやさしいでんきを供給するグリーナでんきは、そんなわんこさんにピッタリの電力会社だったと言えるでしょう。
また、これまでも節電に取り組んできたわんこさんが電力会社を切り替えで感じたという「電力会社を選ぶことが環境のためになる」という言葉はとくに印象的でした。
電力自由化により、環境のことを考えて電力会社や電気料金プランを選ぶ、という選び方もできるようになりました。普段から環境に配慮した生活をしている方は、わんこさんのように電力会社の電源構成に注目して電力会社を選んでみるのもよいかもしれませんね!