台所スポンジにも菌はいっぱい!除菌しましょう
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実はトイレの便座よりも雑菌が多いと言われている台所のスポンジ。そのまま食器や調理器具を洗っていると思うとゾッとしますよね。しっかりとスポンジ除菌をして、清潔に保ちましょう!
台所のスポンジってどれくらい汚いの?
台所のスポンジは毎日食器や調理器具を洗うのに使います。毎回洗剤を付けているので清潔なような気がするのですが、「台所用のスポンジは家の中でもっとも細菌が多いもの」という声も聞かれます。一体どれくらいの量の細菌がスポンジには潜んでいるのでしょうか。
なんと最近の研究では、台所スポンジ1平方インチあたり1000万個の細菌が検出されたという報告があります。この細菌の量はなんとトイレの便座の20万倍以上なのだとか。台所のスポンジにはとんでもなく多くの細菌が潜んでいることがよくわかります。
参照:台所スポンジには便座の20万倍超の細菌が生息 – QLifePro 医療ニュース
なぜ台所スポンジには細菌が多いのか
それにしても、台所スポンジに細菌が多いのはいったい何故なのでしょうか。
細菌が発育してしまうのは、ある条件が揃ってしまうからです。台所スポンジには食品のカスがつきやすいのですが、細菌はプラスチックですら栄養にしてしまいます。そして常に濡れている台所スポンジは高い湿度が保たれ、室内という環境上ある程度の温度もあるので、細菌には絶好の繁殖条件が揃っているといえます。その結果、台所スポンジには、大量の細菌が発生してしまうのです。
除菌用の洗剤を使っていれば大丈夫?
最近の食器洗い洗剤には「除菌もできる」ことがうたわれています。また、洗剤で泡だらけにして使っているため、細菌は発生しないのではないかと考えている人も少なくないでしょう。
しかし、普段使いでは除菌ができる洗剤を使っていても、スポンジの中の除菌まではできません。除菌ができる洗剤だからと安心してスポンジを使ったあと濡れたままおいておくと、スポンジに残った食品や湿気で細菌が繁殖する条件が整ってしまうのです。除菌ができる洗剤を使ってスポンジを除菌するためには、さらにひと手間かけなくてはいけません。
スポンジを除菌しよう
熱湯消毒で除菌
細菌は熱に弱く、熱を与えると死滅します。スポンジも使い終えたら、熱湯を沸かしてかけ、しっかり絞って乾燥させることで除菌することができます。
日光で除菌
太陽の光に含まれる紫外線にも除菌の作用があります。また、太陽にさらすことでしっかりと乾燥させることができます。菌にはダブルパンチでダメージを与えられますね。日光に当てて自然のパワーで細菌を死滅させましょう。熱湯消毒後に日光消毒をするとなおよいといわれています。
漂白剤で除菌
台所用の漂白剤は塩素を使った強い殺菌作用があります。漂白剤をつかって除菌することもできます。
- 桶に漂白剤を薄めた液体を作る(水5リットルに対して6ml)
- 約2分スポンジを浸ける
- しっかりすすいで乾燥させる
必ずすすぎはしっかりと行ってください!
除菌ができる洗剤を使って除菌
除菌ができる洗剤を使ってスポンジを消毒するためには、以下の手順で行います。
- スポンジを水ですすぎ、しっかりと絞る。
- 除菌ができる洗剤8mlをスポンジにつけて、しっかりと揉んで泡立たせ、スポンジ全体に洗剤を行きわたらせる。
- そのままの状態で、次に使うまでおいておく
電子レンジを使って除菌
スポンジの除菌に電子レンジ?!と目からウロコな技ですが、あっというまにできてとても簡単です。漂白剤や洗剤を使用しないので、肌荒れや環境負荷を気にする人にはおすすめ。
- スポンジをしっかりと洗ってきれいにする。
- 絞って水気を切ってから電子レンジに入れて、1分加熱(500W)の場合。
- スポンジは非常に熱くなっているので取り出しの時に注意。冷めてから取り出すほうが良い。
タワシなどの金属が材料に使われているものは、燃える恐れがあるのでこの方法は不向きです。また、菌の種類によっては、この方法では除菌できません。
参照:電子レンジで出来る!食中毒を防ぐキッチンの簡単除菌テク | みんなの住まい | 三井不動産レジデンシャル
普段の使い方から注意
スポンジの除菌は「こまめに」が鉄則!
スポンジを除菌するためには、熱湯をかけたり日光にあてたりという簡単な方法から、漂白剤に浸けたり除菌ができる洗剤を揉みこむなどの化学的な方法までさまざまです。電子レンジを使う簡単な方法もあります。
スポンジは濡れたままにしておくと汚れが残りやすいので、細菌の繁殖には絶好の条件がそろっています。使い終えたらきれいに洗い、しっかり絞って乾燥させることで細菌の繁殖を抑えることができます。普段の使い方から注意し、こまめに除菌するようにしましょう。
まな板の除菌についてはこちらの記事で紹介しています