洗濯機の適切な水量はどのくらい?水量の決め方や目安を解説!
この記事の目次
洗濯するとき、節水のために洗濯機の水量を少なくしているという方はいませんか?水量が少なすぎると、汚れが落ちにくくなる、衣類が傷むなど、じょうずに洗濯ができない場合があるんですよ。洗濯機の水量はどのくらいが適量なのかでしょうか?
水道代は節約したいけど、効率よく洗濯もしたい!という方に、水量の決め方と目安、さらに水道代を節約しながらじょうずに洗濯をするコツを紹介します。
- 更新日
- 2024年4月23日
洗濯機の水量は、自動と手動のどっちで決める?
洗濯機は、手動で水量が指定できる機種が多くあります。また全自動コースなどの自動運転を選ぶと、洗濯機が自動で水量を調節してくれます。
節水のために水量は、自動ではなくて手動で調整するという方も多いでしょう。洗濯機の水量は、自動と手動のどちらにした方が、無駄なく最適な量を選べて、水道代が節約できるのでしょうか?
最適な水量を選ぶポイントをみていきましょう。
洗濯機の水量は、洗濯物の重さで決める
洗濯機で洗濯をするときの水量は、どのくらいが最適なのでしょうか?
自動運転の場合、洗濯機の水量は洗濯物の重さを基準にして決められています。ただし、洗濯物の重さが2倍になれば水量も2倍になるというわけではないんですよ!日立のビートウォッシュを例にみてみると、洗濯容量が約5kgの場合は容量とほぼ比例して水量が増えていますが、約6kg~約10kgの場合は一律62Lの水量となっています。
日立ビートウォッシュ (BW-V100J) |
|
---|---|
洗濯容量 | 水量(手動設定) |
約0.5kg以下 | 22L |
約3kg以下 | 38L |
約5kg以下 | 50L |
約10kg以下 | 62L |
約10kg以下 | 72L |
出典:洗剤や柔軟剤の使いかた|取扱説明書「全自動電気洗濯機「BW-V100J」|日立
1日の洗濯物の重さは、1人分で約1.5kg
洗濯物の重さのもっともシンプルな量り方は、洗濯物を持ったまま体重計に乗る方法です。測定された重さから自分の体重を引けば、洗濯物の重さが分かりますね。でも毎回洗濯のたびに体重計に乗って量るのは大変ですよね。
パナソニックによると、目安として1人の洗濯物量は1日あたり約1.5kgとされています。2人なら約3.0kg、4人なら約6.0kgとなりますね。
出典:【洗濯機全般】 洗濯量の目安を教えてください。|よくあるご質問|パナソニック
効率的に洗濯をしたいなら、定格容量の7割の洗濯物を最大水量で洗う!
一度に洗濯を済ませてしまいたい、今日は大物を洗いたいなどで洗濯物が多いと、洗濯機の定格容量ギリギリまでの重さになってしまう場合があるでしょう。
でも定格容量内であっても洗濯物を入れすぎると、汚れがきれいに落ちなかったり、摩擦や布絡みなどが起きて洗濯物が傷みやすくなったりします。シャープでは、定格容量の7割以下の洗濯物の量を推奨しています。なお洗濯物の重さを量るのは面倒なら、洗濯槽に対して6~7割程度の洗濯物を入れて、手動で最大水量に設定してみてくださいね。
参照:大切な衣類や洗濯物を守るために知っていただきたいこと|洗濯機・衣類乾燥機|シャープ
洗濯機の水量が少ない、洗剤の量が少ない・多すぎるなど、適切な水量と洗剤量でないと、一度落ちた汚れが再び洗濯物についてしまう場合があります。効率よく洗濯を仕上げるためには、洗濯機の取扱説明書を参考に水量と洗剤量をきちんと守りましょう。
参照:洗剤と汚れ落ちと洗濯機と…|石けん洗剤知識|日本石鹸洗剤工業会
洗濯機の水量は、洗濯物の重さに合わせて設定しましょう。さらに水道代や時間に無駄のないようじょうずに洗濯を仕上げるには、洗濯機の定格容量の7割程度の洗濯物に対して、手動で最大水量を設定するのがおススメです。
洗濯時の工夫で、水道代は節約できる
洗濯の回数や洗剤の使い方などで、洗濯時にかかる水道代は節約できます。
洗濯物はまとめて洗う
少量の洗濯物を毎日洗うよりも、洗濯機の容量に合わせて、洗濯回数を少なくすると水道代が節約できます。
経済産業省によると、定格容量(洗濯・脱水容量:6kg)の8割を入れて洗う回数を半分にした場合は、4割を入れて洗う場合に比べ、水道代が年間約4,360円(水道16.75m3)節約できるんです。
洗濯物はできるだけまとめて、一度に洗うようにしましょう。
参照:洗濯機・掃除機|無理のない省エネ節約|経済産業省 資源エネルギー庁
「1回すすぎ」の洗濯用洗剤を使う
すすぎが1回で済む洗濯用洗剤を使えば、洗濯にかかる時間が短くなって、すすぎに使用する水量が1/2に減るため、水道代が節約できます。
参照:節電・節水に役立つ「1回すすぎ」の洗濯用洗剤|日本石鹸洗剤工業会
無理なく水道代を節約したい!少ない水量で洗える洗濯機を選ぶ
洗濯機の使い方を工夫するだけで、水道代は節約できるということがわかりましたね。でも、家族が多くて毎日洗濯機を使用しなければならない、1日に2回以上は洗濯機を使う、というご家庭も多いですよね。
さらに水道代を節約したいなら、少ない水量で洗える洗濯機を買い替えの際に検討してみてはいかがでしょうか?
縦式よりもドラム式洗濯機の方が節水効果あり
洗濯機にはドラム式と縦式の2種類があり、縦式よりもドラム式洗濯機の方が節水できるといわれています。
ドラム式洗濯機は洗濯機内のドラム型洗濯槽が回転し、洗濯物を上下に叩き付けながら洗浄します。縦式に比べて少ない水量で洗えますが、色移りや黒ずみが目立つ場合もあるので、色落ちしやすい洗濯物は分けて洗うなど洗濯時に注意が必要です。
参照:少ない水で洗えるヒミツ|洗濯機:シャープ
縦式洗濯機にも、節水効果の高いものはある?
縦式洗濯機にも、節水効果の高い製品も多くあります。例として2つ紹介します。
- 日立「ビートウォッシュシリーズ」
- 日立の「ビートウォッシュシリーズ」は、節水しながら大流量の水で汚れを落とすナイアガラビート洗浄機能が特長です。参照:洗濯機・衣類乾燥機|日立
- シャープ「穴なし槽」
- シャープの縦式洗濯機は洗濯槽に穴がないため洗濯槽と外槽の間の水を節水しながら、少ない水でしっかり洗浄できるようになっています。参照:タテ型洗濯乾燥機「穴なし槽」ココがスゴイ!|洗濯機|シャープ
ドラム式と縦式洗濯機の比較について、さらに詳しくは以下の記事で紹介しています。
洗濯機の水量は洗濯物の量に合わせて、水道代を節約しながら効率よく洗濯しよう
適切な洗濯機の水量の決め方や目安を解説しながら、水道代を節約するポイントも紹介しました。
洗濯機の水量は洗濯物の重さで決めるとよいということがわかりましたね。節水を意識して少なすぎる水量で洗うと、落とした汚れが再び洗濯物についてしまうなどのデメリットがあります。洗濯機の説明書を読んで、指定の水量を守って洗うようにしましょう。
またできるだけをまとめて洗濯をする、1回すすぎ用の洗剤を使うなど、洗濯時にちょっと工夫するだけで水道代は節約できます。洗濯機の買い替えを予定しているなら、これを機会に節水効果の高い洗濯機を検討してみるのもよいですね。
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